[講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告]の記事一覧

2016年02月22日

4/29(金・祝)第一回 ことよさしの会 〜生徒さんたちによる発表会〜


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演目・出演(敬称略):

「天地のはじめ〜イザナギとイザナミの国づくり」 南ゆうこ(水曜帝塚山クラス)
「アマテラス大御神の天の岩戸ごもり」 西京子(和歌山クラス)
「源氏物語(紫式部)」 北川三代(日曜帝塚山クラス) 
「神様(川上弘美)」 山崎方典(百年長屋クラス)
「青いスミレ(ルドルフ・シュタイナー)」 中西信子(和歌山クラス)
「やまなし(宮澤賢治)」 永井早苗枝(水曜帝塚山クラス)
「おんなのことば(茨木のり子)」 中川恵美(京田辺クラス)


日時:4月29日(金・祝) 午後1時半開演 4時終演予定

場所:ことばの家 http://www.kotobanoie.net/access.html
            南海高野線「帝塚山」より徒歩5分
            上町線「姫松」より西南へ徒歩4分
            地下鉄四つ橋線「玉出」3番出口より東へ徒歩15分

参加費:500円 

お問い合わせ・お申込み:ことばの家 http://www.kotobanoie.net/access.html
※お席が限られていますので、ご予約先着20名様のみとなります。




ことばを全身で、全霊で、発するということの面白さ、魅力、深さ。
言語造形というものに触れ、それらのことに気づかれた方が、
「ことばの家」のクラスに通っておられます。

自分自身が知らず知らずのうちに持っていた癖や思い込みやさかしらなどを、
ゆっくりと脱ぎ捨てていく。

そうしていくことで、人は、
だんだんとことばそのものに沿うことができるようになっていきます。

ことばに沿うことができるとき、
人はことばの通い道となり、
その人とことばがひとつになりゆく。

ことばというもの、言語の精神、ことばの神、言霊(ことだま)・・・
様々な言い方ができると思いますが、
それが、この世に宿ることができるのは、ひとり人にのみです。

ことばは、そもそも、人によって創りだされたものではなく、
神によって人に授けられたもの。
 
その、ことば自体が希っているままに、
ことばをこの世に響かせていくこと。

それは、神の世から人に「ことよさし」されつづけている天職であり、
その天職を人から人へと、親から子へと、
引き継いでいくことが「天職相続」「祖(おや)のつかさ」
とも昔は云ったそうです。

そういった仕事を引き継いでいくことこそが、
人の世を平和になしていく、ほとんど唯一の道であることを、
我が国の神代の語りはわたしたちに今も伝えようとしていると感じています。

そのことよさしされている仕事の代表的なものが、
日本の神話では、米作りであると語られていますが、
ことばを発するという仕事も、
おそらく大事な天職ではないかと感じています。

わたしたち「ことばの家」は、
そういう精神のもとに仕事をし続けているのですが、
この春から、
各クラスに分かれて研鑽を積んでいる生徒さんおひとりおひとりが集い、
ことばを発する喜び、
ことばを聴く喜びを、
分かち合い、刺激し合い、励まし合う、
そんな場を定期的に(一年に一度、二度?)開いていくことで、
天職としての、
ことよさしされている仕事としての、
言語造形という道を歩いていく喜びを祝い合う機会を持っていきたいと考えています。
 
そのことよさしされている仕事とは、
お金をそれによって稼ぐという意味では必ずしもないですが、
誰にも頼らず、組織にも寄りかからず、
たったひとりで始める仕事です。
しかし、きっと、世から、社会から、
必要とされるたったひとりになりゆく道です。 


まずは、第一回目としまして、昭和の日である4月29日(金・祝)に行います。
まだ言語造形に触れていない方も、
これまで公演などで言語造形にすでに触れられた方も、
そして勿論、言語造形の稽古に通っている方々も、
ぜひ、奮ってご参加ください。
こころから熱くお待ちしております。



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2016年02月21日

古い日本語 〜『安達原』発表会終わりました〜


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発表会『安達原』、昨日終えました。
 
この『安達原』のことばは、おおよそ500年前のものです。
 
「分からないことばであっても、
音楽のように聴いていただければ」
 
開演前に、そう観客の皆さんにお伝えしました。
 
今を生きているわたしたち日本人が、
勉強から始めるのではなく、
昨日のような芸術を通して古い日本語に親しむ。
 
外国語も大切ですが、
古い日本語に親しむことを大事にし、
自分の住んでいる国の文化、歴史、伝統を、
そして、「もののあはれを知ること」を、
愛することを学んでいく。
 
それは、日本語で言語造形をしているわたしたちに、
ことよさしされている仕事であります。
そんなことを実感することのできた一日でした。
 
『十三夜』公演の時にも実感したことなのですが、
古い日本語の作品を現代語訳しなくとも、
言語造形をしていくならば、いまの人にも確かに迎えられる。
 
満員のお客様、二時間近くの間、
じっと聴き耳を立てて下さっていることを感じました。 
 
雨の中、聴きに来て下さった皆さん、
全身全霊で演じてくれた仲間たち、
本当にありがとうございました。

諏訪千晴のブログに、公演後に寄せられたご感想の一部を掲載させてもらっています。
http://suwachiharu.seesaa.net/article/434169101.html


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2016年02月15日

2/20(土)言語造形演劇クラス発表会『安達原』


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今週の土曜日、2月20日の「ことばの家」言語造形演劇クラス発表会、
『安達原』が迫ってきました。
 
