この8月10日(日)に名古屋で、
ソーシャルアート・プロジェクツを主宰されている関麻依子さんによる精神美術史の講義と、
シュタイナー芸術(造形)教育家である鹿喰容子(ししくいようこ)さんによる子どものための芸術ワークショップが合わせて開かれます。
関さんは北海道伊達市のひびきの村を中心に活動されていて、芸術活動と社会活動を結んでゆくための方図を様々に指し示し、具体的な実践として世に問うておられます。
鹿喰さんは大阪の堺市在住で、わたしたちの「ことばの家」にも通ってこられ、ただいまは『自由の哲学』講読に熱心に取り組んでおられる方です。
お二人ともに、ご自身の造形美術のお仕事がアントロポゾフィーからのゲーテ的な世界観に基づいていることから、世と人とのかかわりをどう捉えていくことができるか、そしてご自身の持っておられる技量と見識をどのようにして世に問うていくか、そのことを意識的に追及されている方だと感じます。
以下、お二人からの講座ご案内を紹介させていただきます。
名古屋近辺にお住まいの方、ぜひ、この機会に!
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『関 麻依子の精神美術史 in 名古屋 〜意識の発達から観た世界美術史〜』
3年前に最初にお話を頂いてから、とうとうこの度、美術史 in 名古屋 開催にこぎ着けることができました。沢山の方のご協力と応援、想いを頂き、大人のための美術史 in 名古屋 第一回目旗揚げです!!!
世界の美術史作品の中から各時代の作品を選び、じっくりと「観ること」からその時代の意識が、時代時代によってどのように変化していっているのか?アントロポゾフィーの視点からみていきます。
過去・現在・未来の人間史、時代の先端は何か、シュタイナー教育の根底にある子供(人間)の成長の発達段階などがみえてきます。
連続講座ですと毎回一つの時代の作品をしっかり観て描くこと(模写)を行い、各時代をより深く感じて頂けますが、一回目の今回は、複数の美術史作品のコピーを使って「美術史全体の流れ」を観ていきます。
ただしご要望もありましたので、後半は一時代をピックアップして、デッサン(模写)ワークにも少し取り組んで頂きます。
日時:2014年8月10日(日)13:00 〜 16:30
(子供と芸術で語ろうねっと キックオフ集会 in Nagoyaプログラム終了後の午後の時間)
場所:ウィルあいち 名古屋市東区上竪杉町1番地(地下鉄「市役所」駅2番出口より徒歩約10分)tel:052-962-2511
第一部 13:00〜14:40 美術史全体の流れ・講義
第二部 14:50〜16:30 デッサン(模写)ワーク
参加費:一人5000円 / カップル7000円(部分参加・全参加とも)
持ち物:色鉛筆(あればLYRA、又はお家にあるもの)、スケッチブック(あれば) ☆ 連続講座用の大人の美術史エポックノート数量限定で販売予定。
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今回はなんと、講座を受講される折に託児を必要とされる(小学生の)お子様をお持ちの御父母の方のために、シュタイナー芸術教育家・鹿喰容子による小学生プログラムも同時並行してご用意しました。
『子どものためのシュタイナー芸術教育』
星座のお話をしてTシャツお絵描きをします。
その後名古屋市立科学館のプラネタリウムで夏の夜空と宇宙旅行を体験します。おやつあり。
日時:大人クラスと同じ(集合時間 12:30)
場所:ウィルあいち、名古屋市立科学館
参加費:一人2000円(おやつ代/地下鉄代/プラネタリウム代含む)
おやつはこちらで用意します(アレルギーなどのご事情はお申込みの際に必ずご相談ください)
対象:小学生
持ち物:夜空色(紺色)のTシャツ(天然素材)
お申し込み→いずれかの講師にまとめてお申し込みでOK
お問い合わせ・ご質問→各講座講師(美術史→関 / 子供芸術→ししくい)
ソーシャルアート・プロジェクツ 関 麻依子(マイコ)
住所:〒052-0001 北海道伊達市志門気町6-13 ひびきの村
電話:080-6016-1728(ソフトバンク)
スカイプID:maikosekimicho
メールアドレス:social.artist.micho@gmail.com
ホームページ:
http://socialartistmicho.wix.com/socialartprojects鹿喰容子/ししくいようこ(やゆよ)
住所:〒590-0969 大阪府堺市堺区新在家町西4-1-2
電話:080-3823ー4491(AU)
メールアドレス:yohkoschoko@gmail.com
関 麻依子略歴。
14歳から22歳まで滋賀県にある、絵画道場「湖色会」にて道場主・澤居龍介氏に師事。
1999年、中学校教員資格(美術)取得。
2001年エール椛゙職後、22歳の時に渡欧、2006年までに英国・Rシュタイナー・エマーソンカレッジにて、アントロポゾフィ―基礎コース、アート基礎コース、精神英語コース、彫塑立体造形&アート3年間ディプロマ訓練コース)、1〜12年生粘土造形彫塑&高等部美術専科におけるヴァルドルフ教員養成コース等修了。2007年から英国のキャンプヒル共同体(シュタイナー福祉施設)に勤務。2009年帰国、北海道にてシュタイナー学校や、シュタイナー・カレッジで美術講師をつとめるかたわら、2011年、事業『ソーシャルアート・プロジェクツ』を起こし、
アートの日常化・意識化を目指して、大人のためのワークショップやコース、フルタイムトレーニング、イベント等を北海道を中心とした全国の様々な個人・団体・グルー
プと行っている。アントロポゾフィー協会精神科学自由大学会員。
鹿喰容子 略歴
ゲーテ主義者。スコットランドのキャンプヒル共同体を経てスイス、オーストリアでシュタイナー造形美術を学ぶ。クリスチャンヒッチ、マティアスライヒャルトに師事。人智学に基づく芸術教員、芸術治療教員の認定資格保持。専門は粘土造形と彫塑。現在は大阪府堺市で自然と造形美術を使って日本の現代の子どもたちのために働く。