[講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告]の記事一覧

2017年03月23日

ヨゼフ役大募集中! 〜2017年度 ことばの家 生誕劇クラスのお知らせ〜 


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写真は、2015年クリスマス時のひびきの村にて。


大阪住吉区帝塚山にある「ことばの家」での、この四月から新しく始まる生誕劇クラスのお知らせです。
 
大人たちによるイエス・キリストの生誕劇創り。それは各地のシュタイナー学校で、子どもたちへの贈り物として、毎年クリスマスに行はれてゐるものです。
 
生誕劇を通してイエス・キリストの誕生を祝ふこと、それはひとりひとりのこころにともしびを灯すやうな、明るい光と暖かな情熱をもたらすやうな、祝祭行為なのです。
 
一年の終わりに、その年を無事に暮らすことができたことへの感謝と、次の年への新しい希望と意欲を共に分かち合ひ、そしてその聖なる劇を、シュタイナー学校に通ってゐない、多くの子どもたちにも観てもらふために、言語造形を通して生誕劇を創つていきます。
 
言語造形をしたことがない方でも、大丈夫です。まづは、ことばを丁寧に話す練習から始めて、からだを使つて舞台の上で語り、歌ひ、動き、演じることをゆつくりと学んでいきます。さうして、ことばの響きを大事にする、こころの籠つた生誕劇を、力を合はせて共に創つていきませう。
 
演劇を創つていくことを通して、自分が発することばと自分のからだの動きを、ひとつにしていく練習をすることになり、また仲間と共に一つのものを創つてゆく力のいかなるかをも學ぶことになります。
 
その体験の連続は、きつと、普段の暮らしのなかに働きかけていきます。
 
 
 
4月から月に約二回のペースで、12月23日(土)の本番まで、約九ヶ月間、「ことばの家」での演劇づくりに、あなたも参加してみませんか。
 
諏訪耕志が演出・演技指導させていただきます。また、歌唱指導として北欧伝承歌の会の足利智子さんにもお手伝ひをお願ひしてゐます。
 
2017年3月 ことばの家 諏訪耕志
 
 
 
●お稽古日時  
4月より第二・第四金曜日の午前10時から12時半まで
8月のみ第四金曜日のみ
11月は第二・第三・第四金曜日
12月は第一から第四まで毎金曜日
 
 
●お稽古場所  
ことばの家 https://kotobanoie.net/access/
 
 
●募集人数  
7名
 
 
●お月謝   
毎月8,000円  12月のみ16,000円 
(資料代、衣装代、発表参加費含む)
 
 
●一括払い  
75,000円 (資料代、衣装代、発表参加費含む)
 
 
●本番日時・公演会場   
12月23日(土)13時開演予定  
於 大阪市阿倍野区民センター小ホール予定
http://abeno-cc.net/guidance/room_details/hall02
 
 
●お申込み・お問ひ合はせ  
ことばの家 https://kotobanoie.net/access/
 

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2017年03月20日

聴く文学の喜びと悲しみ(おはなしペチカ・アンケート)


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諏訪千晴による昨日の『おはなしペチカ 003』に、ご来場くださつた皆さんに書いていただいたアンケートから、宮澤賢治の作品「チュンセとポーセの物語」「娼婦ビンツマティーの物語」について、聴き取つてくださつたご感想をここに掲載させていただきます。
 
からだとこころまるごとで聴く文学の喜びと悲しみ。わたしたちは、それこそを、これから多くの人と分かち合つていきたい、さう念つてゐます。
                  
 
 
 
 
●「娼婦ビンツマティーの物語」における「まことの力」、「チュンセとポーセの物語」における「まことの勇気」、 自分の今、向き合っているテーマとぴったりでした。
 
ひととき、ひととき、空間が深まっていき、 足許が抜けて宇宙につながっていく予感を感じました。
 
この空間は本当に貴重ですね。本当に素晴らしい時間でした。
 
なっちゃんやかさねちゃんの声も、息も、この瞬間にしか存在しない、この時の尊さを思いました。今、この息を共有できたことを、幸せに思います。
 
ありがとうございました。 (H・Kさん)
 
 
 
 
 
●意味を考えずに、只感じて聞いていれば良いと言って下さりましたが、言葉の中に飲み込まれて、どうしても深く考えずにはいられませんでした。
 
賢治さんの「手紙四」(「チュンセとポーセの物語」)は、この物語を書いた時の賢治さんの葛藤が、私の中にも広がっていく様な感覚さえしました。
 
言葉が文字としてではなく、音楽や色や温度として聴こえてきました。
 
特に、この話は、賢治さんがとても苦しんだ時の事が、ストレートに書かれていますし・・・。
 
好きな世界の中へ行かせていただけて、とても嬉しかったです。(G・Mさん)


この他にも書いて下さつた皆様、どうもありがたうございます。
これからの創造への励みとさせていだいてゐます。

 

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第三回おはなしペチカ ありがたうございました


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今日の「おはなしペチカ003」、
来て下さつた皆様、
本当にありがたうございました。 

ことばの生命力と静けさ。

言語造形といふことばの藝術を、
かうして来て下さつた皆さんと、
これからも共に創り出し、
生み出していきたい。
さう念つてゐます。

観客の方おひとりおひとりが、
この空間と時間をともに創り上げる協働者です。
 
ことばと人。

その関係を、
まづは舞台藝術を通して見つめ直し、聴き直す。
そのやうな舞台をこれからも創つてまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。