この『安達原』は能のテキストであり、
諸研究家によるそれぞれの論があり、
諸流派によるそれぞれの演出がありますが、
このたびの舞台は、
それらのすべての論、すべての演出から離れて、
ことばの芸術作品として、
ただただ戯曲に記されていることばにシンプルに沿うことを試みています。
 
ことばの響きに応じて、
息遣いに応じて、
どう足を運ぶのか。
どう振る舞うのか。
どうことばを発するのか。
 
ことばの響きに、繰り返し、繰り返し、耳を傾ける。
そのような稽古を通して、
だんだんと、どうすればいいのかという、
その戯曲に秘められている秘密が明かされてくる。
 
そうして、演じている者たちは、
この『安達原』という存在が、
いかなる内実を蓄え、
いかなる念いと祈りを発信し、
いかなる精神をのちの代まで貫こうとしているかを、
知るのです。
 
『安達原』は生きています。
 
ことばというものは、
当たり前のもの、口を開けばおのずと出てくる自然のもの。
 
しかし、言語造形を通して、
わたしたちは、自分自身の取り組みいかんによって、
ことばはいくらでも深みを見せてくれるのだということを、
驚きつつ学んでいます。
 
一本一本の糸のようなひとことひとことのことば。
そのひとつひとつのことばが織りなし合わされて、
ひとつの作品になるとき、
それは、ひとつの織物の仕上がりを目の当たりにするようです。
しかし、それは、完成などとは云うには遠い、
とことわの試みです。
 
演者ひとりひとりが、
いかに己れみずからを素直な糸の通り道としていくかを試み続ける。
 
それによって、今回も、
演劇という、ことばの芸術、対話の芸術を織りなしていきます。
 
わたしどもの永い試みのひとコマを、
味わっていただけたらと希っています。
 
 
■ 日時      
2016年 2月 20日(土)
開場14時 開演14時30分

■出演      
語り 『蛇の輪』 : 諏訪耕志  
演劇 『安達原』 : 鹿喰容子 諏訪千晴 中将ゆみこ 村上恭仁子
           堀内亜紀 (龍笛)

■ 会場       
クレオ大阪中央 4階 セミナーホール
http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/access.html
四天王寺前夕陽ヶ丘駅(地下鉄谷町線) 1・2番出口から北東へ徒歩約3分

■ 入場
ご予約    1000円 (中学生以上)
 当日    1500円

■ お問い合わせ・お申込み  ことばの家
http://www.kotobanoie.net/pray.html#adachi

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2016年02月06日

春【百年長屋・言語造形教室午前クラス】の新設に向けて体験講座


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2016年春【百年長屋・言語造形教室午前クラス】の新設に向けて
言語造形体験ワークショップを開催いたします。
からだとこころを目一杯動かしながら、朗読・語りに挑戦してみませんか?

書かれたことば。それらは印刷されて紙面にじっとしています。
しかし、私たちが自身の声を通してそれらのことばを響かせるとき、ことばは甦ります。
からだをまるごと使って、息を解き放つように声を響かせることによって、
ことばに生命が通い出します。

ことばを生きる 〜朗読と語りの体験レッスン〜

@2月27日(土) 10時〜12時30分
A3月26日(土) 10時〜12時30分
※その後第四土曜の午前に月1回のクラスを開く予定です。
4月のみ第三土曜日の16日開催になります。


定員6名 連続でも1回だけでも受講できます。

講習費 1回4000円(お茶菓子つき)

持ち物 声に出してみたい作品をひとつ。
(物語・昔話・詩・落語・戯曲などどんなものでも構いません)

講 師 諏訪耕志(ことばの家主宰)。 
 
お申し込み お問い合わせ「ことばの家」まで
06−7505−6405(fax&tel)
e-mail info@kotobanoie.net 

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2016年02月05日

初国小さく作らせり 〜滋賀講演『ことばと子どもの育ち』のご感想〜


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初国(はつくに)小さく作らせり。
 
我が国における「国」とは、
そもそも、自分たちが米作りをする土地のこと。
 
自分たち自身を養うための限りはおのずから定まってきて、
それは小さいものであり、
その小ささのなかにこそ、
豊かさは息づきます。
 
若い人たちで農に立ち返る人が増えて来ているということ。
その人たちのこころの深みにどのようなものが胎動しているんだろう。

暮らしを素朴なものにしてゆくほどに、
生きることのうちで本当に大事にしたいものが見えてくる。

暮らしのリズミカルな繰り返し。
その手足の動きが、おのずと、話すことばにいのちを注ぎ込んでいた、
小さな初国であった我が国。

いま、ふたたび、ひとりひとりが、どのような初国を創っていくことができるだろう。
 

先日させてもらった滋賀での講演『ことばと子どもの育ち』を聴いて下さった、
たかたまさん、
http://tamairo.jugem.jp/?eid=1158#sequel

そしてsallygardenさんの文章
http://sallygarden.hatenablog.com/entry/2016/01/24/063924
シェアさせていただきます。

 
まっすぐで、柔らかなこころ。
たかたまさん、sallygardenさんはじめ、
そんな人たちにたくさん出逢えて、本当に嬉しかった。
 
以前、大阪箕面のシュタイナー幼稚園で、
先生をされている山崎さんが語ってくださった『お話のお宮』のことを想い出しながら、
その講演では話させてもらったんです。
http://kotobanoie.seesaa.net/article/394581885.html
 
