[講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告]の記事一覧
- 2020/11/15 1/4〜1/7 連続講座「言語造形とアントロポゾフィー」
- 2020/11/13 滋賀県草津 両親の問診時間 11/17(火)のお知らせ
- 2020/11/04 ありがたうございました!京都「やさしい世界の終はり方」
- 2020/11/01 11/3(火・祝)京都 言語造形公演 「やさしい世界の終はり方」
- 2020/10/27 11/3(火・祝)京都 言語造形公演 詩と物語「やさしい世界の終はり方」へのお誘ひ
- 2020/10/18 『やさしい世界の終はり方 大阪公演』無事、終はりました!
- 2020/10/14 滋賀県草津市 両親の問診時間クラス 10月からのお知らせ
- 2020/10/13 四日間の体験 松岡知栄子さん
- 2020/10/03 大阪・京都 言語造形公演 詩と物語「やさしい世界の終はり方」
- 2020/09/17 9/19(土)〜9/22(火・祝) 秋の言語造形・連続講座 実践と理論
- 2020/09/08 大阪・京都 言語造形公演 「やさしい世界の終はり方」
- 2020/09/08 金曜夜 アントロポゾフィークラス・オンライン
- 2020/09/01 10/18 大阪公演 詩と物語り『やさしい世界の終はり方』
- 2020/08/30 9/19〜9/22 言語造形・連続講座 実践と理論
- 2020/08/18 両親の問診時間 オンラインクラスのお知らせ
- 2020/08/12 両親の問診時間の会 @ 滋賀・草津
- 2020/08/03 9/19〜9/22 言語造形・連続講座 実践と理論
- 2020/07/30 二週間に一度、やつてゐます😊土曜朝10時アントロポゾフィークラス・オンライン
- 2020/07/20 二週間に一度、やつてゐます😊 土曜朝10時 アントロポゾフィークラス・オンライン
- 2020/07/16 ご案内 7/23〜7/26 真夏の連続講座 「言語造形 その実践と理論」
2020年11月15日
1/4〜1/7 連続講座「言語造形とアントロポゾフィー」
冬の言語造形・連続講座のお知らせです。
わたしたちは、フィジカルなからだ(肉体)だけを使つて、ことばを話してゐるのではありません。
エーテルのからだ、アストラルのからだ、そして、〈わたし〉といふ、目には見えないところをこそ使つて、言語生活を営んでゐます。
そのことを感じながら、意識しながら、ことばを話す練習をしませう。ことばととひとつになりゆく体験を積み重ねませう。
書かれてゐる文字に、息を吹き込みませう。命を吹き込みませう。そして、ことばを空間一杯に響かせるのです。
それは、ことばを甦らせ、わたしたち自身のいのちとこころを甦らせます。
午後は、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーを平易に、かつ深く学んで行きます。
四日間の連続講座だからこそ、日常を突き抜けて、こころの奥深く、からだの奥深くに、芸術が働きかけます。
身体まるごとを使ひ、こころまるごとを注ぎ込み、そんな言語造形といふことばの芸術に、わたしと共に取り組みませんか。
それは、フィジカルなからだ、エーテルのからだ、アストラルのからだ、そして〈わたし〉といふ、四重の生を感じつつ生きる始まりです。
そして、言語造形に勤しむ人になりませんか。
講師: 諏訪耕志
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
日時:
令和三年1月4日(月)より7日(木)までの四日間
実践の部 午前10時より12時まで
理論の部 午後13時半より15時半まで
場所:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
参加費:
四日間連続 32000円
単発参加 一日 10000円
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
お問ひ合はせ・お申し込み
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
2020年11月13日
滋賀県草津 両親の問診時間 11/17(火)のお知らせ
オリジナルラブ アルバム『bless you』ジャケットから
いま、わたしは何かを考へてゐる。
いま、わたしは何かを感じてゐる。
いま、わたしは何かを欲してゐる。
自分自身のそれらのこころの営みをていねいに見てとる。そこからこそ、アントロポゾフィーの学びは始まります。
そして、今回のテーマは、「生涯のパートナーと結婚の意味」です。
結婚といふこと、家庭といふこと、それがまぎれもない自己教育の場であることを確かめていきます。
初めての方でも、ご参加いただけます。
●11月17日(火)
「生涯のパートナーと結婚の意味」
●12月15日(火)
「課題としての結婚」
●1月19日(火)
「家庭と仕事への力の泉」
●2月16日(火)
「こころの織りなし、からだのつくり」
以降も毎月第三火曜日に学びの会は続きます。
保育(有料)も受け付けいたします。
どうぞ奮ってご参加下さい。
講師:
諏訪 耕志
https://www.facebook.com/koji.suwa
場所:
滋賀県草津市内 個人宅
(お申し込みいただきました方に詳しくお知らせします)
参加費:
単発ご参加 3000円
4回連続ご参加 10000円
講師の交通費(大阪市内玉出駅・南草津駅間)を
その日の参加者で頭割りしてご負担していただいています。
どうぞご了承下さい。
お申し込み・お問い合わせ:
筒井 聡子さん
https://www.facebook.com/satoko.tsutsui.1
2020年11月04日
ありがたうございました!京都「やさしい世界の終はり方」
昨日、京都の北山にあるカフェ・ヨージクにて、
言語造形公演『やさしい世界の終はり方』を終へました。
このコロナウイルス禍の中、
ゐらして下さつたカフェ一杯のお客様、
素敵な場を設へて下さつたカフェ・ヨージクさん、
そして、写真撮影から受付まで荷つてくれた前田さんご夫妻、
本当にありがたうございました。
こころからお礼を申し上げます。
言語造形を通して実現したい空間と時間。
それをことばで説明することほど、
野暮なことはないと思ひます。
しかし、言語造形をする者が挑んでゐることを、
舞台から見事に観て取り、聴き取り、汲み取つてゐる、
そんな聴き手がゐて下さつたこと。
そのことを終演後の語らひのひととき、
書いて下さつたアンケートからや、
打ち上げ(最高の時間!)のときに、
知ることができました。
演者とは、それなりの矜持を持ちつつも、