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2017年03月16日

4〜7月 第一日曜日 普遍人陋{と言語造形クラス 『根底としての国語教育』


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わたしは、
教育の根底は、
ことばの教育・国語教育
だと考えてゐます。
 
この四月から、 
シュタイナーの『普遍人陋{』で學んだことを、
言語造形を通して、
からだで実感していく。
 
そんな、
人閧ニことばとの関係を、
深く追い求めていくクラス
のお知らせです。
 
人とはどのやうな存在であるのか、
そのことを精神科学的に。
そしてその知見を、
我がからだをもつて確かめていく。
 
毎月一回のその時間、
知識を頭からハートへ、
そして手足の領域にまで降ろしていく。
 
『普遍人陋{』を丁寧に、
一講ずつ進んでいく午前の時間。
からだまるごとを使つて、
ことばを話す練習を重ねる午後の時間。
 
そのやうな定期的な繰り返しを通して、
学びの共同体が生まれてきたら、
さう希つてゐます。
 
まづは、
四月二日から始まり、
五月四日(この回のみ木曜・祝日)、
六月四日、
七月二日までを、
第一期とします。
 
単発でのご参加も受け付けてゐます。
 
春から、新しい學びを、
ご一緒に、始めてみませんか。
 

           ことばの家 諏訪耕志

 

 
 
日時:毎月第一日曜日 
   午前10時〜12時半『普遍人陋{』
   午後1時半〜3時半 言語造形
   2017年5月のみ、4日(木・祝)
 
 
場所:ことばの家 
   
 
 
参加費: 第一期 
     4月から7月までの計四回 22,000円
     単発でのご参加 一回につき 6,500円
     (8月以降も第二期、第三期と続きます)
 
 
お問い合わせ・お申込み:
ことばの家 
 
本は、
精巧堂出版からの、
鈴木一博訳『普遍人間学』
を使ひます。

 

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2017年03月13日

3月19日(日)春分の日のおはなしペチカ『手紙(宮澤賢治)など』


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今週の日曜日、帝塚山の「ことばの家」で、
妻と娘ふたりがする『おはなしペチカ.003』。 

もう第三回目なのだけれども、
わたし自身がやつてゐることを、
こんな風に家族全員でやることになるなんて、
夢にも思つてなかつた。
 
自分自身のこころざしを、
家族に理解してもらふことは、
実は難しく、
また、一番大事なことなので、
このやうな事態は、
奇跡のやうなことだと思つてゐる。
 
ふたりの娘も、
これから様々なことに出逢ひ、
ひとりひとり特別の道を歩んでいくだらう。
 
ただ、家族といふ、
文化の基礎を共にできたことの、
今生の仕合はせを本当にありがたく念ふのです。

「ことばの家」は小さなところですが、
その小さなところで、
人とことばとの関係を大事に育んでいきたい。
さう考へてゐます。
 

お申込み・お問い合わせ: 下記より受け付けております。   
http://www.kokuchpro.com/event/e665050a31114e456b075932e5b32719/
 

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2017年03月10日

大阪・奈良 ゴールデンウィーク 言語造形公演『われらが萬葉集』


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チラシ絵 鹿喰容子

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二回クリックしていただきますと、
ご覧になりやすくなります。




4月29日(土)と30日(日)に行われます、
言語造形 大阪・奈良公演 『われらが萬葉集』
のお知らせです。

日本のことばの芸術。
そこには、日本人が美しいと感じ、
大切にしたいと信じる何かが息づいています。

萬葉集。
それは、我が国最初のことばの芸術作品であり、
我が国の歴史の証言集でもあります。

わたしたちは、
一千二百五十年前に作られた萬葉集を、
一千二百五十年後にも残したいと切に願う者です。

日本人が感じる美しさ、信じるこころざしを、
後の世の人たちにも活き活きと伝えていくための、
最初の第一歩が、この舞台です。

言語造形によって甦る萬葉の歌。
皆さん、共にここに集い、
日本のことばの美とこころざしを讃え、祝い、寿ぐ、
歌の数々、物語の数々に耳を傾けましょう。

そして、これからの若い人たちが、
日本語に籠もる美しさと、
こころざしを引き継いでくれるように、
このことばの芸術作品をより愛し、
より深く知ってゆきましょう。
 
出演者による上演後のアフタートークもございます。
ゴールデンウィークの一日、
萬葉集の世界に、どっぷりと浸かってみませんか。



●大阪公演 ※お陰様で大阪公演は満席となりました。
      奈良公演はまだお席があります。

日時: 平成二十九年四月二十九日(土) 
    開場13時 開演14時 終演16時半予定

場所: ことばの家  大阪市住吉区帝塚山中2-8-20  
    南海高野線「帝塚山」駅より、北東へ徒歩5分
    上町線「姫松」駅より、西南へ徒歩約4分
    地下鉄四つ橋線「玉出」駅3番出口より、東へ徒歩約15分


●奈良公演
日時: 平成二十九年四月三十日(日) 
    開場13時 開演14時 終演16時半予定

場所: 日+月+星(サン・ムーン・スター) 奈良市多門町35-2
    近鉄奈良駅から北に歩いて約20分


●ご参加費: ご予約3000yen  当日3500yen

●お申込み:
参加費はクレジット決済が可能です。
お席に限りがありますので、参加費のお振込みをもってご予約を完了とさせていただきます。
 
4/29(土) 大阪公演のご予約はこちら
http://www.kokuchpro.com/event/manyo_osaka_/

4/30(日) 奈良公演のご予約はこちら
http://www.kokuchpro.com/event/manyo_nara_/

↑ お申込みは事前決済(クレジット)となります。ご予約確認後、30分以内に決済されない場合、手続きが無効となりますのでご注意ください。
 

なお、口座お振込み希望の場合は、以下にお振込の上ご一報ください。

/ ゆうちょ銀行 記号 10260
/ 番号 28889041  諏訪 千晴 (スワ チハル)