たかたまさん、sallygardenさん、どうもありがとうございます。

posted by koji at 09:17 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月25日

農の暮らしとシュタイナー学校


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四季の巡りとともに祝祭を催すこと。
 
アントロポゾフィーの学びの集まりや共同体、 
そしてシュタイナー学校、幼稚園などにおいて、
大切にされていることです。
 
一年の巡り、太陽と月の運行が、
人のこころの意識の下に働きかけていて、
その働きかけを感じ、意識化することは、
現代人にとってはなかなか難しい。
 
しかし、
人は一年の巡り、四季の巡り、時の法則を、
あらためて内なるこころから、
いきいきと、みずみずしく生きることで、
みずからのこころを健やかに育んでいく道を、
歩んでいくことができる。
 
昔の人は、そのことを本能的に知っていて、
祝祭を四季の巡りに応じて営んでいたそうです。
 
そもそも祝祭とは、
神を皆でここにお迎えし、
神と共に喜び、
神を再びここからお送り申し上げる、
そんな営みです。
 
我が国の祝祭は、米作りを基になされていました。
 
その年の米の豊かな収穫を稲神、年神に祈る、
春の祈年祭(としごひのまつり)。
 
そして、その年の収穫に対する、
この上ない感謝のことば(祝詞)を唱え、
その神々に供え物をし、
神々と共にその収穫物の米を食し、餅を食し、酒を飲む、
秋から冬にかけての新嘗祭(にひなへのまつり、にひなめのまつり)。
 
そのふたつが、とりわけ大事な祭として営まれていました。
 
それは天皇御みずからが宮中において、
いまもなし続けられていることですし、
昔の我が国の村々では、
その風儀を慕って、
皆がおのずからその祭を、
大事に、厳粛に、かつ爆発するような喜びと共に営んでいました。
 
大多数の日本人が、
教義や聖典に則ることなく、
そのような祭を、
毎年毎年、永遠の循環のように、
暮らしの生産活動、米作りに基づきながら営み、
信仰心を、
ことばにすることなく、
感覚と行為で深めつづけていたとは、
驚きではないでしょうか。
 
 
そして、
和歌山にもシュタイナー学校を創っていこうとしている動きのなかで、
とりたてて、宗教などと言うことなく、
暮らしのなかの不可欠なこととして、
地域の神社やお寺の活動と繋がり得るような、
当たり前の営みをわたしたち大人が意識的に創っていく。
 
子どもたちへの授業をどう創っていくか、
祝祭をどう創っていき、営んでいくかということの、
土台、前提として、
その学校を営もうとする大人たち自身の暮らしそのもののなかで、
人が生きていくために必要なものとして、
地域の祭に加わり、または、
祝祭を改めて意識的に創り、営んでいくことはできるだろうか。
 
まず、大人が四季の祝祭を生きる生活を始めていくことができるだろうか。
 
農から始まる手仕事の広がりと深まり。
春から秋への米作りがおのずからいざなう暮らしのなかの信仰心。
 
そこから、子どもたちへの教育が様々に展開していく可能性が、
農地に囲まれた和歌山でのシュタイナー学校において、
だんだんと見いだせるのではないか。
 
地域から孤立することなく、
地域の方々と一緒に、
地域の方々に応援してもらいながら、
(地域の方々を巻き込みながら!)
日本の、和歌山の、シュタイナー学校を少しずつ創っていこう。
 
そんな想いを分かち合った先日の講演でした。
 
以下、
和歌山シュタイナー学校設立準備会(旧未来の学校をつくる会)
の方が、
その講演の内容を的確に掬いだして文章にしてくれています。

 
____________________________
 
 
【 講座「日本の祝祭とシュタイナー教育」を終えて 】
 
日本人である私たちを、
今一度見つめ直す機会をいただいた今回の講座。
この日本の気候や風土の中で、
昔から自然に生活に染みついてきた祝祭の意味を、
諏訪先生とともに語り合いました。
 
シュタイナー学校をつくっていく中で「祝祭」をどう捉えるか。
また、この和歌山の地でシュタイナー学校をつくる意味とは何なのか。
 
ずっと私たちの中にあった問いに、
少し光が見えてきたような気がしました。
 
日本人の大多数が「農」に勤しんでいた時代から、
私たちの信仰心は育まれてきました。
「農業」は感謝の気持ちを育てる仕事だということ。
その中で「米作り」が日本人の生命の連関を支えていた事実。
米作りから生じる日本の祝祭を、子どもたちと共に行っていけたら。
 
日本のシュタイナー学校が作り上げてきた教育実践を大切にしながらも、
日本人として私たちの心が、血や肉が、
「そうそう、これなんだ」と感じるものを私たちは探っていきたい。
 
大切なものは、私たちの中にあるということ。
ここから、私たちからはじまるシュタイナー教育、
シュタイナー学校をつくっていきたい。
 
和歌山にシュタイナー学校ができることが、
この地域の中でぽっとあたたかな光が灯るような、
大人も子どもも共に育ちゆく場になるように、
私たちは今できることから、
手足を動かしていきたいと思います。

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2016年01月24日

滋賀「ことばと子どもの育ち」講演、ありがとうございました!