返事の来ない便りを瓶に詰めて、いつも、
海に向かつて放擲し続けてゐるやうな者ですので、
かうした反応をいただくことは、
渇き切つた喉に、
次なる創造に向かふための
一滴のかけがへのない水を感じさせてくれます。
今回もまた、クラリネット演奏者として、
小西収さんにご一緒していただいたのですが、
共演して下さる方が、
この言語造形といふ舞台芸術が何を意味し、
何に向かつてゐるのかといふことに対する意識を、
深いところで共有して下さつてゐること、
これは本当に心強く、ありがたいことです。
そのクラリネットの響きと調べは、
ことばのやうに聴き手に語りかけて来たと、
お客様から感想をいただきました。
その選曲の妙を改めて感じたと共に、
わたしも横で、
小西さんによつて奏でられるクラリネットの調べに触れ、
なにかわたしの内側にぐいぐいと入り込んでくるものを
昨日は感じました。
複数の作品を取り上げた今回のプログラムの中でも、
とりわけ、石村利勝氏の作品、
『小さな村で見た』『やさしい世界の終はり方』での、
ことばの音韻ひとつひとつが、
空間の「ここぞ」といふ場所に置かれる様、
そしてその音韻から音韻に亘る、
フォルムの繋がり、拡がりから生まれるこころの美しさに、
深い感銘を伝へて下さつたお客様が複数ゐらつしやつたこと。
この二作品に向けて、
コロナウイルス禍の中、
アトリエで毎日、毎日、稽古して来たものですから、
とりわけその作品で、
そのやうに精神的にお客様と通じ合へたことは、
わたしにとつて何よりもの何よりもの贈り物でした。
昨日の公演を終へて、今朝は、
1952年フルトヴェングラー指揮、
ヴィーンオーケストラ演奏の
ベートーヴェンの第六交響曲「田園」に浸つてゐます。
今朝のゆつたりとしたわたしの想ひに、
とても寄り沿つてくれて、ありがたいです。
皆さん、本当にありがたうございました!
また、再演できる機会を望んでゐます。
聴きたい、演つて欲しいといふご要望がございましたら、
ぜひお知らせください。
飛んで行きます(笑)。
なにせ舞台芸術は演じる回数がものを言ひますので・・・。
そして、最後に、
珠玉の作品をこころよく提供して下さつた、
石村利勝さん、
本当にありがたうございました。
こころからお礼を申し上げます。
2020年11月01日
11/3(火・祝)京都 言語造形公演 「やさしい世界の終はり方」
絵は、カフェ・ヨージクのために描かれたOlga Yakubovskayaさんによるもの
前回の大阪での公演から、
引き続き、毎日、
作品に取り組んでゐるのですが、
前回には訪れもしなかつた感情が、
作品から、ことばから、余韻から、
その都度その都度、
新しく立ち上がつて来ます。
舞台といふ場所に向かつて、
かうして毎日稽古ができることで、
作品に対する、
人といふものに対する、
新しい情、新しい認識に恵まれる。
作品が新しく秘密を打ち明けてくれる。
こんなありがたいことはありません。
このたびの公演は、
七つの詩と物語を、
豊かなクラリネットの響きと共に、
深い息遣ひと共に、
聴いていただきます。
●演目
・「幼い日」 八木重吉
・「おこぶちゃん」 ミヒャエル・エンデ
・「戦場の兵士」 作者不明
・「人形」 小林秀雄
・「大阪弁で人生の痛恨を救済できるか」 井上俊夫
・「小さな村で見た」 石村利勝
・「やさしい世界の終はり方」 石村利勝
言語造形の新しい世界を、
今回は京都にて、
どうぞお楽しみください!
言語造形:諏訪耕志
クラリネット演奏:小西収
京都公演
11月3日(火・祝)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
カフェ ヨージク
http://www.life-info.co.jp/cafe/cafeyojik.html
参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
終演後にカフェでの1オーダーをお願い致します。
お申し込み:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から//
記号10260 番号28889041 スワ チハル
// 他銀行から//
店名 〇ニ八(ゼロニハチ) 普通 2888904
※ 会場では、特にウイルス対策はいたしません。
マスクを着用につきましても、
おひとりおひとりの判断にお任せいたします。
詳しくはこちら↓
https://kotobanoie.net/play/
2020年10月27日
11/3(火・祝)京都 言語造形公演 詩と物語「やさしい世界の終はり方」へのお誘ひ
自分が大好きな時間を、
こんな風に創ることができて、
また、その時間を共にしたいと思つて、
足を運んでくださる方があるといふこと、
本当にありがたく、
これほど仕合はせなことはありません。
七つの詩と物語を、
豊かなクラリネットの響きと共に、
深い息遣ひと共に、
聴いていただきます。
●演目
・「幼い日」 八木重吉
・「おこぶちゃん」 ミヒャエル・エンデ
・「戦場の兵士」 作者不明
・「人形」 小林秀雄
・「大阪弁で人生の痛恨を救済できるか」 井上俊夫
・「小さな村で見た」 石村利勝
・「やさしい世界の終はり方」 石村利勝
言語造形の新しい世界を、
今回は京都にて、
どうぞお楽しみください!
言語造形:諏訪耕志
クラリネット演奏:小西収
京都公演
11月3日(火・祝)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
「カフェ・ヨージク」
http://www.life-info.co.jp/cafe/cafeyojik.html
参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
終演後にカフェでの1オーダーをお願い致します。
お申し込み:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から//
記号10260 番号28889041 スワ チハル
// 他銀行から//
店名 〇ニ八(ゼロニハチ) 普通 2888904
※ 会場では、特にウイルス対策はいたしません。
マスクを着用につきましても、
おひとりおひとりの判断にお任せいたします。
詳しくはこちら↓
https://kotobanoie.net/play/
2020年10月18日
『やさしい世界の終はり方 大阪公演』無事、終はりました!
『やさしい世界の終はり方 大阪公演』、
無事、終はりました。
このやうな状況の中、来て下さつた皆様、
こころより、こころより、感謝いたします。
本当に、本当に、ありがたうございました。
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.