また、大阪・奈良、いずれの会場でも、開演時のこころの静かさを大事にしたいと思ひますので、お時間に余裕をもつてお越しください。
 
奈良公演に車でお越しの場合、ナビで直接会場に来られると細い道が抜けられなくなりますので、お近くの駐車場に置いてから徒歩でお越しになられるやう、お願ひ申し上げます。



●出演  鹿喰容子 諏訪耕志 中将ゆみこ 塙狼星


●お問い合わせ・お申込み: ことばの家(諏訪)
Tel 06-7505-6405   e-mail info@kotobanoie.net



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2017年03月02日

ことばの家 第一日曜日 普遍人陋{と言語造形クラス


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この四月から、 
シュタイナーの『普遍人陋{』で學んだことを、
言語造形を通して、
からだで実感していく。
 
そんな、
人閧ニことばとの関係を、
深く追い求めていくクラス
のお知らせです。
 
人とはどのやうな存在であるのか、
そのことを精神科学的に。
そしてその知見を、
我がからだをもつて確かめていく。
 
毎月一回のその時間、
知識を頭からハートへ、
そして手足の領域にまで降ろしていく。
 
『普遍人陋{』を丁寧に、
一講ずつ進んでいきつつ、
からだまるごとを使つて、
ことばを話す練習を重ねます。
 
そのやうな定期的な繰り返しを通して、
学びの共同体が生まれてきたら、
さう希つてゐます。
 
まづは、
四月二日から始まり、
五月四日(この回のみ木曜・祝日)、
六月四日、
七月二日までを、
第一期とします。
 
単発でのご参加も受け付けてゐます。
 
春から、新しい學びを、
ご一緒に、始めてみませんか。
 

           ことばの家 諏訪耕志

 

 
 
日時:毎月第一日曜日 
   午前10時〜12時半『普遍人陋{』
   午後1時半〜3時半 言語造形
   2017年5月のみ、4日(木・祝)
 
 
場所: ことばの家
 
 
参加費: 第一期 4月から7月までの計四回 22,000円
     単発でのご参加 一回につき 6,500円
     (8月以降も第二期、第三期と続きます)
 
 
お問い合わせ・お申込み: ことばの家 

 
本は、
精巧堂出版からの鈴木一博訳『普遍人間学』
を使ひます。


posted by koji at 12:09 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

3月5日(日)大人のためのおはなし会(上田美雪さん)


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上田美雪さんが、
言語造形による昔話
「山おとこのてぶくろ」を語つてくれます。
 
このお話は、
日本の昔話の中でも、
わたしにはとりわけ、
こころにしんしんと響きます。
 
その他にも、
絵本の読み聴かせや、
ストーリーテリングも、
きつと楽しめます。
 
兵庫の伊丹の、
昔の酒蔵で行われる、
大人のためのおはなし会。
 
どなたかご一緒にいかがですか?
 

【インフォメーション】
4回目となりました、「大人のためのおはなし会」。
今回は場所と時間を変えて、酒蔵の中での開催です。

週末のひととき、日頃の煩わしいことを忘れて、
お話の世界に浸ってみませんか?
うんと昔、小さかった頃のように、
絵本を誰かに読んでもらったり、お話を聞いたり…… 
そんな豊かなひとときを、
美しい音楽とともに、
みなさまとご一緒できれば大変幸せに思います。
【おはなし】 ぽぽんた+
【トーンチャイム演奏】 トーンチャイムを楽しむ会

日時:2017年3月5日 14:00 - 15:30

場所:伊丹市立伊丹郷町館 旧岡田家住宅 酒蔵
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参加費: 500円(税込み 全席自由)

定員 50名(先着順)

主催 みち草倶楽部
後援 伊丹市教育委員会

★会場は文化財となっております。
 飲食はご遠慮ください。
★時節柄、防寒の必要なことがございます。
 衣服やカイロなど、どうぞ暖かくしてお越しください。

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2017年02月19日

ありがたうございました!「シュタイナー教育における人形劇」(山崎淳子さん)


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今日は、第四回 ことよさしの會
「シュタイナー教育における人形劇」でした。 
 
山崎淳子さんの
深い息遣ひから動かされる、
人形の姿。
そしてことば。
 
物語は、
薄い絹の衣に包まれて、
こころの奥にしまはれました。
 
星の銀貨の女の子も、
お母さんに抱きしめられた男の子も、
子どもたちの今晩の眠りの中へと、
帰つてゐることでせう。
 
来て下さつた皆様、
そして山崎さん、
本当にどうもありがたうございました。

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2017年02月12日

『普遍人陋{ そして言語造形』帝塚山クラス(第一日曜日)のお知らせ


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2017年春からのことばの家での、
『普遍人陋{ そして言語造形』クラス(第一日曜日)のお知らせです。 
 
この四月から毎月第一日曜日に、
大阪のことばの家にて、
シュタイナー著の『普遍人陋{』の講義(午前)と、
ことばの語り方を學ぶ言語造形(午後)のクラスを始めます。
 