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昨日は、
滋賀の南草津でシュタイナー幼児教育を営んでいる、
滋賀シュタイナーこども園そらの方々が主宰して下さった、
講演『ことばと子どもの育ち』でした。
 
幼い子どもが三つの七年期の重なりを通して、
いかにことばと共に人として育っていくかを、
皆さんと分かち合いました。
わたしにとっても、あっという間の二時間でした。
 
日本の昔の(明治時代以前の)国語教育が、
どれほど、ひとりひとりの子どもを、
日本語の主(あるじ)にしていくために、
叡智に満ちたはからいをもっていたか。
 
その叡智がいまは失われてしまっていることに、
悲しみを覚えながらも、
しかし、そんないまだからこそ、
わたしたちはその叡智を学び直すことによって、
意識的に約150年前に息づいていた教育ということの真髄を取り戻し、
これからの子どもとの生活に、
新しい息吹きを吹き込んでいくことができるのでは。
 
そんな想いで講演を分かち合いました。
 
ひとりの参加者の方が仰っていたことですが、
五歳の我が子に生まれてから、
ずっと夜寝る前に絵本を読んであげてきたのだけれど、
言語造形で習った深い息遣いで絵本を読み終わったとき、
そのお子さんが「ありがとう」とお母さんにつぶやいたそうです。
その「ありがとう」ということばが、
こころの奥底から言ってくれているのが分かったと、
その方は話してくれました。
 
そのお話を聴いて、わたしは手前味噌ですが、
この仕事をやっていて、本当によかったと思いました。
 
参加して下さった皆さん、
そして、そらの皆さん、
本当にありがとうございました。

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2016年01月23日

ひびきの村での詩の朗唱クラス 皆さんありがとう!

 
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北海道ひびきの村での、
詩の朗唱の五日間を終えて帰ってきました。
 
詩を言語造形を通して謡う。
「こうしてやろう、ああしてやろう」
というようなさかしらを拭い去って、
吸われる息、吐き切られる息に沿うこと。
 
五日目の今日、練習の成果を発表した参加者の皆さんは、
見事におのが呼吸に導かれるように詩を謡い切りました。
 
そう、芸術とは、きっと、私心でなされることではなく、
聴き耳を立てることであり、
そのときに聴こえてくる響きに導かれることであり、
導かれるままにからだを動かすことであるのでしょう。
 
そして、時を忘れて、時の内側に入っていく。
 
五感以上の感官をフルに働かせながら、
神経系ではなく、
血の路に流れる働きをフルに起こしながら、
からだとこころまるごとで、
空を、山を、風を、光を、雪を、冷気を、そして、ことばを、
迎え、響かせ、送る、そんな練習でした。
 
また、暖かい人たちと暖かい時間を過ごすことができました。
皆さん、ありがとう!

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2016年01月01日

2/20(土)演劇クラス発表会『安達原(あだちがはら)』


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2/20(土)「ことばの家」言語造形演劇クラス発表会のご案内です。
  
「ことばの家」言語造形演劇クラスの発表会として、
能『安達原(あだちがはら)』のテキストを、
言語造形を通して舞台化いたします。
 
能のテキストを使いながら、能のスタイルからは外れて、
室町時代から続く舞台様式、衣装などからも離れて、
言語造形の舞台として、
地謡いのパートなどもシテ役とワキ役によるセリフとして演じてみます。
 
室町時代に創作された能という戯曲が、
いかに言語造形されていたかということ。
 
そもそも、昔の代では、
言語造形されざる言語芸術の舞台などなかったということ。
 
そのようなことをからだとこころまるごとで感じながら、
日本語による演劇の原型のようなものを創ろうと、
シュタイナーの演劇論『言語造形と演劇芸術』を助けにしながら、
生徒さんたちは練習に励んでまいりました。
 
堀内亜紀さんによる竜笛も、
この『安達原』という作品に熱いいのちを吹き込んでくださいます。
 
前座として『蛇の輪』という物語りもございます。
 
ぜひ、お聴きにいらしてください。
 
 
 
日時: 2016年2月20日(土) 午後2時開場 2時半開演
 
場所: クレオ大阪中央 4階 セミナーホール
    http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/access.html
 
参加費: ご予約1,000円  当日1,500円  
 
出演者: 語り『蛇の輪』 諏訪耕志
     演劇『安達原』 鹿喰容子 諏訪千晴 中将ゆみこ 村上恭仁子
             堀内亜紀(竜笛)
 
お問い合わせ・お申込み: ことばの家 tel&fax 06-7505-6405
              e-mail info@kotobanoie.net

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2015年12月28日

1/15(金)講座「日本の祝祭とシュタイナー教育 in 和歌山」


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1月15日(金)和歌山シュタイナー学校設立準備会 公開講座のご案内
【日本の祝祭とシュタイナー教育 in 和歌山】
 
 
日本にシュタイナー教育が始められて、約35年。
 
まだまだ、全国における学校の数は少ないのですが、それでも、わたしたち日本人は、ドイツから生まれたその教育芸術の真髄をつかむべく、まずは模倣し、学習し、工夫を重ねながら、ひとりひとりの教師の方が毎日の授業を創ってこられました。
 
いま、和歌山に新しくシュタイナー学校を創ろうという動きのなかで、日本に生きるわたしたちは、我が国、我が地域、我が里に、よりふさわしい内実とかたちをもって、そのシュタイナー教育自体を成長させていくことを求めています。
 
我が国には、いにしえから脈々と流れている固有の信仰がありました。
その信仰は、ことさらことばにされるでなく、理屈で述べられるでなく、ひたすら暮らしのなかのおのずからな行いとして営まれてきました。
その行いは、また、祝祭として、一年の折々に芸術的、宗教的に表現されました。
 