クラリネットを演奏して下さつた小西さんは、
ご自身の楽団「トリカード・ムジーカ」
を率いる指揮者でもあります。
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終演後、彼が話をしてくれたのですが、
わたしたち、再現芸術に勤しむ者は、
作品そのものに全身全霊で取り組むことによつて、
作品そのものが語りかけてゐる
「秘めやかなことば」を聴き取ることが仕事である、と。
.
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そして、演奏する時、意識するのは、
その作者が、生きてをられる方であらうと、
すでに亡くなつてゐる方であらうと、
その人に聴いてもらつてゐる、
その人に聴いてもらふのだといふことです。
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より精確に言ふならば、
その作者と共にその作品の秘密に耳を澄ます、
といふことです。
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わたしも全くさうでして、
今回の公演は、
詩人の石村利勝氏の作品を礎に据ゑた公演でしたので、
石村氏が聴いて下さつてゐるのだ、
といふ意識でありました。
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また、この「ことばの家 諏訪」に、
何度も何度も通つてわたしの公演を聴いて下さり、
しかし、
いまはすでに亡くなられてしまつた何人かの方が、
今日共にここにゐて下さり、
お話と詩に耳を澄まして聴いて下さつてゐることを
感じながら、演じさせてもらひました。
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今日といふ一日から、
わたし自身は新しい一歩を歩み始めようと思ひます。
この一歩を踏み出せたのは、
今日にいたるまでの、
多くの方のお気持ちのお蔭以外の何ものでもありません。
本当にありがたうございました。
2020年10月14日
滋賀県草津市 両親の問診時間クラス 10月からのお知らせ
秋も深まってきました。
感覚で生きる夏から、
思慮深い生き方へと移りゆく秋です。
わたしたちは、その思慮深さをもって、
ますますわたしたち自身になっていきます。
「両親の問診時間」というテキストを通して、
わたしがわたしになりゆく道・アントロポゾフィーを、
共に歩いていきましょう。
ぜひ、秋からの歩みを、ご一緒に!
初めての方も、お気軽にご参加いただけますよ。
また、滋賀県草津市にある、
滋賀シュタイナーこども園そら
にお子さんを通わせたいと考えておられる方は、
どうぞいらしてみてください。
保護者の方々が集ってくださっています。
●10月20日(火)
「理想主義 自己教育の問いとして」
●11月17日(火)
「生涯のパートナーと結婚の意味」
●12月15日(火)
「課題としての結婚」
●1月19日(火)
「家庭と仕事への力の泉」
以降も毎月第三火曜日に学びの会は続きます。
保育(有料)も受け付けいたします。
どうぞ奮ってご参加下さい。
講師:
諏訪 耕志
https://www.facebook.com/koji.suwa
場所:
滋賀県草津市内 個人宅
(お申し込みいただきました方に詳しくお知らせします)
参加費:
単発ご参加 3000円
4回連続ご参加 10000円
講師の交通費(大阪市内玉出駅・南草津駅間)を
その日の参加者で頭割りしてご負担していただいています。
どうぞご了承下さい。
お申し込み・お問い合わせ:
筒井 聡子さん
https://www.facebook.com/satoko.tsutsui.1
いつも、お世話をしてくださっている聡子さん、
そしてお家を解放してくださっている、
英理子さん、武史さん、
どうもありがとうございます。
2020年10月13日
四日間の体験 松岡知栄子さん
先月四日間連続で行ひました、
「秋の言語造形連続講座」。
その参加者の方が嬉しいことに、
ぎつしりと熱い文章を書いて送つてくれました。
朝から夕方まで四日間、
顔を突き合はせてゐますと、
息も合つてきますし、
ひとりひとりの人の力が、
なぜか深いところで作用し合ひ、
学びがつねづねより深いところまで降りてゆきます。
言語造形とは、ことばの芸術であり、
息遣ひの芸術です。
ことばと呼吸の関はりを、
実践的に学ぶことによつて、
「人といふものについての学び」
「人間学」の学びが俄然深まるのです。
それは、芸術を通して、
ご自身の内なるものに直面するといふことでもあります。
しかし、一番大切なのは、
学び手の、
信頼に満ちた敬虔なこころのありやうであり、
そのこころのありやうが、
ものごとのものごとたるところ、
ものごとの本質を、
深いところで掴ませるのだといふことが、
文章を寄せて下さつた松岡さんのお人柄をもつて、
感じさせられます。
このことが本当に奇跡のようなことだと思ふのです。
また、動画といふ加工されたものではありますが、
言語造形の実際の片鱗を観て聴いていただきたく、
その時に学んだ、
グリム・メルヘン「星の銀貨」の動画を合はせて、
松岡さんの文章をご紹介いたします。
https://www.youtube.com/watch?v=yysoXz4_CR0
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
☆秋の言語造形連続講座の学び☆ 松岡知栄子
この4日間の学びを通して大きな驚きと共に強く感じられたのは、「頭だけで学ぶこと」と、「息遣いを通して全身そして心も頭も使って自分のまるごと全部で学ぶこと」がいかに違うかということ、そして息づかいを通して自分のまるごと全部を使って学ぶことで、自分の内側に大きな変化がもたらされていったということです。
これまでの自分の学び(勉強)は、講座など話を聞いてわかったつもり、本を読んでわかったつもりになっていました。もちろんそのことを通して日常で経験したことが深まったり、心が動かされたり、視界が広がって問題が解決されたような気持ちになりましたが、しばらくするとまた何かが違っているような気がして、新たなものを求めて、あてもなくさまようことになっていました。
.
また日常生活の中でも頭に偏りがちで、まずどうするか考えて決めてからでないと動けなかったり、動きながらも「これでいいのかどうか」気になってしまったり、ひどい時は考えるばかりで動けなかったりすることもよくありました。
そのため自分の深いところでは空虚さがあり、不安があり、どこか疲れていて、何かしなくては、もっと何かを身につけなければ、このままでは・・・という思いがありました。
そんな中この4日間の講座の学びでは、驚くほど自分自身をまるごとを使うことへと導かれていきました。
そしてその学びがどれほど生きていくこととつながり、息づかいを丁寧に練習していくことが大きな力になっていくことか、講座を終えてから気づかされることがたくさんありました。
立つところから足をあげて運んでおろすの練習をした時、いつも考えずにしている歩くという動作を、呼吸と共に丁寧に行う。シンプルな動作でありながら、自分の全部を集中しようとしないと難しく、その1連の流れの中に自分の全部で入っていくことを自然と促されたように感じました。いつもは意識せずに行っている呼吸と歩くこと、それを意識的に丁寧に行うと全く違うものになって、今まで知らなかった世界がひらけるような、様々なところが使われ、自分の内にいきいきとしたものが出てきました。
私たちは丁寧に呼吸をすることを通して、いつも高天原にのぼって行け、地に降りてきて空間を満たしていけるということがとても心に響きました。生きてる間休みなく行っている呼吸を通して、とても身近な呼吸を通して、そしていつでもそのようなところで生きている(生かされている)ということが・・・。
お手玉を使った練習で、からだを使ってアンチパシーからシンパシーへと移っていく中で、日常ではとても難しいレベルで解き放つこと、相手へと共感をもって開いていくことへ促されていったと思います。
日常では、相手へと、外の世界へとひらくことが大切さだと思っていても、いざそのような場面なると緊張したり、不信感がでてきたり難しく感じることがよくありました。
でも一度そのような日常から離れて安心できる空間の中で、導いていただきながら、頭で考えるより腕を解き放って息づかいを通して相手に開いていく練習をしてみると、様々なことが感じられました。相手へひらいてゆく時の緊張と喜び、少し勇気を出して前へ進んでいく感覚、自分に閉じこもっているところから相手に気づいた時に生まれてくるもの、晴れやかな感じ、様々な感覚を安心してそのまま感じることができ、自分なりにですが、確かな解き放つ感覚がひとつ自分の内側に生れていったと思います。
そして様々な感覚があったあと、最後は相手へと共感をもってひらいていった時の大きな喜び!それが確かな体験として刻まれたと思います。
「星の銀貨」のお話に出会い、先生に導いていただきながらお稽古し、4日間でしたが、声に出すことを積み重ねる中で、お話の中に入っていくようなお話と自分がだんだん親しくなるような何とも言えない喜びがありました。これまでお話や詩を声に出すにあたって、まずその感情になるようにそのように表現できるようにと、頭で考えていたのだと思います。何度も声に出す中で、発見があったり少し理解が深まったように感じることはあっても、それまではいつもお話と自分との間に一定の距離があったと、初めて気がつきました。
4日間で体験したことは全く違っていて、まずお話へと扉をあけて入っていこうとして、そこでだんだんお話と自分がひとつになっていく感覚でした。(それはほんの入口のことだったと思いますが)
和歌をみんなでよんだ時、先生が昔の人がよんでほしいようによもうと話されたこと、そしてそのようによむと、昔の人が喜んでいるとおっしゃった時、ほんの短い時間でしたが、目には見えなくても美しさと何とも言えないようなありがたい感情が感じられました。
自分は拙い読み方であっても、和歌を声にだすことで、昔の人々と今がしっかりとつながっているのを感じられ、先生がおっしゃられ、その空間を同じくさせて頂いたことで、想像上のことではなく、本当にそのように体験として自分の内に刻まれたことに驚きを感じました。
昔の人がことばを通して磨いてこられた日本人ならではの豊かな感覚を体験すること、神様を感じること、その詩やお話とひとつになるように親しくなっていくこと、それらのことへみんな、とても具体的な練習を行うことを通していつでも開かれているのだと、そのことがとても心に響いています。
言葉に対して日頃の自分は、知らず知らずの内に、言葉で(情報として)言えば分かってくれると思ってしまっていて、「言ってみる、言葉にしてみることで、自分の中に、そして相手との間に生じてくるもの」を見ることなく、または自分の見えてることしか見ず、そして相手の言葉もそのように受け取っていたことがよくあったと思います。さらに言えば生じてくるものを見ることに恐れがあったと思います。
エーテルのからだアストラルのからだを感じて、同じ場に身を置かせていただき、空間に響く声、聞こえるものも聞こえないものも、見えるものも見えないものも感じようとすることに導いていただき、「きく」「みる」ことへのあり方、そこへ自分が扉を開いていくことの大切さを感じました。
ことばに対する感覚を磨いていくこと、息づかいを大切にしていくこと、生きたことばにしていくことが、自分の命もいきいきとしていくことにつながるのだとのだということ、人というものはそのようになっているということに、新鮮なハッとするような驚きを感じます。
諏訪先生の言葉で直接教えていただいた、「人というもの」のお話は、「人というもの」に対してより細やかに丁寧に見ていく道しるべだと感じました。
人間は9層の存在でそれぞれの層に働きや大きな力が込められていること、7年ごとにからだ、こころ、精神が目覚めていく道すじなど、それまでは浅はかにもそのようなことを知ることで、その見方にしばられるのでは、窮屈になるのではと思っていたのですが、全くそうではなく、そのことでより自分を理解し、人というものを細やかに丁寧に見ていける、また子どもたちにとって何が大切なのか、様々な方法に振り回されない、大きな助けになるのだと気づきました。
人間の存在の神秘を感じると同時に、何をめざしていけばいいのか?それは何かに操られたり縛られたり息苦しくなってしまうことではなく、自分自身を育み自由になっていく、ひとりひとりにまかされた「わたし」を育むことなのですね。外から何かを持って来なくてもいい、探しにいかなくてもいい、これでいいのかと常に思い悩まなくていい、自分でないものになろうとしなくていいのは、なんて安らかなことだろう・・・と感じました。
でもそのように感じられましたのは、諏訪先生が深められ諏訪先生の生きた言葉で直接教えてくださったからこそ、諏訪先生のことばが全身に染み渡るようで、心が動かされ直接自分に響いたからこそだったと思います。
そして一つの学びを終えると必ず先生が「どうでしたか?」と問いかけてくださり、からだとこころ、自分のまるごとを使った体験を、頭でとらえ直して自分とのむすびつきを感じさせてくださったからだと思います。
4日間を終えた時、今までの自分に思いが至りました。お話の練習の時、先生から同じ方向で前へ前へというアドバイスをいただきましたが、実際に自分自身様々な場面で(仕事の場や人との関係などで)ふっと引いてしまうことが癖になっていて、自分でも自覚がありました。
そのことで大きく困っていたわけではなかったので、問題としてしっかり捉えず、そのままにしていたのですが、小さな違和感は積もっていました。今振り返ってみると、ふっとひいてしまったことで何かを生かさず溜めてしまったもの、飲み込んでしまったもの、それはほんの小さなことであっても、そのことで生きていることが薄まっているような、結果として自分自身をじわりじわりと苦しめ、疲れている状態に持って行っていたかと思います。そしてこれでいいのかと気になってしまうのも、1つの方向に定まっていない表れだったと思います。腰を前に前に同じ方向で語っていく、その時はそのことに取り組むので精一杯でしたが、終わった後に何とも言えない晴れやかさとからだの中心が感じられるような安定感があり、それと同時に心の中にも安定感が広がっていきました。これこそ自分の望んでいたことだと感じました。
また外の世界に対して、自分の捉え方が原因だと分かっていながら、外や環境(人との関係が、職場が、社会が・・・)に原因を見出し、そこから距離をとろう、それを取り除こうとそちらに意識がいくことがよくありました。
でもそれを超えるカギは自分の中にあったと、自分の丸ごとを使っていくこと、自分から扉をひらいていくこと、腰を運んでいくこと・・・そのことを通して自分を育んでいくこと、すべて自分の中にあったのだと気づきました。
4日間の言語造形の練習をし、人というものを学ぶ中で、1番大きな変化は、「生きていこう!今いるこの場所で生きていこう。」というしっかりとした気持ち、意志のようなものが自然と芽生えたことです。そのことはとてもありがたく私にとって喜びです。そして空虚な感じが消えたことです。フィジカルなからだだけでなく、エーテルのからだ、アストラスのからだを使って声を出そうとすることで、練習することで、自分の内側が満たされ、空虚さを埋めるためにもう何かを探す必要はないのだと、自分の奥も安心したのだと思います。4日間、時間を超えたような美しさの中に身を置かせていただき、自分の内側にも新しい風が吹きこまれたような、そこから新たな力をいただいたのだと思います。
4日間の講座を終えてその後2,3日は諏訪先生、生徒の皆さんと共に共有した場の空気にすっぽり包まれていました。
私にとって喜びとあたたかさに包まれた4日間だったように思います。日にちが経つにつれ、包まれていた空気感は少しずつ静まっていきましたが、元の日常に戻ったのではなく4日間での体験、学んだことはしっかりと自分の土台に落ち着きと共に確かに内側に入ったのを感じます。内側に芽生えたこの種を、いただいた宝物を今いる場所で大切に育んでいきたいと思います。
2020年10月03日
大阪・京都 言語造形公演 詩と物語「やさしい世界の終はり方」
このたびの公演における演目、
七つの小さな物語と詩です。
・「幼い日」 八木重吉
・「おこぶちゃん」 ミヒャエル・エンデ
・「戦場の兵士」 作者不明
・「人形」 小林秀雄
・「大阪弁で人生の痛恨を救済できるか」 井上俊夫
・「小さな村で見た」 石村利勝
・「やさしい世界の終はり方」 石村利勝
ひとつの物語、ひとつの詩を
どうしたら理解できるのでせう。
実は、理解することはできません。
ことばの芸術の魅力、音楽、秘密は、
内容やストーリー、分かりやすい意味とは、
別のところにあるやうです。
さういふ「別のところ」を顕はにするために、
言語造形といふ芸術があります。
ことばで表はせないものを、
ことばで顕はしたい、
さう希つて準備を進めてゐます。
======
言語造形: 諏訪耕志
クラリネット: 小西収
場所・日時:
大阪公演
10月18日(日)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
「ことばの家 諏訪」
https://kotobanoie.net/access/
京都公演
11月3日(火・祝)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
「カフェ・ヨージク」
http://www.life-info.co.jp/cafe/cafeyojik.html
参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
京都公演のみ、終演後にカフェでの1オーダーをお願い致します。
お申し込み:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から//
記号10260 番号28889041 スワ チハル
// 他銀行から//
店名 〇ニ八(ゼロニハチ) 普通 2888904
※ 会場では、特にウイルス対策はいたしません。
マスクを着用につきましても、
おひとりおひとりの判断にお任せいたします。
2020年09月17日
9/19(土)〜9/22(火・祝) 秋の言語造形・連続講座 実践と理論
いよいよあさつてに迫つてきました。
四日間連続の言語造形講座です。
わたしたちはどのやうにして、
お話を語ることができるでせうか。
ことばといふものの力を引き出すには、
どのやうな意識と身の使ひ方を持つて、
語つていけばいいのでせうか。
ルドルフ・シュタイナーの叡智、
アントロポゾフィーから、
言語造形といふ芸術が生まれました。
そのアントロポゾフィーの基礎を踏まえつつ、
お話を語る術の基本から身につけていきませう。
詳しくは、こちらのイベント欄をどうぞ ↓
http://kotobanoie.seesaa.net/article/476646107.html
2020年09月08日
大阪・京都 言語造形公演 「やさしい世界の終はり方」
京都の北山でも公演をすることに決まりました。
ぜひ、お運びください!
このたびは、
小西収さんにクラリネット演奏でご一緒していただきます。
言語造形といふ芸術がもつ、
最もたいせつな感覚「言語感覚」を共有できる
畏友であると勝手にわたしが思ひ込んでゐる(^_^;)、
小西さんのこのたびの公演に向けての想ひをご紹介いたします。
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稀有なる芸術体験となった、
前回の「山月記」での共演から約2年、
諏訪耕志さんから、再びお話(ご依頼)を頂き、
たいへん嬉しく思います。
今回の公演では、作者も形態も異なる、
韻文あり散文ありの
7つの短編の文学が採り上げられています。
多様多彩、でありながら、何かテーマがきっとあって、
いったいどのような発想・経緯で
これらの演目を集められたのかと驚きます。
再現芸術家とは演目の表現者であると同時に
(それに先んじてまず)
演目の選者・編集者でもあることに
改めて意識が向いた次第です。
今回の台本を頂き、テクストを無心に読むうちに、
「作者も形態も異なる」「多様多彩」な音楽が
次々と脳内に鳴動してきました。
さだまさし『夢供養』の中のいくつかの佳曲の調べや、
マーラー第3交響曲の長いポストホルン独奏部分など、
私の中に根付きながらも
これまで相互に関連性を持って捉えたことなど
一度もなかった様々な曲が一堂に会する
という意外性だけでも私にとっては豊かな愉悦です。
これらの音楽が諏訪耕志言語造形と
うまくよく響き合うことを信じ願いつつ、
クラリネット独奏の作譜や稽古に務め励もうと思います。
======
小西収(こにししゅう)プロフィール
1965年 箕面市に生まれ育つ。
帝塚山高校数学科非常勤講師。
高校時代から独学で指揮を学ぶ。
女満別指揮法セミナー(夏期合宿)に
2001〜03年の3回にわたり参加し、
小林研一郎、高石治、松尾葉子、
松岡究、三河正典の各氏に師事。
2009年までに、大阪市立大学交響楽団、
ときの交響吹奏楽団、帝塚山学園吹奏楽部、
アンサンブルフロイントの指揮者を歴任、
2007年には橿原交響楽団に客演。
現在は、私設楽団
「トリカードムジーカ(音楽の編み物)」主宰、
箕面高校OB吹奏楽団指揮者兼クラリネット奏者。
敬愛する往年の名指揮者ブルーノ・ワルターのモットー
「微笑みを忘れず」を胸に活動を続ける。
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場所・日時:
大阪公演
10月18日(日)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
「ことばの家 諏訪」
https://kotobanoie.net/access/
京都公演
11月3日(火・祝)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
「カフェ・ヨージク」
http://www.life-info.co.jp/cafe/cafeyojik.html
参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
京都公演のみ、終演後にカフェでの1オーダーをお願い致します。
お申し込み:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から//
記号10260 番号28889041 スワ チハル
// 他銀行から//
店名 〇ニ八(ゼロニハチ) 普通 2888904
※ 会場では、特にウイルス対策はいたしません。
マスクを着用につきましても、
おひとりおひとりの判断にお任せいたします。
金曜夜 アントロポゾフィークラス・オンライン
ルドルフ・シュタイナーの『普遍人間学』の
オンライン講座のお知らせです。
(録画したものを観ていただくこともできます)
これまで午前にしてゐましたが、
時間帯を変更し、
夜の19時半〜21時半となりました。
全十四講義、
シュタイナーによつて語られてゐるのですが、
シュタイナーの各講義を
わたくし諏訪耕志が、
ていねいに語り降ろさせていただきます。
このたびは、第三講のクールです。
アントロポゾフィーの学びを
日本の精神伝統を鑑みながら、
少しづつじつくりと進めていきます。
ライン上ですが、
ことばの語りを聴き、
みづからもことばを発することで、
時を共有しながら、
人間学の理解を確かにしつつ、
深い息遣ひを常に想ひ起こしながら、
瞑想(メディテーション)の大切さを確認し合ふ、
そんな時間です。
この機会に、
この講義録『人間学』の内実を、
深くから身をもつて生きてみませんか。
己れのものにしていきませんか。
途中からでも、
無理なく、講座内容は理解できます。
共に、精神の学びに取り組んで行きませう。
講師:
諏訪 耕志 (Koji Suwa)
今回は、第三講に取り組みます。
●9月11日(金)19時半〜21時半
『 人とは何かが分からなくなつたわたしたち 』
●9月25日(金)19時半〜21時半
『 地球を甦らせる人 』
●10月9日(金)19時半〜21時半
『 人は世の傍観者ではない 』
以降、10月23日、11月13日、27日・・と続きます。
●参加費
初回体験参加 3500円、
3回連続 9000円
連続して受講していただくことが
最善だと考へますので、
初回体験参加を除いては、
3回連続で受講していただくやう、
お願ひいたします。
またその場合でも、
御自身のご都合でのお休みは、
キャンセル無効とさせていただき、
録画したものを見ていただくことができます。
なにとぞ、どうぞよろしくお願ひいたします。
●お申し込み・お問ひ合はせ
「ことばの家 諏訪」
https://kotobanoie.net/access/
●お振り込み
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
お申し込み、お振り込みいただいた方に、
オンライン会議室ZoomのURLをお伝へします。
鈴木一博氏訳の『普遍人間学』を
講座の前にでも、あとにでも、
ご自身で読んでいただくことで、
学びの主体性も高まりますので、
ぜひ、一冊、お手元に置いて読んでみて下さい😌
出版元の精巧堂出版のページです。
ここからご注文できます。
https://www.seikodo-store.com/show1.php?show=b0031
2020年09月01日
10/18 大阪公演 詩と物語り『やさしい世界の終はり方』
言語造形公演 詩と物語り『やさしい世界の終はり方』
(精神の風とひとつになるための・・・)
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言語造形: 諏訪耕志(すわこうじ)
クラリネット演奏: 小西収(こにししゅう)
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●日時:
令和2年10月18日(日)
14時開場 14時30分開演 16時30分終演予定
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●場所:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
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●参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
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●お申し込み:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
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このたびの公演は、
詩人の石村利勝氏の作品、
「やさしい世界の終はり方」に、
こころを強く揺さぶられたことから、
わたしの内に形を取り始めたもの。
(石村氏の最近の作品はこちらでも読むことができる
https://www.breview.org/keijiban/?author_id=637)
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.
この詩を口に出すことは、
そのことばだけでなりたつてゐる、
たいせつな何かを壊してしまひさうで、
相当、ためらはれたのだけれど、
しかし、それでも、わたしは、
みづからにへばりついてゐる、
余計でよこしまなものをできうる限り脱ぎ捨てて、
人といふものの美を信じてゐるこの作品の、
精神の風とひとつになりたいと切に希ふ。
舞台の上で響かせてみたい。
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挑戦をしたい。
そのやうな挑戦をしなければ、
自分などといふ存在は、
どんどん腐つて行くやうに思はれて仕方がない。
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2020年08月30日
9/19〜9/22 言語造形・連続講座 実践と理論
秋の言語造形・連続講座のお知らせです。
わたしたちは、
フィジカルなからだ(肉体)だけを使つて、
ことばを話してゐるのではありません。
.
.
エーテルのからだ、
アストラルのからだ、
そして、〈わたし〉といふ、
目には見えないところをこそ使つて、
言語生活を営んでゐます。
.
.
そのことを感じながら、
意識しながら、
ことばを話す練習をしませう。
ことばととひとつになりゆく体験を積み重ねませう。
.
.
書かれてゐる文字に、
息を吹き込みませう。
命を吹き込みませう。
そして、ことばを空間一杯に響かせるのです。
.
.
それは、ことばを甦らせ、
わたしたち自身のいのちとこころを甦らせます。
.
.
午後は、ルドルフ・シュタイナーの講演録
『言語造形と演劇芸術』を読み深めます。
.
.
四日間の連続講座だからこそ、
日常を突き抜けて、
こころの奥深く、
からだの奥深くに、
芸術が働きかけます。
.
.
身体まるごとを使ひ、
こころまるごとを注ぎ込み、
そんな言語造形といふことばの芸術に、
わたしと共に取り組みませんか。
.
.
それは、
フィジカルなからだ、
エーテルのからだ、
アストラルのからだ、
そして〈わたし〉といふ、
四重の生を感じつつ生きる始まりです。
.
.
そして、言語造形に勤しむ人になりませんか。
.
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講師: 諏訪耕志
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
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日時:
令和二年9月19日(土)より22日(火・祝)までの四日間
実践の部 午前10時より12時まで
理論の部 午後13時半より15時半まで
.
.
場所:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
.
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参加費:
四日間連続 32000円
単発参加 一日 10000円
.
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お振り込み:
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
.
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お問ひ合はせ・お申し込み
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
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2020年08月18日
両親の問診時間 オンラインクラスのお知らせ
マルク・シャガール「誕生日」
シュタイナー教育・アントロポゾフィー人間観の講座
『両親の問診時間』(ミヒャエラ・グレックラー女史)
オンラインクラスを開催します。
わたしたちは子どもを育てていくとき、
いろいろなことに遭遇します。
しかし、人間学の根本のことを
しっかりと認識していることで、
あらゆることに柔軟に、
しかし、本質を踏まえた上で、
その都度その都度、
子どもに向かい合っていくことができます。
様々な側面から、
人間というものを解き明かそうとする、
アントロポゾフィーの観点を
子どもの親という観点から学んで行きます。
●9月1日(火) 19時〜21時
「子どもにおける攻撃と攻撃性」
●9月29日(火) 19時〜21時
「子どもおける多動症候群について」
●10月27日(火) 19時〜21時
「愛する力に向けての教育」
●11月24日(火) 19時〜21時
「理想主義 自己教育の問いとして」
以降も毎月第四火曜日に学びの会は続きます。
どうぞ奮ってご参加下さい。
講師:
諏訪 耕志
参加費:
単発ご参加 3500円
4回連続ご参加 12000円
お申し込み・お問い合わせ:
「ことばの家 諏訪」
https://kotobanoie.net/access/
●お振り込み
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
お申し込み、お振り込みいただいた方に、
その回の『両親の問診時間』テキストと、
オンライン会議室ZoomのURLをお伝へします。
2020年08月12日
両親の問診時間の会 @ 滋賀・草津
「滋賀シュタイナーこども園そら」
のお母さん、お父さんが中心になって集まっている、
シュタイナー教育・アントロポゾフィー人間観の講座
『両親の問診時間』(ミヒャエラ・グレックラー女史)を
一講ずつ、毎月、集まつて学んで行きます。
子どもの親として自己教育を始めると共に、
この機会に、
こども園そらのことも、
ご父兄の方々から色々とお話も伺うことができますよ。
滋賀近郊で、
シュタイナー幼児教育にご関心のおありになる方、
ぜひ、この機会に!
今月からの四回のテーマです。
時間は、いずれも10時から12時半までです。
●8月18日(火)
「子どもにおける攻撃と攻撃性」
(この日は子どもたちへの昔話の時間もあります)
●9月15日(火)
「子どもおける多動症候群について」
●10月20日(火)
「愛する力に向けての教育」
●11月17日(火)
「理想主義 自己教育の問いとして」
以降も毎月第三火曜日に学びの会は続きます。
保育(有料)も受け付けいたします。
どうぞ奮ってご参加下さい。
講師:
諏訪 耕志
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
場所:
滋賀県草津市内 個人宅
(お申し込みいただきました方に詳しくお知らせします)
参加費:
単発ご参加 3000円
4回連続ご参加 10000円
講師の交通費(大阪市内玉出駅・南草津駅間)を
その日の参加者で頭割りしてご負担していただいています。
どうぞご了承下さい。
お申し込み・お問い合わせ:
諏訪 https://kotobanoie.net/access/
筒井 聡子さん
https://www.facebook.com/satoko.tsutsui.1
2020年08月03日
9/19〜9/22 言語造形・連続講座 実践と理論
秋の言語造形・連続講座のお知らせです。
わたしたちは、
フィジカルなからだ(肉体)だけを使つて、
ことばを話してゐるのではありません。
エーテルのからだ、
アストラルのからだ、
そして、〈わたし〉といふ、
目には見えないところをこそ使つて、
言語生活を営んでゐます。
そのことを感じながら、
意識しながら、
ことばを話す練習をしませう。
ことばととひとつになりゆく体験を積み重ねませう。
書かれてゐる文字に、
息を吹き込みませう。
命を吹き込みませう。
そして、ことばを空間一杯に響かせるのです。
それは、ことばを甦らせ、
わたしたち自身のいのちとこころを甦らせます。
午後は、ルドルフ・シュタイナーの講演録
『言語造形と演劇芸術』を読み深めます。
四日間の連続講座だからこそ、
日常を突き抜けて、
こころの奥深く、
からだの奥深くに、
芸術が働きかけます。
身体まるごとを使ひ、
こころまるごとを注ぎ込み、
そんな言語造形といふことばの芸術に、
わたしと共に取り組みませんか。
そして、言語造形に勤しむ人になりませんか。
講師: 諏訪耕志
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
日時:
令和二年9月19日(土)より22日(火・祝)までの四日間
実践の部 午前10時より12時まで
理論の部 午後13時半より15時半まで
場所:
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
参加費:
四日間連続 32000円
単発参加 一日 10000円
お振り込み:
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
お問ひ合はせ・お申し込み
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
コロナウイルス禍による社会の混迷があれど、
わたしたちは粛々と芸術に勤しみ続けます。
2020年07月30日
二週間に一度、やつてゐます😊土曜朝10時アントロポゾフィークラス・オンライン
オンラインの講座と言へども、
そこは、人と人とが、
顔と顔とをつきあはせて交はる場です。
教育において、
教師の語る、ことばの響きの質、
息遣ひによる解放と収縮、
ことばのリズム、
間(ま)の取り方、
それらがとてもたいせつであることを、
シュタイナーは語つてゐます。
(普遍人間学講座の午後に行はれた『ゼミナール』において)
このオンラインの講座においても、
そのことをたいせつにしながら、
ことばの空間を打ち披くやうな時間にしたいと、
願つてゐます。
土曜朝の『普遍人間学』クラスは、
いま、第三講に入つてゐます。
もちろん、途中からのご参加でも大丈夫です。
ご関心のあられる方、
どうぞ、奮つてご参加下さい。
詳しくは ↓
http://kotobanoie.seesaa.net/article/476000622.html
●8月1日(土)10時〜12時
『 地球を甦らせる人 』
●8月29日(土)10時〜12時
『 人は世の傍観者ではない 』
以降、9月12日、26日、10月10日、24日・・・と続きます。
2020年07月20日
二週間に一度、やつてゐます😊 土曜朝10時 アントロポゾフィークラス・オンライン
ヨハネス・フェルメール「天秤を持つ女」
ご感想を寄せて下さつた、
冠木 友紀子 (Yukiko Kabuki)さん。
本当にありがたうございます。
アントロポゾフィー界(不思議な「界」です😉)と、
自己啓発の文脈に沿ひながらも弱肉強食モード丸出しの
アメリカ流ビジネスエリートへの登竜門へ!といふ界、
(冠木さん、鋭い👍)
その間に立つて、
アクティブに、かつ大変率直に、
そしてどこまでも誠実に、
英語・日本語の間の
通訳と翻訳のお仕事をされてゐらっしゃいます。
あまりにも極端な唯物的世界観、
あまりにも極端なスピリチュアル的世界観、
そのどちらかに傾き過ぎるのではなく、
その真ん中に立つ、
彼女の立たれてゐる位置は、
極めて、現代的、未来的です。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
諏訪先生のアントロポゾフィークラスでは、
毎回慰めと励ましの宝物をいただいています。
このクラスは「普遍人間学」を
自分の外にある対象として解説する講座ではありません。
諏訪先生が身をもって語られるのは、
「普遍人間学」を愛し、生きるご自身の姿そのもの。
だから生き生きと心に響きつづけるのしょう。
新コロ騒動のおかげで恵まれたこの機会を心から感謝します。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
土曜朝の『普遍人間学』クラスは、
いま、第三講に入つてゐます。
もちろん、途中からのご参加でも大丈夫です。
ご関心のあられる方、
どうぞご参加下さい。
イベントページ ↓
https://www.facebook.com/events/2684563145161610/
●8月1日(土)10時〜12時
『 地球を甦らせる人 』
●8月29日(土)10時〜12時
『 人は世の傍観者ではない 』
以降、9月12日、26日、10月10日、24日・・・と続きます。
2020年07月16日
ご案内 7/23〜7/26 真夏の連続講座 「言語造形 その実践と理論」
ルドルフ・シュタイナーの妻であり、
仕事の上での掛け替へのないパートナーでもあつた、
マリー・シュタイナーが、
言語造形といふ芸術について、
見事に言ひ表はしてくれてゐます。
この文章を読むたびに、
自分たちがやつてゐること、
やらうとしてゐることを、
これほどまでに芸術的に、
ことばに言ひ表はすことのできるマリーに、
本当に感嘆するしかないのです。
この夏、言語造形の世界にどつぷりと浸つてみませんか。
詳しくは、こちら ↓
http://kotobanoie.seesaa.net/article/475512492.html
―――――――
ことばの癒す力、
魔法の力を感覚できる日が、
きつと、やつて来る。
それは、気高い仕事である。
呼吸に於いて生きる、
呼吸を造形する、
呼吸の鑿(のみ)をもつて空気のうちに造形する。
そして震え、細やかなヴァイブレーションを感じる。
空気のエーテルの、
上音と下音の、
ウムラウトの響きに於ける
こよなく細やかなインターヴァルのヴァイブレーション。
それら精神を通はせるやうになるもののヴァイブレーション。
さうした芸術としての、
微妙この上ない物質に於ける生みなし。
それらは、まこと、気高い仕事である。
そのまことは芸術の線に相応し、
その線は意欲の向きとして途切れてもならず、
動きの勢ひとして欠け落ちてもならない。
そもそも、言語は流れる動きであり、
内なる音楽に担はれ、
彩りのある相(すがた)と彫塑的なかたちをとる。
そのリズム、メロディ、彫塑的な輪郭、建築的な力、
高らかな、あるひは、穏やかな韻律、誇らしい終止形、
そのすべてをとりまとめ、解き放ち、絡み合わせる線、
ディオニソス風の踊りへと盛り上がる動き、
アポロ風の輪舞のやうに明るく澄んでなだらかに繰り出す動き・・・
ことばの線、それは動きに担はれ、
ことば、行、聯(れん)に勢ひを与へる。
その芸術としての線が、
人を突き動かし、
アクティブにし、
燃えたたせるところであり、
精神からインスパイアされ、
芸術の才能を授かる<わたし>によつて摑み取られる。
その線がこわばつてはならない。
間(ま)においてもである。
間は欠かせないもので、線を造形する。
線が間でふたたび精神に浸され、
新たな勢ひを取りこむ。
その都度、みづからのこころに沈み込むのでは、
線の動きが殺がれ、
つまりは、ナルシスティックになつてしまふ。
―――――――