月に一囘ですが、昼ご飯を皆で一緒に食べながら、
午前から午後にかけてのクラスです。
 
午前は、
『普遍人陋{』の序文から始めて、第一講、第二講と、
毎月一講義ずつ進めていき、
15ヶ月かけて一冊の本を解きほぐし、語り終える予定です。
 
午後は、
ひとりひとり物語を選んでいただき、
その物語を素語りで芸術的に語ることができるやう、
稽古していきます。

新しく、この春から、シュタイナー教育の礎を共に學んでいきませんか。

                          講師:諏訪耕志
 
 
 
日時: 毎月第一日曜日 午前10時〜12時半『普遍人陋{』
                午後1時半〜3時半 言語造形

    2017年5月のみ、4日(木・祝)
 
場所: ことばの家 

参加費:  第一期 4月から7月までの計四回 22,000円
      単発でのご参加 一回につき 6,500円
      (8月以降も第二期、第三期と続きます)

 
お問い合わせ・お申込み: ことばの家 

本は、精巧堂出版からの鈴木一博訳『普遍人間学』を使ひます。
http://www.seikodo-store.com/show1.php?show=b0031
 
 
 
 
 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 
 
 
シュタイナーによるこの『普遍人陋{』は、
シュタイナー教育を志す人に向けての基本著書として、
昔から定番中の定番として舉げられてゐるものです。
 
しかし、よく言はれてゐることですが、「難しい」。
 
さう、難しいのです。
 
なぜならば、
世界初のシュタイナー學校を開校する直前に、
アントロポゾフィーを學んで十何年經た、
筋金入りのアントロポゾーフばかり十數人を集めて、
シュタイナーが渾身の念ひをもつて語つた講義録だからです。
 
でも、だからこそ、その講義の内容は、
幾たび讀んでも汲みつくすことができないほど、
味はひ深いものです。
 
そこには、
教育の仕事に於る本質的な事、
そして實用的なことが述べられてゐますが、
その實用とは精神の世界のことであり、 
實用にあたつての動作を教へるものではなく、
あらゆる突發的な出來事に臨んでも驚かない志を教へます。
 
そこには、
人と云ふものがどのやうな存在なのかと云ふことに對する、
深くて確かな洞察があるからなのです。
 
何度も何度も讀書を繰り返すことによつて、
その洞察、見識を確かに手の内にし、更に深めていくのです。
 
さう云ふ、
「讀書百遍意自ずから通ず 」と云ふ學びを始めてみませんか。
 
そして、言語造形を通して、
自分自身の身をもつて、
全身を使つて、
ことばを語ること、ことばを聽くことを、
繰り返し繰り返し習つていきます。
 
「ことば」は、人の内側と外側とをつなぐ、
大切な「精神のあらはれ」です。
 
その人が話すことばとその人自身とが繋がつてゐること。
そのことは、教育にとつて、何よりも大事なことです。
 
内と外をつなぐ練習を繰り返しすることで、
わたしたち自身が、
教育と云ふ藝術に習熟していくことができるのです。

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2017年02月06日

3/19(日)『おはなしペチカ』.003 のご案内(諏訪千晴)


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第三回おはなしペチカのご案内です。 
 
諏訪 千晴による、
今囘の宮澤賢治作品は、
殆ど人口に膾炙してゐない作品ですが、
本當にこころの内側と外側、
それぞれの琴線を震はせる、凄いものです。
 
そして、いまだ己れの魂を己れのものとして確立してはゐない、
8歳と11歳の少女たちの聲は、だからこそ、
より大いなるものの働きかけが及んでゐるのを感じさせます。
 
足利智子さんのティラル&タリタライアーとの響き合ひが、
いまから本當に樂しみです。
 


◆『おはなしペチカ』.003

 
 演目: 「ルリカケスのうた」(こうだてつひろ作)ほか 
      「手紙 四 〜チュンセとポーセの物語〜」(宮澤賢治作)
      「きれいだな」(諏訪かさね作) 
      「手紙 二 〜娼婦ビンツマティーの物語〜」(宮澤賢治作)
 
 語り: 諏訪かさね (小学二年生) ・ 夏木(小学五年生)
      諏訪千晴 (言語造形家)
 
 音楽: 足利智子 (タオライアー)

 日時: 3月19日(日)14:00〜15:30 予定
  
 場所: ことばの家
      南海本線「帝塚山」駅 徒歩5分
      阪堺上町線「姫松」駅 徒歩5分
  
 入場: 大人 2000円  小学生以上 500円 (お茶とクッキー付き)
 
 定員: 30名  要予約 ・ 事前振込制
 
 お申込み・お問い合わせ: お申込みフォーム
 
 
★ 物語の内容から【小学生以上】とさせていただきました。
  どうぞよろしくお願いいたします。

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2017年02月05日

2月19日(日)『言語造形による人形劇の魅力』 


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丁寧に羊毛で創られた人形を用いる、
シュタイナー教育の人形劇。
 
その人形の抑制された動き。
語られるお話しと歌の透明な響き。
そこに生まれる静謐な間(ま)。
それらは、演者の育まれた息遣ひから生まれてきて、
見える人形の姿、聞こえることばの響きを越え、
観る人、聴く人の想ひ描く力を促します。
 