そのような信仰心は、現代においてほとんど壊され、失われているかに見えます。
 
しかし、その外見にもかかわらず、いまだに、密やかに、静かに、日本人のこころの奥底に流れている、暮らしの中の素朴な当たり前の感覚。
それをこそ、掬い取り、意識的に育んで、わたしたちの教育におけるおおもとの指針として立てていく道があるのではないか。
 
そのような考えを育むひとつのきっかけになればという希いのもとに、年の初めに一回の講座を行います。
 
新しく、日本におけるこれからのシュタイナー教育を創っていきたい、そんなおおもとの志を互いに見いだしあえるような時間にしたいと思っています。
 
 
●日時 2016年1月15日(金) 10:00〜12:00
●場所 モモのおうち 
〒649-6433 和歌山県紀の川市西三谷670
        (10台程度停められる広い駐車場があります)
●定員  15名
●講師  諏訪耕志
●参加費 2,000円
 
お申し込みは
mirainogakkou.wakayama@gmail.com

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2015年12月25日

1/23(土)滋賀県南草津 講演『ことばと子どもの育ち』


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( ↑クリックしていただくと見やすい大きさになります)


滋賀県南草津で1月23日(土)午前に、以下のテーマでの講演をします。
お近くの方で、子どもへの読み聞かせ、語り聴かせ、ことばがけなど、
ことばと子どもの育ちについてご関心のある方、どうぞいらしてください。
 
 
『ことばと子どもの育ち』
 
日時:2016年1月23日(土)午前10時から12時
 
場所:フェリエ南草津 5階 市民交流プラザ 中会議室
(JR琵琶湖線 南草津駅出口東側から直結です)
 
参加費:1,500円
 
託児:2歳以上 500円(水筒、お着替え、おむつ等に名前をつけて袋にいれてお持ちください) 
 
お問い合わせ・お申込み:NPO法人 こども園そら
        e-mail kodomoensorakouenkai@gmail.com
tel&fax 077-567-1865(火~金14:00〜17:00)
 
 
お母さんの声。お母さんのことば。
それこそが、人がこの世で最初に味わう芸術です。
子どもは、その母なることばに触れられ、包まれ、育まれてこそ、
母語である日本語の主(あるじ)にだんだんとなっていきます。
子どもは、ことばとともに、人として、育っていくのです。
 
シュタイナー教育の観点からことばと子どもの育ちについて、ご一緒に声を出していただいたりしながら、お話しをさせていただきます。
 
改めて、子どもたちの未来に向けてよりよきことばの土台を耕すために、
わたしたちは学んでいくことができます。
ご一緒に、この日から、始めてみませんか。   諏訪耕志

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( ↑クリックしていただくと見やすい大きさになります)



2015年12月20日

ひびきの村 生誕劇 終わりました


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一昨日、北海道ひびきの村は朝から大吹雪。
昨年の暮れに引き続き、
ミカエルカレッジの受講生の方々と共に、
今年もイエス・キリストの生誕劇を終えました。


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12月の第二週目ごろから準備を始め、
本格的には、この一週間で膨大な量の歌とセリフを憶え、
言語造形に取り組みながらの劇創りでした。
 
役を演じたおひとりおひとりの集中力、
それは物凄いものでした。
 
この一週間にどこまで至ったかではなく、
どのような生を生きたか。
そのことこそが、
人の人たるところ・・・。
 
劇を創るプロセスを通して、
そのことのかけがえのない深さ、尊さ、美しさを、
上演後、わたしたちはことばにしあいました。

ミカエル・カレッジとは、
自分自身のパーソナリティーを超えて、
そのような体験をすることができる場所なのだと、
改めて身に沁みて感じたのでした。


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この生誕劇は、
目に見えないものを迎える作業でした。
 
その目に見えないもの、
それは、ひとりひとり、その人のその人たるところ、
おさなごころ、です。
 
劇においては、その存在が、イエスという存在として、
おさな子として、
清らかなるマリアの胸に、
貧しき羊飼いの胸に、
宿ります。
 
それは、とりわけこの時期に、
わたしたちすべての人に宿るものでもあります。
 
この劇を観たおさな子たる皆さんにも、
そのことを感じてもらえればという願いの下、
劇を創っていきましたが、
まさに誰よりも、
精魂を傾けてこの劇を生きた出演者の方々の胸のうちに、
クリスマスの精神として、
新しい年を迎える「お年玉」として、
おさな子の光が、
宿ったことを、
信じています。
 

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劇を観たふたりの娘も、
あれからずっと、劇のなかの歌を歌っています。
 
表からも、裏からも、劇にかかわってくださった皆さん、
観に来て下さった皆さん、
本当にありがとうございました。


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2015年11月24日

百年長屋(大阪玉造)での新言語造形クラス


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毎月第四土曜の午後の百年長屋(大阪玉造)での言語造形クラス。
定員一杯のため、
これまで何人もの方にお待ちいただいていたのですが、
新しく午前のクラス(月一回 第四土曜)を開くべく、
2016年1月30日(土)10:00〜12:30に体験クラスを開かせていただきます。
 
