
松島の月まず心にかかりて… 元禄二年、46歳の芭蕉は曾良とみちのくに旅立ちます。
150日、六百里にも及ぶ徒歩の長旅を経て生まれたのがおくのほそ道。
それから三百年。
ルドルフ・シュタイナーが創始した言語造形という表現技法により、芭蕉の世界を生き生きと描きます。
大阪の百年長屋さん(http://nagaya100.com)で、
9月14日(日)午後3時から、
言語造形をもう7年ほど続けて学ばれている北川三代さんによる、
松尾芭蕉『おくのほそ道』語りの会が開かれます。
参加費 1000円(資料、ワンドリンクつき)
【プログラム】 おくのほそ道を語る 「序章」「旅立ち」「立石寺」
言語造形をめぐる対話 諏訪耕志
司会 塙 狼星(空堀ことば塾)
北川さんは、ご主人様がずっと俳句に打ち込んでいらっしゃっていたのですが、
そのご主人様の生前には北川さん自身全く、俳句などの文芸には興味はなかったとのこと。
しかし、お連れ合いが亡くなられてから、なぜか言語造形の門をくぐられ、なぜか芭蕉の作品に取り組みだされ、今日に至られています。
毎回70歳代後半の北川さんと練習をするたびに、どんどん彼女の若さ、華やかさが面(おもて)に浮き立ってきて、その声の張りにわたし自身身を引き締められるような思いがします。
そして、亡くなられたご主人様が微笑んで聴いてくださっているような気がするのは、気のせいでしょうか。
今回は、百年長屋さんのご厚意で、『おくのほそ道』を響かせる場が用意されることになりました。
そこは、参加する各々が「いのち」と「暮らし」を結びつけて新しい貌をおのれ自身の中に見いだすことができるような空間・・・。
わたし自身、その場に居合わせることができることをこころから楽しみにしています。
今回の会を発意、企画してくださった空堀ことば塾(http://www.karahori.jp/)の塙狼星さん(http://blogs.yahoo.co.jp/kotoba_jyuku)に感謝・・・!
お時間のご都合がつく皆さん、どうぞ足をお運びになってみてください。