その息遣ひは、
子どもから大人まで、
いまの現代人の多くが、
こころの奥底で乞ひ希つているものだと感じます。
 
言語造形といふことばの藝術は、
物語りだけでなく、演劇や詩の朗唱、
そして今回のやうに人形劇を内側から創りなしていきます。
 
今回の山崎淳子さんによる人形劇を通して、
子どもと大人が精神の糧を分かち合うことのできる場が生まれます。
 
どうぞいらしてください。
 
詳しいインフォメーションはこちら↓
http://kotobanoie.seesaa.net/article/445786929.html

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2017年01月29日

シュタイナー教育教員養成プレ講座 ありがたうございました


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今日は、大阪の泉佐野でゴールデンウィークから始まる豫定の、
シュタイナー教育教員養成 ファウンデーションコース
へ向けてのプレ講座でした。
 
參加された皆さんのフレッシュな意氣込み!
シュタイナー教育に關心を抱き始めたばかりの方も多く、
今日初めてオイリュトミーや言語造形と出會つたことの喜びと、
學びの仲間に出逢へたことの喜びとが輻輳する、
新しい始まりに向けての一日だつたやうに感じてゐます。
 
荻原史織さんの柔らかく纖細で、
意氣に滿ちたオイリュトミーでの導入、
山西眞理子さんの長いご經驗に裏附けされた講義、
午前中のそのふたつのクラスは、
いづれも穩やかで、かつ、
からだとこころを健やかにする時間でした。
午後はわたしによる言語造形と普遍人間學の時間でしたが、
隨分ととつちらかつたやうな時間になつてしまつたかな・・・?
 
しかし、スタッフのメンバーがそれぞれ、
要所要所で素晴らしい働きをしてくれたお蔭で、
參加者の皆さんの笑顏が美しい一日になりました。
 
和歌山でのシュタイナー學校の開校と歩を共にしながら、
シュタイナー教員養成をひとつの地道な運動として、
關西に根附かせていきたい。
さう希つての始まりの一日でした。
 
教員が必要です。
人間學を己が身の底に沈めてゐる教員が、
關西にももつと必要だと思つてゐます。
 
今日は、舊暦での一月一日。
ここでも大伴家持による萬葉集最後の歌、
新しき年の始の初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
を皆で歌ひました。
 
新しい一歩を勇氣をもつて進めることができる一年となりますやうに。

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2017年01月21日

言語造形・名張クラス「こぴす」のお知らせ


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4月からの三重県名張市での新言語造形クラスのお知らせです。
 
基本的なことばの練習を重ねながら、
その人その人にふさわしい物語り、詩などを通して、
定期的に稽古を重ねていきます。
 
言語造形を通して、
ことばの力、輝き、
そして、
人と人とのハーモニーを生みだしていきませう。
 
三重に、言語造形といふことばを大切に扱う氣風が根付き、
ことばの精神が花咲き、言霊が幸ふ國となりゆきますやうに。

                     (講師 諏訪耕志)
 
日程:毎月第3土曜日(9月のみ 第2土曜日)  
 
時間:10時〜13時
 
場所:名張市内
 
定員:8名             
 
参加費:4月15日(土)は体験クラスになります。
    3500円(+講師交通費頭割り)
    
    5月より8月までの第一期 3500円×4=14,000円
               (+講師交通費頭割り)
 
    9月より12月までの第二期 3500円×4=14,000円
               (+講師交通費頭割り)
 
    1月より3月までの第三期 3500円×3=10,500円
               (+講師交通費頭割り)
 
連絡先:yuju30@hotmail.com(南)

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2017年01月20日

1月28日(土)シュタイナー教員養成コース・プレ講座のお知らせ


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5月のゴールデンウィークから大阪の泉佐野市で、
シュタイナー教育教員養成 ファウンデーションコース
が始まります。
 
これまで、主に関東地方において、
このコースは行われてきましたが、
関西においては、これがおそらく初めてのものです。
 
近畿圏在住の方は、
日帰りで通ふことができるのではないかと思ひます。
 
また、このコースで學ぶことは、
今年の4月の開校を進めてゐる、
和歌山シュタイナー学校(仮)設立準備会
とも歩みを共にしてゐます。
 
このコースで學ぶことが、
和歌山での実際の教育の仕事へと、
ひとりひとりの人によつて繋げられていくことが、
希まれてもゐます。
 
 
わたしは、『普遍人陋{』と言語造形を担当させてもらいます。
 
シュタイナーによるこの『普遍人陋{』は、
教育の仕事における実用的なことが述べられてゐますが、
その実用とは精神の世界のことなのです。
 
実用的なことにあたつての動作を教へるものではなく、
あらゆる突発的な出来事に臨んでも驚かない志を教へます。
 
その志を己れのなかに育みつづける教師を産みだしていく。
そのためのコースです。
 
 
  
二年間のコースに先驅けて、1月28日(土)に、
一日プレ講坐を同じ場所で開きます。
 
これからの二年間を通して行われるこのコースの、
大本・指針を示すやうな時間になると思ひます。
 
わたしが担当させてもらひますのは、
『ことばと子どもの育ち 普遍人陋{第1講と言語造形の體驗』
といふものです。
 
子どもが幼児期から少年・少女期に成長していくとき、
傍にゐるわたしたち大人が、
子どもの成長にとつて、
何を大事なこととして守ることができるか。
 
それは、ふたつ、ある。
 
呼吸。
 
そして、眠りと目覚めの織りなしです。
 
その人間學を言語造形をもつて、
体感していくことを目指します。
 
どうぞ、奮つてのご參加をお待ちしてゐます。
 
 
 
◯日時:2017年1月28日(土) 10:00〜16:50
 
◯対象:教員、教育関係者、シュタイナー教育に興味のある方
 
◯場所:エブノ泉の森ホール会議室(大)
      〒598-0005 泉佐野市市場東1-295-1
     http://www.cf-izumisano.or.jp/izuminomori/
    