多くの人にとって、
日本人が日本語を話せることは、
当たり前のことだと思われているのかもしれません。
 
しかし、日本語には、思いも寄らない深い魅力が隠されています。
 
その深みを聴き取り、深みから発していくために、
言語を造形するという練習を重ねていきます。
 
ことばの力を改めて実感しながら、日本語を語り、話し、詠う練習。
 
日本語が発せられることが、芸術になりえます。
 
芸術に立ち戻った言語は、必ずや、人と社会に、活き活きとした命を吹き込みます。
 
来年からご一緒に始めてみませんか。


______________________________________

「言語造形」体験ワークショップのご案内
一般に知られるいわゆる「朗読術」とは異なる【ことばによる空間創造】の世界。
平面に文字として記された文字が、『ことば』によって立ち上がる様を、
より多くの方に体験して戴きたく「言語造形体験ワークショップ」を催します。

●2016年1月30日(土)10:00〜12:30
講師:諏訪耕志
定員:6名 

●体験費:3500円(お茶菓子つき) 
●持ち物:声に出してみたい文章(物語り・戯曲・絵本・落語・古典など)

●お申し込み・お問い合わせ(百年長屋まで) 080−2535−6937(中西)
                       info@nagaya100.com

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2015年11月15日

大阪公演『十三夜』を終えて


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昨日の『十三夜』、司祭の方が唱えて下さるお祈りから始まり、一葉の描く世界を、じっと聴き耳を立てつづけて下さるお客様と共に2時間半、生き抜いたような時間でした。
 
天へ向かう方向性を感じさせるような教会という空間。
さらに、演者の前だけでなく後ろにも空間が広がっており、思っていた以上に声が拡散してしまうことから、全身からことばを叩き出すようにしながら、子音を強調するべく、ことばを造形することに専念させてもらった2時間半。
 
終演後、お越しくださった皆さんからおことばをいただき、この物語の深みに入っていき、登場する人物ひとりひとりの表には描かれていないこころのありようまでをも想い描くような聴き方を、多くの方々がされていることを知りました。
 
芸術を生きた後の独特の高揚感の中で、打ち上げ会も参加者の方が用意してくださり、言語造形を愛する仲間が遠くから(埼玉、東京、広島、高知などなど)集まって、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
 
全身に声を浴びるようにして物語を聴いた後、そのように、作品について、作者について、ことばについて、ことばの芸術について、こころから語り合える時間ほど、嬉しいものはありません。
 
こうして言語造形の公演を重ねていくごとに、そのような物語の深み、言語の味わいを聴き取る聴き手がだんだんと多く来て下さることに、本当にこころからの喜びを感じています。
 
そして、今回、「ことばの家」を主宰していますわたしたち夫婦ふたりで舞台に立たせてもらったのですが、私事の様で、まことに、まことに、恐縮ですが、皆さんがまるで結婚式に立ち会って下さっているような感覚も覚えました。
舞台のたびごとに、この結婚は繰り返されているのですが(^_^;)。 
 
いらしてくださった50名以上の皆さんおひとりおひとり、公演をサポートして下さった仲間の皆さん、そして、教会という大切な場を開放して下さった教会の皆さん、皆さんのこころからの親しさ、暖かさ、真率さに、本当にこころから感謝いたします。
 
ギターの音色で『十三夜』の世界に、より印象深い色を添えてくれた清水久芳さん、撮影やそのほか様々な助けをしてくれたしほちゃん、本当にありがとう!

言語造形への愛をもちつつ、司会を務めて下さった村上さん、受付を受け持ってくださった鹿喰さん、小山さん、本当に感謝しています。
 
ありがとうございました。

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2015年11月09日

11/14(土)言語造形公演『十三夜』〜母と娘、切っても切れぬ縁〜


今週の土曜日11月14日のわたしたちの公演『十三夜』が迫ってきました。
 
振り返ると、随分と苦しみながら稽古を続けてきました。
でも、舞台本番まであと一週間となって、
なぜだろう、厚い雲を突き抜けて、
遥かな青空とお日さまの光にまみえるようなこころづもりを、
どこかからか頂いています。
  
 
今回、わたしは公演の前半において、
主人公お関という女性の父親役でもありますが、母親役をも務めます。
 
母親というものが、いかに、その娘に影響を与えているか。
この物語に言語造形を通してつきあい続けていく内に、
そのことを感じざるを得なくなりました。
 
母親の考え方、感じ方、ものの言い方が、
娘のありかたに、深く、深く、影響し、
それは娘の人生を、結婚生活を、左右するほどにもなること。
 
このような親と子、母と娘という、
切っても切れない縁のなかで密かに醸成される人というものが、
女と男、妻と夫という、
切ることも可能な縁において、
どのように己れのこころを育み、
生きていく道を見いだしていくことができるのか。
 
そんなことを、この作品は、
そのことばと文体から引き出される響きと息遣いを通して、
120年の時間を超えて、
改めてわたしに教えようとしてくれています。
 
この物語は、人というものを感じ、考える上で、
そのほかの様々な視点からも描かれているように感じています。
樋口一葉、まことに、まことに、恐るべしです。
 
耳でお聴きになって、全身でお聴きになって、皆さんの内側に、
どのような人間像と人間ドラマが立ち上がってくるのか。
 
皆さん各々の胸のうちで、新しく語りあう時が生まれたら。
そう、希っています。
 
ぜひ、聴きにいらしてください。


______________________________


樋口一葉がこの作品を一気呵成に書き上げたのは、満23歳のとき。
それから一年後に彼女は肺結核でこの世を去りました。
今からちょうど120年前にものされたこの作品を、
秋の静かな深まりの中、生の声による語りで聴いていただきます。
教会という聖なる空間に織りなす一葉のことばの世界を、どうぞお楽しみください。

■日時  2015年11月14日(土) 開場14時 開演14時30分

■出演  語り:諏訪耕志 諏訪千晴
     ギター: 清水久芳

■会場  日本聖公会 大阪聖アンデレ教会 (桃山学院高等・中学校 隣)
         http://st-andrew-osaka.com/access/access.html
         地下鉄御堂筋線「昭和町」駅 3番出口より南へ徒歩6分
         JR阪和線「南田辺」駅 北西に徒歩10分
     ※駐車輪場はありませんので、お車や自転車でのお越しはご遠慮くださいませ。

■入場  ご予約  大人 2500円  中高生 1000円
     当日   大人 3000円  中高生 1500円

■お問い合わせ・お申込み  ことばの家 http://www.kotobanoie.net/pray.html#13n
          (このページにある専用フォームにてお申込みいただけます)



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2015年10月10日

10/29(木)より 横浜講座 「日本昔話の源泉とアントロポゾフィー」 のお知らせ


3回連続で、横浜にて以下の講座を開催いたします。
ご関心のある方は、ぜひ、お運びください。

講座【日本昔話の源泉とアントロポゾフィー 】

子どもたちが愛する昔話。
その中でも、古来、我が国に語り継がれてきた昔話は、
我が国ならではの信仰心に根差すところから生まれてきているようです。
日本の昔話のうちに息づく、そのような信仰のありか、源泉を、
アントロポゾフィーの叡智と重ね合わせて、学んでいきます。

実際に、昔話を皆で声に出して語りながら、
芸術的にハートもからだも使って昔話への感覚を育んでいきましょう。
(諏訪耕志)


■日時  2015年10月29日(木)、11月5日(木)、12月3日(木) 
     いずれも18時より21時まで

■場所  鶴ヶ峰駅ビルタワーマンション/多目的室 (相鉄線鶴ヶ峰駅より徒歩3分)
  初回は相鉄線/鶴ヶ峰駅改札口にて17時55分に待ち合わせします。
  時間厳守でお願いします。


■会費  12,000円(3回)  *単発参加の場合はご相談下さい。

■事前準備  「こぶとりじい」のお話しをお渡しします。
        事前に目を通して下さりますようお願いします。
   また、ご自身が語りを練習してみたい昔話をひとつ持ってきてください。

■申込先  小川のぶこ nonko5656@gmail.com
お名前と携帯番号を明記の上、メールにてお申し込みをお願います。




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<わたし>が立つ 〜和歌山モモの会での言語造形〜


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毎月二回伺わせていただいている和歌山のモモの会。
そこでは、再来年のシュタイナー学校開校に向けて、
地道に実務的な準備を重ねつつ、
精神文化がここから発していくための、
ひとりひとりの<わたし>の力が磨かれていく芸術実践も行われています。 

それほどは広くない部屋が、
ひとりの人がお話を語り出すと、
一気に、そこが「お話のお宮」になり、
わたしたち聴き手はそのお宮のなかに包まれるのです。
その場は、ことばの家になります。
 
現代を生きるひとりひとりの大人が、
キッチリカッキリ敷かれているレールから降りて、
皆に囲まれながら、
各々の<わたし>を生きる、
そんな自由な空間と時間を味わうこと。
 
そんな大人を何気なく傍で観ながら、子どもたちは育っていくのでしょう。
 
そして、今日はアイルランド在住の日本人の方が参加して下さったのですが、その方の仰っていたことがとても印象深かったのです。
 
曰く、「海外に住むことによって、いっそう日本への思慕の念が募るのです」とのこと。
 
「日本語の美しさ」、とりわけ、間(ま)における豊かさに改めて感嘆されていました。
 

今日のモモの会(こども園ほしの子)さんの記事をシェアします。
________________________
 
今日の言語造形。
大人たちの芸術体験の場と、異年齢の子どもたちが仲良く遊ぶ時間が共にあり、心になんともいえない栄養がしみわたります。
 
ことばを語っているとき、みなそれぞれの肩書きを捨てて、ただ「わたし」として立ちます。
呼吸が深くなり、その人のことばで癒やされるような、うつくしいときを共に過ごしています。
 
子どもたちは、大きなお姉ちゃんに小さなお姉ちゃんがついていき、その後ろによちよち女の子がついていき、お外でお花摘み。
微笑ましい子どもたちの時間。

posted by koji at 23:41 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

静けさのなかへ 〜11/14(土)大阪言語造形ふたり語り公演 『十三夜』のお知らせ〜


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11月14日(土)、大阪で行います言語造形ふたり語り公演 『十三夜』をお知らせいたします。

樋口一葉が紡ぎあげた言語世界を、原文そのままで味わっていただく試みです。

キリスト教会のチャペルにおいて、
クラシックギターとともに、一葉のことばがどのように響くのか。

わたしたちが日々生きている世界。
そこでは、かまびすしく時間が飛びすぎていくようです。
しかし、わたしたちは、静けさを求めてはいないでしょうか。
こころの静けさを、故郷(ふるさと)を乞うように求めてはいないでしょうか。

言語造形公演は、その静けさの時間をわたしたちにもたらそうとするものです。
静けさのなかにある、こころの充実を、精神の漲りを、生きる。
そんな時間を創ろうとする試みです。

静けさのなかへ、どうぞ、いらしてください。


この作品は明治の代に書かれたものですが、
一葉の文体は江戸時代からおおよそ平安時代の文学にまで遡り、
歴代の我が国のことばの芸術から学ばれ体得されたものですので、
現代人のわたしたちにとっては、初めて耳をもって聴くとき、
理解することよりも、ひとつの感覚的な体験となるだろうと思います。