 
◯参加費:一般 12,000円 
 
◯お申し込み:
 シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース事務局
 ご氏名・ご連絡先・メールアドレスをご明記の上、
 メールまたはFacebookメッセージをお送りください。
 
 メール:kyouyou.foundation@gmail.com
 Facebook:
   「シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース」  
 
※お申し込みのメールを確認後、こちらから振込先をお知らせ致します。 入金の確認を持ちまして受付完了と致します。
 
※準備の都合上、入金後のキャンセルはお受けできません。
 ご了承ください。
  
 
【当日のスケジュール】
 
9:50〜       受付開始
  
10:00〜11:00   オイリュトミー(講師 荻原史織)
 
11:10〜12:30   講義@
         『子どもの導き手としての
          私たち大人のあり方』
          (講師 山西眞理子)
 
12:30〜13:30   昼休憩
 
13:30〜15:30   講義A・セミナー(講師 諏訪耕志)
         『ことばと子どもの育ち 
          普遍人間学第1講と言語造形の体験』 
 
15:40〜16:40   質疑応答 シェアリング
 
16:40〜16:50   インフォメーション
 
 
 
【講師紹介】
 
オイリュトミー 担当 荻原史織
スイス・ドルナッハにて、
オイリュトミー基礎課程、ゲーテアヌムグループ舞台研修修了。
昨年度までニューヨーク・スプリングバレーにて、
オイリュトミーの舞台公演活動、
オイリュトミー学校にて音楽オイリュトミーを指導。
シュタイナー学校・幼稚園等でもクラスを担当。
今年度より活動拠点をアジアに移し、
現在は台湾にて、
3ei オイリュトミー学校、シュタイナー学校、國立新竹教育大学・シュタイナー教員養成課程にてオイリュトミー指導。
 
 
講義@ 担当 山西眞理子
公立中学校教員時代、中学生は高校受験、その先は大学受験と、子ども達はいつも将来の準備に追われ「今」を生きていないことに気づく。『「子ども時代」にしか味わえないことを大切にしたい』という思いで、シュタイナー思想と出合い、学びを深めるため退職、渡英。マイケルホール(現エマソンカレッジ)にてシュタイナー幼児教員養成コースを卒業。1996年関西初のシュタイナー幼稚園『みのおシュタイナーこども園』を保護者や支援者とともに創設。こども園の保育者を経て、2007年より未就園児親子クラス"ひこばえ"を主宰。
 
 
講義A・セミナー 担当 諏訪耕志
1964年大阪市出身。
1994年より東京都新宿区にあった
ルドルフ・シュタイナーハウスにて言語造形家鈴木一博氏に師事。2004年より大阪市住吉区の言語造形のためのアトリエ「ことばの家」にて自身の活動を展開している。
言語造形の舞台、稽古、ワークショップ、日本古典文学の講義、アントロポゾフィーの講義などを通して活動中。
 
 
自分が擔當する講坐に關するご案内を
書かせてもらひました。
  
『ことばと子どもの育ち 〜普遍人陋{第1講と言語造形の體驗』
 
 ひとりひとりの子ども。
 そして、〈わたし〉といふひとりの人。
 その内側に祕められてゐるものを、
 ゆつくり、ゆつたりと、外側へと引き出していく。
 教育とは、さういふものなのではないでせうか。
 
 教員養成講坐の『普遍人陋{』を通して、
 その内側に祕められてゐるものを皆さんと共に學んでいきます。
 
 そして、言語造形を通して、
 自分自身の身をもつて、
 ことばを語ること、ことばを聽くことを習つていきます。
 なぜならば、「ことば」こそが、
 人の内側と外側とをつなぐ、
 大切な「精神のあらはれ」だからです。
 
 ※プレ講座にご參加される方は事前に、
  『普遍人陋{(精巧堂出版)』第1講
  をお讀みになることをお勸めします。

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2017年01月11日

日本文學を源流から辿る 〜2017年度 ことばの家 活動豫定(2)〜


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ことばの力に滿ち滿ちてゐる、
日本古典文學の魅力を新しく見いだしていくこと。
それが、これからの「ことばの家」からの新しい提案です。
 
わたしたちの學び舎での學びは、
作品の解釋から入つていくのではありません。
言語造形を通して、
作品の一文一文に體當たりしていくかの如く、
我が身をもつて聲を響かせ、手を動かし、
足を運び、こころを躍動させるのです。
 
そのやうにして、からだとこころまるごとで、
語り、謠ひ、演じていくことで、
古典文學の魅力を理屈拔きに實感していくことができるのです。
 
そこからこそ、作品との對話が始まります。
各々の作品がその祕められてゐる祕密を明かし始めてくれます。
ことばに込められた作者と時代の精神とが、
ものものしく語り始めてくれます。
 
それは、
わたしたち日本人のこころの歴史を探つていく試みなのです。
それこそが、わたしたち日本人の歴史、國史といつていいのです。
 
文學研究は、
文學を藝術として樂しみ、味はふことから始まり、
それは歴史を知ることへと續く道なのです。
文學とは、ことばの藝術であり、歴史であり、
わたしたちの道なのです。
その道は、
わたしたちを時に慰め、時に勇氣づけ、時に奮ひ立たせます。
そして、現代に生きるわたしたちを、
遠きご先祖の方々、先つ祖の方々と繋ぎます。
更に、未來を生きる若い人たちに、
わたしたちはこの國の美しさ、氣高さを、
誇りをもつて傳へていく義務があります。
 
言語造形を通しての日本古典文學の學び。
それは、
わたしたちをあらたに日本人としていく學びでもあります。
 
そして、母國語への愛を改めて意識的に育み、
母國語からの愛をわたしたちがまるごと十全に感じていく文化を、
まづは大人たちが取戻し、
そして子どもたちへの教育へとその愛を注ぎ込んでいく。
そんな仕事が待つてゐるのです。
 
神寂びて 調べ息づく ことのはを 我も語らむ やまとの空に 
諏訪耕志

 

火曜・日本神話舞台クラス(月四囘)
「古事記の傳へ・萬葉のいのち 〜言語造形で甦る我が國の神話と歴史〜」

 
古事記(ふることぶみ)、そして萬葉集などから、
我が國の神話と歴史を、
語り物として、演劇として、詩劇として、舞台化するべく、
言語造形に取り組んでいくクラスです。
 
舞台藝術として、
我が國の文化の源流である神話と歴史物語に取り組み、
あわせて、
ルドルフ・シュタイナーの舞台藝術論を學んでいきます。
5月から約一年かけ、
2018年のゴールデンウィークの上演を目指しつつ、
參加される方各々、ご自身の中で、
我が國の神話と歴史が、
己れの物語として、己れの詩として、
根附いていくことが希まれてゐます。
                      
              言語造形指導 諏訪耕志
 
 
お稽古日時  
2017年5月9日より毎週火曜日(月四囘) 10時〜13時
 
 
お稽古場所
ことばの家 
 
 
お月謝
毎月15,000円 (資料代、衣裝代、發表參加費含む)
 
 
お申込み  
ことばの家 
 
 
 
 
 

金曜サロン(月一囘)「萬葉のいのち 〜萬葉集を學ぶ〜」
 
言語造形を通して、萬葉歌を謠ひ、聽き合ひ、
からだまるごとでその感情と精神を感じることで、
我が國の歴史に潛むこころざしを探つていくためのサロンです。
 
千三百年以上前の日本語は、
わたしたちに意味を越えたことばの藝術性、
云はば、言語音樂、言語造形を響かせてくれます。
 
歌に祕められてゐる想ひの深さ。
その歌の背後にある歴史の必然の流れ。
ことばの精神・言靈と、我が國固有の信仰との、重なり。
 
さう云ふ日本文化の根柢となるものを新しく學んでいきませう。
 
我が國最古の詩歌集『萬葉集』は全20卷からなつてゐます。
第一卷から始め、毎月一卷づつ進んでいきながら、
その卷の中のいくつかの歌を取り上げ、
皆さんと共に言語造形を通して味はつていきます。
 
古來我が國で營まれてゐた、
ことばの美を愛し、追求していく、
文學サロンのやうな趣きを湛えるクラスです。
          言語造形指導、萬葉集講義 諏訪耕志
 
 
日時  2017年4月より第三金曜日  10時〜13時
 
 
場所  ことばの家 
 
 
參加費   毎囘3,500円  連續6囘 18,000円
 
 
お申込み  ことばの家 

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2017年01月10日

2月19日(日)第四回 ことよさしの會 〜シュタイナー教育における人形劇〜』


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この春から大阪の箕面で、シュタイナー教育に基づいた、
幼兒保育の仕事を新しく始められる山崎淳子さんによる、
人形劇公演のお知らせです。
 
シュタイナー教育の中でも、
とりわけ幼兒教育に於る人形劇は、
とても大切な想ひを子どもの幼い胸に運びこみます。
 
演者の人形を扱ふひそやかな身の運び、
語られるお話しに於ることば遣ひ、
そして人形劇全體を包み込む演者の意識、
それらは、
藝術的な呼吸・息遣ひに見事なまでに通はれてゐます。
そのやうな人形劇は、
言語造形と云ふことばの藝術から生まれ出ます。
 
羊毛にくるまれた可愛らしい人形には目も鼻も口もありませんが、
だからこそ、雄辯にイマジネーション豐かに語りだします。
だからこそ、靜かな、とても、靜かな時閧ェ生まれます。
 
子どもだけでなく、却つて大人の方が、
そのやうな靜謐な時閧求めてゐるやうに思はれてなりません。
 
言語造形を深く、長く、學ばれてきた山崎さんが、
「ことよさしの會」でそのやうな人形劇の時閧創つてくれます。
 
親子で、そして大人だけでも、どうぞいらしてください。
 
 
●日時 2017年2月19日(日)
第一回目 開演10時半 終演11時15分頃
第二回目 開演12時 終演12時45分頃
 
 
●場所 
ことばの家 
 
 
●参加費 
大人ひとり1,000円
親子一組(子どもは何人でも)1,500円
 
 
●お申込み
ことばの家 
お席の数に限りがありますので、
お早めにご予約をお願いいたします。 
以下のゆうちょ銀行への事前のお振込をもって、
ご予約完了とさせていただきます。
 
◎ゆうちょ銀行 
 記号 10260 番号 28889041 諏訪 千晴 (スワ チハル)


 
 
●演目
「星の銀貨」
「いろいろなところに連れて行ってもらおうとした男の子」
その他、歌、手遊びなど
 
 
●演者プロフィール
山ア淳子(やまざきじゅんこ)
1971年生まれ。大阪府箕面市に生まれ育つ。
日本シュタイナー幼児教育協会教員養成講座修了。
私立幼稚園教諭を経て、早期療育施設に勤務。
2009年から「みのおシュタイナーこども園」に勤務、
2013年からの3年間は担任を務める。
2012年より、言語造形を諏訪耕志氏に学ぶ。
現在は次の活動
(シュタイナーの人間観に基づいた少人数保育の場づくり)
にむけて準備中。
趣味はトランペット。
 
 
●山崎さんからのメッセージ
幼い子どもたちに、
「あなたがあなたになっていくのを楽しみに待っているからね」
という思いをいつも抱きながら、
保育という仕事に携わってきました。
子どもが「その子自身になっていく」過程に、
ひそやかに寄り添うような保育者でありたいと願いつつ、
学びを続けています。

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生誕劇クラスのお知らせ 〜2017年度 ことばの家 活動予定(1)〜


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新しい年が明けて、はや十日が経ちましたね。
2017年度における「ことばの家」の活動を
何回かに分けてお伝えいたします。

まずは、大人たちによる
イエス・キリストの生誕劇創りです。
これは各地のシュタイナー学校で、
子どもたちへの贈り物として、
毎年クリスマスに行われているものです。

生誕劇を通してイエス・キリストの誕生を祝うこと、
それはひとりひとりのこころにともしびを灯すような、
明るい光と暖かな情熱をもたらすような
祝祭行為なのです。

一年の終わりに、
その年を無事に暮らすことができたことへの感謝と、
次の年への新しい希望と意欲を共に分かち合い、
そしてその聖なる劇を、
シュタイナー学校に通っていない
多くの子どもたちにも観てもらうために、
言語造形を通して生誕劇を創っていきます。

言語造形をしたことがない方でも、大丈夫です。
まずは、ことばを丁寧に話す練習から始めて、
からだを使って舞台の上で語り、歌い、動き、
演じることをゆっくりと学んでいきます。
そうして、ことばの響きを大事にする、
こころの籠った生誕劇を、
力を合わせて共に創っていきましょう。

演劇を創っていくことを通して、
自分が発することばと自分のからだの動きを、
ひとつにしていく練習をすることになります。

その体験の連続は、
きっと、普段の暮らしのなかに働きかけていきます。

4月から月に約二回のペースで、
12月23日(土)の本番まで、約九ヶ月間、
「ことばの家」での演劇づくりに、
あなたも参加してみませんか。

諏訪耕志が演出・演技指導させていただきます。
また、歌唱指導として
北欧伝承歌の会の足利智子さんにも
お手伝いをお願いしています。
                   
2017年1月 ことばの家 諏訪耕志



●お稽古日時  
4月より第二・第四金曜日の午前10時から12時半まで
8月のみ第四金曜日のみ
11月は第二・第三・第四金曜日
12月は第一から第四まで毎金曜日

●お稽古場所  
 ことばの家 

●募集人数  
 7名

●お月謝   
 毎月8,000円  12月のみ16,000円 
 (資料代、衣装代、発表参加費含む)

●一括払い  
 75,000円 (資料代、衣装代、発表参加費含む)

●本番日時・公演会場   
 12月23日(土)13時開演予定  
 於 大阪市阿倍野区民センター小ホール予定



※絵はエル・エスコリアルの「無原罪の御宿り」です。




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2016年12月27日

子どものこころの聲 〜学童保育の場での言語造形〜


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東京にある日能研の学童保育の場「まなびわらべクラブ」で、
昔語りをさせてもらひました。
 
身ぶりのたつぷりあるお話しをしてゐるうちに、
小學生たちもどんどん眞似をしだして、
一緒になつて歌ひだします。
 
そして、子どもたちと一緒にからだを動かしながら、
ことばを發していくことを試してみます。
 
子どもたちのこころは本當に、本當に、素直。
一番大切なのは、
子どもたちに何かをさせることではなく、
そのこころの素直な聲に耳を傾けることだと
感じたのでした。
 
何が聽こえてくるか、分からない。
けれども、子どものこころの聲に耳を傾けること、
そのこと自體がとても大切なこと。
そしてそのことによつて、
大人である自分自身のこころを、
纖細になりかはらせていくことが、
とても大切なこと。
 
子どもたち、スタッフの皆さん、本當にありがたう。

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2016年12月25日

ありがたうございました!「第二囘おはなしペチカ」


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言語造形公演「第二囘おはなしペチカ」を終へることができました。
 
足利智子さんが奏でるタオライアーの響きは、
まるで天上と地上を繋ぐ架け橋のやうに、
聽き手のこころを物語の精神へといざなひ、
更に語り終はつた後、
その響きがわたしたち聽き手を物語の世界の果ての果てにまで
連れて行つてくれます。
 
その響きとともに、
八歳のかさねが語る「星の銀貨」、
千晴が語る「龍と詩人」、
いづれにをいても、
豐穣さに滿ち滿ちた美しい時間が紡ぎ出され、
わたしは終はつた後の餘韻の中に今もゐます。
 
先月の『高瀬舟』公演から引き續いて、
わたしたちは問ふてゐました。
言語造形が日本語の藝術として、舞臺藝術として、
しつかりと自立して存在していくことができるか、どうか。
 
答へは、
これからの舞臺活動によつてひとつひとつ、
出されていくのですが、
わたしたち自身の中に確かな信頼と希望が生まれました。
その確信こそが、
この秋から冬にかけてのわたしたちへの贈り物でした。
 
來て下さつた皆さん、
冩眞撮影してくださった山本美紀子さん!
本當にどうも有難うございました。
これからも、言語造形による舞臺へのご愛顧、ご聲援を、
どうぞよろしくお願ひいたします。

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