しかし、それでも、聴き手の方々には、この日に聴きに来て下さる前に、
前もって原文を読んでみられることをお勧めします。

そうすることによって、ご自身が読んで感じられたことと、
実際に舞台の上から聴こえてくることばから生まれる感情との重なりを、
または、ずれを楽しむことができるでしょう。

聴き手の皆さんが、ともに、この『十三夜』を創り上げていく、
そんなプロセスをも、きっと、楽しむことができると思います。

お申込み、お待ちしております。

ぜひ、言語造形による、日本のことばの芸術作品をとくと味わいにいらしてください。


________________________

身に喰い込む憂いを抱えて
女ひとり、男ひとり、ぽつんと、立っている。

十三夜の月の光の下
ふたりそれぞれの後ろに伸びる闇。

その闇と闇とが淡く交わり、また別れていく・・・。


樋口一葉がこの作品を一気呵成に書き上げたのは、満23歳のとき。
それから一年後に彼女は肺結核でこの世を去りました。
今からちょうど120年前にものされたこの作品を、
秋の静かな深まりの中、生の声による語りで聴いていただきます。
教会という聖なる空間に織りなす一葉のことばの世界を、どうぞお楽しみください。

■日時  2015年11月14日(土) 開場14時 開演14時30分

■出演  語り:諏訪耕志 諏訪千晴
     ギター: 清水久芳

■会場  日本聖公会 大阪聖アンデレ教会 (桃山学院高等・中学校 隣)
         http://st-andrew-osaka.com/access/access.html
         地下鉄御堂筋線「昭和町」駅 3番出口より南へ徒歩6分
         JR阪和線「南田辺」駅 北西に徒歩10分
     ※駐車輪場はありませんので、お車や自転車でのお越しはご遠慮くださいませ。

■入場  ご予約  大人 2500円  中高生 1000円
     当日   大人 3000円  中高生 1500円

■お問い合わせ・お申込み  ことばの家 http://www.kotobanoie.net/pray.html#13n
          (このページにある専用フォームにてお申込みいただけます)


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2015年09月27日

日本語の変遷〜百年長屋『言語造形と薩摩琵琶の夕べ』〜


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昨日は、百年長屋さんにて『言語造形と薩摩琵琶の夕べ』。
楽しい秋の夕べでした。
 
明治の代に英語によって書かれた小泉八雲の『耳なし芳一』。
それを現代日本語に翻訳されたものを塙狼星さんの語りで。
 
中野淀水さんによる薩摩琵琶吟弾。
これも明治の代に『平家物語』から翻案し作詞された「敦盛」「舟弁慶」。
 
そして、言語造形を通しての「那須与一」。
これは、平家と源氏の合戦が終わってから後、琵琶法師たちによって語り継がれ、語り広められたその当時の原文そのままです。
 
いずれも『平家物語』からの様々なバリエーションをお聴きいただけた一時でした。
 
日本語という言語が時代時代の変遷を経ても、人の息遣いによって、とりわけ『平家物語』においては、ダイナミックな息遣いによって、現代にも見事に甦りうることを感じられた時間だったのではないかと思い返しています。
 
百年長屋の皆さま、共演者の皆さま、お客様の皆さま、本当にありがとうございました。
 

posted by koji at 09:07 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

9/19(土) 対談「保育に生命を吹き込む語りと音楽」〜シュタイナー教育の観点から〜


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日本シュタイナー幼児教育協会からの、今月第三土曜日の公開講座のお知らせです。
呼吸とは、人が生きていく上で、最も当たり前にしていることゆえに、大切に育んでいきたいものなのです。
 
対談 「保育に生命を吹き込む語りと音楽」      
〜シュタイナー教育の観点から〜
 
講師:
吉良 創(滝山しおん保育園園長・南沢シュタイナー子ども園代表理事)
諏訪耕志(言語造形家・ことばの家主宰)
 
司会:
松浦 園( ヴァルドルフキンダーガルテンなのはな園主任教師)
 
日時: 2015年 9月19日(土) 10:00〜12:00 9:30より受付
 
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター 
    センター棟 311号室
 
参加費: 2000円(一般) 1500円(会員)

参加申込みは必要有りません。直接会場にお越し下さい。
受付にて参加日をお支払い下さい。
 
日本シュタイナー幼児教育協会 http://jaswece.org/02/index.html

問い合わせ: FAX:045-584-0283  email : info@jaswece.org
 
 
 
シュタイナー教育の大切な考え方のひとつに「呼吸」があります。
呼吸は、すべての生命活動の基盤であるとともに、
眠りと目覚めから、
外遊びと室内遊び、
自由遊びと一斉保育の移り変わり、
外からの刺激を受けとめ、また表現すること、
そして誕生と死までを包括すると考えるのです。
「生きた保育」を考えるうえで、
一人ひとりの教師・保育者の呼吸とのかかわりはとても大切です。
 
この講座では、言葉と音楽の働きについて、
諏訪耕志さんと吉良創さんに語っていただき、
幼稚園教師の立場から松浦園さんに司会・進行をお願いしています。
この対談から、皆さんが創造的なインスピレーションを受けとってくださることを願っています。
 
内容は、保育者、教育者向けですが、
関心のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。
大切なテーマですので、ぜひ広くお声かけください。

posted by koji at 23:49 | 大阪 ☔ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする