[講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告]の記事一覧

2018年08月06日

名張『名人伝』ご感想のご紹介


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本日の名張の桔梗が丘「ゆいのいえ」での『名人伝』公演、無事終へることができました。

ことばの芸術「言語造形」を分かち合へる、このやうな時間と空間を人様と共にできること。

そのことが、わたしには何よりもありがたく、嬉しく、たいせつなことなのです。
 
なぜならば、言語造形といふことばの芸術が、この国に根を張ること、生まれいづること、花開き、実を稔らせることを念願してゐるからなのです。
 
そして、舞台にのぼるごとに、精神がしつかりとありあはせることの難しさを感じます。己れを大いなるものに捧げ切ることの難しさです。今日もさうでした。

しかし、何がどうあらうとも、かうして言語造形の舞台に立ち続けること、それがわたしの天職です。

稽古を重ねるたびごとに、舞台を重ねるたびごとに、わたし自身に(望むべくは、観客の皆さんにも)作品の深み、ことばの深み、芸術の深みが、見えてくるのです。

「ああ、この文章、この一文、このことばは、こんなふうに表現されたがつてゐたのか・・・!」といふ気づきの重なり。

ありがたくも、ご感想を頂いてゐます。ここにご紹介させていただきます。
 

●原作を先に読ませて頂いた上で、今回の公演に臨みました。物語が活きている、そんな実感を抱きました。喜怒哀楽、焦燥感、恐怖など、主人公のみならず、登場人物すべての感情が如実に現れていました。見えない存在が目前にいるような、そんな気さえしました。
時間を忘れ、空間を忘れ、ただ発せられる言葉の「圧」を十二分に味わうことができました。
(m.s.さん)

●すばらしかったです。まさに「言語造形」。情景がとても立体的に目に浮かんできました。一人一人の人物もくっきりみえました。そして、ひとつの道を極めていく、その終着点が、まさか、「忘れる」ことにあるとは!!とても深い宇宙の真理だと感じました。文学をもっと読みたい。そう改めて思います。
(t.c.さん)

●遅れてきました。ご迷惑をおかけしてすみません!でも、来てよかったです。諦めかけていたのですが、遅れてでも、来て本当によかった。語りが心に深く突き刺さり、情景が目前に広がり、主人公の紀昌(きしょう)が辿りついた境地が、本来私たちが辿りつくべきところなのだと感じ、心が熱くなりました。
(h.y.さん)

●作者の解説をしていただいたので、背景がとても分かりやすく、物語に入りやすかったです。そして語りの一言一言のことばの迫力に吸い込まれそうでした。また、腰から話すという意味がよく分かりました。エネルギーが一体になってゆく、間、空間の大切さも学びました。中島敦という作家に惹かれる諏訪さんの気持ちがよく分かります。
(n.m.さん)


本当に遠くから来て下さつた方がゐらっしゃいました。
 
本当に久しぶりに来て下さつた方がゐらっしゃいました。

来て下さつた皆様、会場を準備して下さつた皆さん、本当に、どうもありがたうございました。

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2018年08月03日

夏の汗 親子えんげき塾 ことばの泉 


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一昨日、昨日と、親子えんげき塾 ことばの泉、まさに二日間連続の怒涛のお稽古でした。
 
「ことばの泉」は、今年の暮れ12月28日午後に、和歌山の玉津島神社のすぐお隣のアートキューブにて、生誕劇を上演します。
 
生徒さんたちの溢れ出るばかりの意欲の力に、驚くばかりです。
 
そして、稽古を重ねるほどに、皆さんのことばへのセンス、「ことばの感官」が開かれていく。
 
演劇といふものは、そもそも、ことばの芸術だつたのだ。
 
さらには、ことばへの信仰を、密かに、顕わに、育む芸術だつたのだ。そんな繊細な感覚までも流す汗と共に共有してくださる。
 
そして、子どもたちの輝く声。
 
大人たちの真剣な取り組みにおのづと促されて、また大人たちの暖かい配慮に守られて、幼児から小学生まで(次回から中学生も加わります)、大声で共に歌ひ出すのです。
 
夏のこの汗が、冬のクリスマスには精神の光となるべく、稽古を重ねてゐます。
 
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2018年07月25日

8月5日(日)三重・名張 言語造形公演「名人伝」再演のお知らせ


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8月5日(日)午後6時より、名張市桔梗が丘にて、言語造形公演『名人伝(中島敦作)』を上演させていただきます。先月からの再演となります。
 
言語といふもの、ことばといふものが、芸術になりうる。
 
そのことを多くの人と分かち合つていきたい。
 
そのことを希つて、舞台に立ち続けてゐます。
 
お申し込み、お待ち申し上げてをります。
 
※7月5日に行ひました大阪公演の記事を掲載してゐます。
https://kotobanoie.net/past/
 
●言語造形
諏訪耕志
 
●日時
8月5日(日) 
午後5時45分開場 午後6時開演 午後8時終演予定
 
●場所
ゆいのいえ
三重県名張市桔梗が丘6番町1街区  
桔梗の森公園(十号公園)そば
tel 090ー4184ー7234
 
●参加費
ご予約 3000円
当日  3500円
 
●お申し込み
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/access/
 
お席が少ないので、おはやめの御予約を御願ひいたします。
 
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。
 

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2018年07月21日

ありがたうございました!くすのきシュタイナー幼稚園での『ことばと子どもの育ち』


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くすのき園 - 大阪あびこシュタイナー幼稚園での夏期講座『ことばと子どもの育ち』を今日は担当させていただきました。
 
この園が開園して、今年で10年です。(我が家の娘たち二人もお世話になりました)
 
その記念に、樋口早知子先生がこれまでの幼児教育実践を踏まえられた教育論を小さな本『しあわせな子育て』にまとめられました。
 
その内実のある文章とともに写真と製本デザインも美しく、これからの幼児教育へのひとすじの光ある道を探し求めてゐる親御さんたちにぜひ、お勧めしたい書籍です。
 
あとがきでも書かれてゐます。
「子どもを育てる上で一番大切なのは、保育者やお父さん、お母さんが、楽しんで子育てができているかということだと思います」
 
我が家の「ことばの家 諏訪」に来ていただいた時に無料でお渡しできますので、お申しつけください😊
 
今日の講座も、皆さんの積極的なご参加のお蔭で、とても暖かく、心情の深みを共有しあへたやうな、素晴らしい時間でした。
 
子どもへの教育を考へるときに、まづもつて、大人自身が自分自身の人生を大切に育み、肯定し、生き切ること。
 
その具体的な示唆を、毎日の子どもへの絵本の読み聞かせの時間にをいて、いかにもつことができるか。
 
今日は、そんな意識をもつて、昔話を言語造形を通して読み聴かせる体験を皆さんと共に分かち合ふことができました。
 
早知子先生、そして、ご参加くださつた皆さん、どうもありがたうございました。
 
また、大阪市内、堺市内近辺で、幼な子に対する教育に何か大切なものを求めてゐる方に、ぜひ、このくすのき園をご紹介したいと思ひます。
 
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2018年07月10日

8月5日(日) 三重・名張 名人伝再演のお知らせ


IMGP0275.JPG 会場に隣り合ふ昨日の睡蓮の池 


8月5日(日)午後6時より、名張市桔梗が丘にて、言語造形公演『名人伝(中島敦作)』を再演させていただきます。
 
お申し込み、お待ち申し上げてゐます。
 
 
●言語造形
諏訪耕志
 
●日時
8月5日(日) 
午後5時45分開場 午後6時開演 午後8時終演予定
 
●場所
ゆいのいえ
三重県名張市桔梗が丘6番町1街区  
桔梗の森公園(十号公園)そば
tel 090ー4184ー7234
 
●参加費
ご予約 3000円
当日  3500円
 
●お申し込み
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/access/
 
お席が少ないので、おはやめの御予約を御願ひいたします。
 
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。

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2018年07月08日

大阪・住吉『名人伝』公演、ありがたうございました


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昨日は、近畿地方に大雨が続く中、言語造形公演『名人伝』にお運び下さつた皆様、本当にありがたうございました。
 
何かと行き届かないところがございましたが、それにもかかはらず、弓の名人になることを目指して生きぬいた一人の男の物語りに、約一時間、皆さん、耳を澄まし続けてくださいました。
 
頂きました皆さんの御感想文が、演じ終はつたわたしに、限りない励ましと、更にこの道を歩み続けてゆくための勇気を注ぎ込んでくれてゐます。
 
これからも言語造形といふことばの芸術を通して、言霊の幸ふ、そんな文化の礎をこつこつと築いていくつもりでをります。
 
ぜひ、また、言語造形の舞台へのご愛顧を、どうぞ、よろしくお願ひ申し上げます。
 
今年の秋、11月30日(金)夜に、阿倍野区民センターにて同じ中島敦作『山月記』を上演いたします。
 
よろしければ、ぜひ、お耳をお貸しください。
 
小学四年生の我が娘も昨日の公演を聴き、感想を書いてくれました。手前味噌になつてしまひますが、それを掲載させていただきます^_^;
 
 


パパ
 
今日はすごかったです!少しむずかしい言葉もあったのだけど、なぜか、意味が分かってきました!
 
ずっと話しをきいていると、話の中に入っていって、ねむたくも暑くもさむくも感じませんでした。聞いていて楽しかったです。
 
次、またやる時は、私がピアノをやりたいな♪
 
今日はたなばた。おりひめさまとひこぼしさまは聞いているのかなぁ。
 
かさね

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2018年06月27日

7月7日(土)大阪言語造形公演「名人伝」のお知らせ


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中島敦作『名人伝』を諏訪耕志による一人語りでさせていただきます。
 
わたしにとりましては、今回の言語造形の舞台が自分自身のデビューだと感じてゐます。
 
空間に拡がることばの芸術を味はつていただきたく、舞台に臨みます。
 
なにとぞ、どうぞ、御来場のほど、よろしくお願ひ申し上げます。お待ちしてをります。
 
 

 
 
名人といふ存在。

それは、数限りない練習や稽古や試合や実践といふものを通して、「人といふもの」をどこまでも追ひ求めていくことから開けてくる、ある位相ではないでせうか。
 
神と人とが重なり合つて生きる姿。
 
精神と肉体とがひとつになつて生きてゐる姿。

中島敦の名作『名人伝』のその位相をできうる限り紛らはすことなく語りでお伝へできたらと念つてゐます。
 
 

●言語造形:諏訪耕志 
 
●日時:7月7日(土) 開場2時 開演2時30分 終演予定4時
 
●場所:大阪市立住吉区民センター 集会室4
http://sumiyoshiwardc-ogbc.jp/map/
 
●参加費:ご予約 3000円  当日 3500円
 
●お申込み:「ことばの家 諏訪」
https://www.kokuchpro.com/event/mejinden/
 ↑
こちらのページの「申込む」ボタンよりお願いいたします。
 
ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になりますのでお氣をつけください。
 
また口座振込をご希望の場合は
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。
 
 

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2018年06月26日

『和歌(うた)を学ぶ会』のお知らせ


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明日の『和歌(うた)を学ぶ会』のお知らせです。
 
尊いもの、美しいものが失はれてしまふ。
 
その失はれてしまつたものを惜しみ、愛しみ、悲しむ。
 
その情は、どうしても深くこころに響きます。
 
柿本人麻呂は、今の琵琶湖の西岸にあつた近江の都が、壬申の乱の後、荒れ果ててしまつてゐる様を目の当たりにしました。
 
彼は激しい情に突き動かされるかのやうに、長い歌ひとつと短い歌ふたつを歌ひました。
 
今回は、その人麻呂の情に沿つてみたいと思ひます。
 
いよいよ、我が国の最初の大詩人、柿本人麻呂に言語造形を通して取り組んでいきます。
 
流れる詩情に全身を浸してみませう。
 
初めての方でも、どうぞ、お気軽に😊
  
 

日時:  
第四水曜日 午前10時より12時半
 
場所・お問ひ合はせ・お申込み: 
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
 
参加費: 単発 4000円
四回連続 14000円
 

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2018年06月22日

7月5日・9日 東京での言語造形ワークショップのお知らせ


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東京の渋谷区恵比寿にある本屋さん「ちえの木の実−たいせつな一冊に出会う場所−」のご協力で、言語造形の2回連続クラスをさせていただきます。
 
この機会に、言語造形を通してからだまるごとで日本の古典文学を味わってみませんか。
 
お申し込み、こころよりお待ちしております。
 
諏訪耕志
  
 
 
 
●7月5日(木)18時〜21時
『古事記の文章 〜声から声への伝え〜』
 
 
文学とは、そもそも、声から声への伝えです。
 
天武天皇の御声によってひとりの舎人・稗田阿礼の耳に伝えられた『古事記』。
 
天武天皇は、何に耳を澄まされたのか。それは、神の声です。
 
文学とは、ことばの芸術であり、ことばとは、神から人へと吹き込まれた息吹きであります。
 
わたしたちは、その、いまも、神から吹き込まれている息吹き、そしてことばを、ことばの法則に沿って造形することで、空間に、ことばのお宮、お社を形造っていくことができます。
 
我が国の古(いにしえ)から永遠(とこしえ)へと続く、ことばのお宮創り。
 
言語造形を通して、最古の叙事文学『古事記』を体験してみませんか。
 
 
 
  
●7月19日(木) 19時〜21時
『万葉集のうた 〜血に息づく音楽〜』
 

万葉人の血のうちにあったリズム、メロディー、高らかで、かつ穏やかな韻律。
 
万葉の歌においては、そのすべての内なる音楽が、流れる呼吸の動きの中で、彫塑的な輪郭、建築的な力としても取りまとめられ、解き放たれ、絡み合わされます。
 
それらの歌は、ときに、素戔嗚尊のごとく大地の底から湧き上がり突き上げるような力を感じさせ、ときに、天照大御神のごとく明るく澄んだ陽の光の輪舞のなだらかに繰り出す動きを感じさせます。
 
そこには、すでに、とても複雑な光と陰影が交差しています。
  
万葉の歌が、我が国の国語の基準の高さを明確に示しています。
 
万葉の歌の美と格と律をわたしたちも己れのものにしていく。
 
最古の抒情詩歌集『万葉集』を通して、わたしたちは、意識的に、芸術的にみずからの身を修めつつ、言語のみなもとへと再び辿りゆく道を歩み始める、そのきっかけを見いだしていきましょう。
 
 
 
 
言語造形講師:
諏訪耕志( 「ことばの家 諏訪」主宰 )
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
 
 
日時:
7月5日(木)、7月19日(木)午後6時から9時まで
 
 
場所:
ちえの木の実 渋谷区恵比寿西2-3-14
http://www.chienokinomi-books.jp/annai/annai.html
 
 
参加費: 
一回のみのお申込み 5000円
7月5日、19日、二回連続のお申込み 9000円
 
 
お問い合わせ:
「ことばの家 諏訪」 https://kotobanoie.net/access/

お申し込み:
https://www.kokuchpro.com/event/tokyo_ws_07/
(paypalクレジット決済)

恐れ入りますが、参加ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になります。どうぞよろしくお願いします。

または下記口座へのお振込みも可能です。

◎ゆうちょ銀行
記号 10260 番号 28889041
諏訪 千晴(スワ チハル)


お振込みの確認をもって、
ご予約完了とさせていただきますので
ゆうちょお振込みの際にはご一報ください。

 
 
主宰:
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/
 
 
協賛:
ちえの木の実 http://www.chienokinomi-books.jp/index.html
 
  

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2018年06月11日

名張での言語造形クラス


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クラスを行つてゐる会場の真ん前の睡蓮の池

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月に一回の三重県名張での言語造形のクラス。
 
「ことば」といふものそのものに、学ぶ時間。
 
何の予備知識も準備も要らないのですが、こころの素直さ、柔軟さ、積極性だけは必須であります。
 
集まつて下さつてゐる方々、皆が皆、そんなこころを持ち寄つて下さり、今日も本当に祝福された時間でした。
 
皆さん、本当にありがたうございます。
 
このクラスを取りまとめて下さつてゐる、南ゆうこさんの夏至の朗読会が6月20日(水)午前に名張市内で開かれます。
 
言語造形といふことばの芸術に触れてみる、いい機会です。
 
お近くの方、ぜひ、どうぞ。
 
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2018年06月07日

7月5日・19日 東京・言語造形で体験する日本の古典文学 〜古事記と万葉集〜


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東京の渋谷区恵比寿にある本屋さん「ちえの木の実」のご協力で、言語造形の2回連続クラスをさせていただきます。
 
この機会に、言語造形を通してからだまるごとで日本の古典文学を味わってみませんか。
 
お申し込み、こころよりお待ちしております。
 
諏訪耕志
 
 
 
 
 
●7月5日(木)18時〜21時
『古事記の文章 〜声から声への伝え〜』
 
 
文学とは、そもそも、声から声への伝えです。
 
天武天皇の御声によってひとりの舎人・稗田阿礼の耳に伝えられた『古事記』。
 
天武天皇は、何に耳を澄まされたのか。それは、神の声です。
 
文学とは、ことばの芸術であり、ことばとは、神から人へと吹き込まれた息吹きであります。
 
わたしたちは、その、いまも、神から吹き込まれている息吹き、そしてことばを、ことばの法則に沿って造形することで、空間に、ことばのお宮、お社を形造っていくことができます。
 
我が国の古(いにしえ)から永遠(とこしえ)へと続く、ことばのお宮創り。
 
言語造形を通して、最古の叙事文学『古事記』を体験してみませんか。
 
 
 
 
 
●7月19日(木) 19時〜21時
『万葉集のうた 〜血に息づく音楽〜』
 

万葉人の血のうちにあったリズム、メロディー、高らかで、かつ穏やかな韻律。
 
万葉の歌においては、そのすべての内なる音楽が、流れる呼吸の動きの中で、彫塑的な輪郭、建築的な力としても取りまとめられ、解き放たれ、絡み合わされます。
 
それらの歌は、ときに、素戔嗚尊のごとく大地の底から湧き上がり突き上げるような力を感じさせ、ときに、天照大御神のごとく明るく澄んだ陽の光の輪舞のなだらかに繰り出す動きを感じさせます。
 
そこには、すでに、とても複雑な光と陰影が交差しています。
  
万葉の歌が、我が国の国語の基準の高さを明確に示しています。
 
万葉の歌の美と格と律をわたしたちも己れのものにしていく。
 
最古の抒情詩歌集『万葉集』を通して、わたしたちは、意識的に、芸術的にみずからの身を修めつつ、言語のみなもとへと再び辿りゆく道を歩み始める、そのきっかけを見いだしていきましょう。
 
 
 
 
言語造形講師:
諏訪耕志( 「ことばの家 諏訪」主宰 )
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
 
 
日時:
7月5日(木)、7月19日(木)午後6時から9時まで
 
 
場所:
ちえの木の実 渋谷区恵比寿西2-3-14
http://www.chienokinomi-books.jp/annai/annai.html
 
 
参加費: 
一回のみのお申込み 5000円
7月5日、19日、二回連続のお申込み 9000円
 
 
お問い合わせ:
「ことばの家 諏訪」 https://kotobanoie.net/access/


お申し込み:
https://www.kokuchpro.com/event/tokyo_ws_07/
(paypalクレジット決済)

恐れ入りますが、参加ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になります。どうぞよろしくお願いします。

または下記口座へのお振込みも可能です。

◎ゆうちょ銀行
記号 10260 番号 28889041
諏訪 千晴(スワ チハル)


お振込みの確認をもって、
ご予約完了とさせていただきますので
ゆうちょお振込みの際にはご一報ください。

 
 
主宰:
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/
 
 
協賛:
ちえの木の実 http://www.chienokinomi-books.jp/index.html

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2018年05月30日

7月21日(土)くすのき園にて幼児教育夏期講座


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三年前のくすのき園での樋口先生との『子育て談話〜こころからの幼児教育〜』の様子

7月21日(土) 、22日(日)、くすのき園 - 大阪あびこシュタイナー幼稚園 にて、毎夏恒例の幼児教育夏期講座が開かれます。
 
詳しいインフォメーションは、こちら↓
https://kusunokien.exblog.jp/29810705/
 
樋口早知子先生による、手しごと講座、「幼児期の子どもの育ちに大切なこと」講座と並んで、21日(土)午前の時間をわたしは受け持たせてもらひます。
 
幼児期の子どもとの暮らしにとつて、シュタイナー教育がどれほど確かな視座を与へてくれるか、新しい多くの方々とそのことを分かち合ひたいと楽しみにしてゐます。
 
子育て中のお父様、お母様、ご予定に入れていただければ、ありがたいです。

 
ーーーーーーーーーーーー
 
●講座「ことばと子どもの育ち」
7月21日(土) 10:00〜12:00
 
子どもは、ことばと共に育っていきます。
大人が話すことばを全身で聴きながら育っていきます。
大人が営む息遣いに包まれて育っていきます。
 
お話しの朗読や絵本の読み聞かせを通して、わたしたち自身の息遣いとことば遣いを見直してみましょう。
 
そうして、今日から新しく、子どもと一緒にことばの世界を楽しんでいきましょう。
 
諏訪耕志
 
ーーーーーーーーーーーー
 
 

 


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2018年05月29日

7月7日(土)大阪言語造形公演『名人伝』のお知らせ


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中島敦作『名人伝』を諏訪耕志による一人語りでさせていただきます。
 
空間に拡がることばの芸術を味はつていただきたく、舞台に臨みます。
 
なにとぞ、どうぞ、御来場のほど、よろしくお願ひ申し上げます。お待ちしてをります。
 
 

 
 
名人といふ存在。

それは、数限りない練習や稽古や試合や実践といふものを通して、「人といふもの」をどこまでも追ひ求めていくことから開けてくる、ある位相ではないでせうか。
 
神と人とが重なり合つて生きる姿。
 
精神と肉体とがひとつになつて生きてゐる姿。

中島敦の名作『名人伝』のその位相をできうる限り紛らはすことなく語りでお伝へできたらと念つてゐます。
 
 

●言語造形:諏訪耕志 


●日時:7月7日(土) 開場2時 開演2時30分 終演予定4時


●場所:大阪市立住吉区民センター 集会室4


●参加費:ご予約 3000円  当日 3500円


●お申込み:「ことばの家 諏訪」
https://www.kokuchpro.com/event/mejinden/
 ↑
こちらのページの「申込む」ボタンよりお願いいたします。
 
ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になりますのでお氣をつけください。
 
また口座振込をご希望の場合は
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。

 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。
 



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2018年05月28日

二年目に入りました『普遍人間学を深める会@滋賀』


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滋賀県草津市での月に一回の『普遍人間学(ルドルフ・シュタイナー)を深める会@滋賀』。
 
今日から二年目に入りました。
 
子育て真っ最中のとてもお忙しい中、来て下さつて学び続けてゐるおひとりおひとりの方の熱くて、純粋な思ひ。
 
それは、とても尊くて、この尊さこそが、2020年代、2030年代、2040年代を生きていく子どもたちの生を支へる、精神の力なのです。
 
お母さん方に加へ、お父さん方もご参加し始めてをられます。
 
わたしたち大人自身が、己れの〈わたし〉を育てていく。
 
そこに、この人間学の眼目があります。
 
その人間学の学びこそが、子どもの成長を支えていく何よりの礎になるのです。
 
 

●次回からの開催日程

6/25(月)、9/26(月)、10/29(月)、11/26(月)、
12/17(月)、1/28(月)、2/25(月)、3/11(月)
 
 
●時間:9:45〜12:15(12:15〜12:45までお昼ごはんを食べながらシェアタイム)
 
 
●場所:滋賀県草津市内 個人宅
 
 
●参加費:
単発受講者 3,000円
連続受講者 2,500円×回数(6月から12月までの計5回分)=12,500円
※講師費用と冬場は暖房費を人数割でお支払いお願いします
※ご夫婦はお一人の参加費で一緒に参加していただけます
 
 
●お問い合わせ:諏訪耕志 https://kotobanoie.net/access/

 
 
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写真を撮つて下さり、どうもありがたうございました。
  
 

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2018年05月25日

『和歌(うた)を学ぶ会』〜萬葉人の血〜


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萬葉集から日本のことばの芸術の粋を学ぶ『和歌(うた)を学ぶ会』。
 
萬葉人の血のうちにあつたリズム、メロディー、高らかで、かつ穏やかな韻律。
 
萬葉歌にをいては、そのすべての内なる音楽が、流れる呼吸の動きの中で、彫塑的な輪郭、建築的な力としても取りまとめられ、解き放たれ、絡み合はされます。
 
それらの歌は、ときに、素戔嗚尊のごとく大地の底から湧き上がり突き上げるやうな力を感じさせ、ときに、天照大御神のごとく明るく澄んだ陽の光の輪舞のなだらかに繰り出す動きを感じさせます。

そこには、すでに、とても複雑な光と陰影が交差してゐます。
 
萬葉人が、我が国の国語の基準の高さを明確に示してゐます。
 
「ことばの家 諏訪」で、わたしたちは、道を探してゐます。
 
意識的に、芸術的にみずからの身を修めつつ、萬葉人が生きたことばの美と格と律を己れのものにする道を。
 
分別に仕へるための言語ではなく、言語のみなもとへと再び辿りゆく道を。
 
今週の水曜日のクラスでは、萬葉集第一巻から、額田王によるいくつかの歌、その他の歌を稽古しました。
 
来月も、第一巻から引き続き、とても重要な数々の歌を、机上ではなく、からだまるごとで学んでいきます。
 
 
●和歌を学ぶ会 https://kotobanoie.net/yamatouta/
 

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2018年05月14日

名張市での言語造形クラス第一回目でした


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今日は、三重県名張市での言語造形クラス第一回目でした。
 
ことばとは、そもそも芸術である。
 
芸術とは、人と世の秘密を披いていくものである。
 
そんなことばから、今日のクラスを始めました。
 
ことばとは、その発声に取り組めば取り組むほど、ことばそのものの秘密、それを発声してゐる人の秘密、そのことばによつて描かれようとしてゐるものごとの秘密を、だんだんと明かすやうになる、まさしく神から人だけに与へられてゐる「自然」です。
 
そんなことばをすぐに直感で理解してくれる人たちばかりでした。
 
日本に於いて芸術とは、すべて、「道」です。
 
今日は、その「道」の入り口を少し覗いてみる時間でした。
 
今日が記念すべき第一回目のクラス。長く「道」を歩いて行くクラスになればいいなあと思ひます。
 
 
さう言へば、わたしがまだ若くて、随分精神的に未熟だつた頃、フォルメン線描といふ、シュタイナー芸術のレッスンに出た時、わたしが、今から思えば非常に「つまらない」質問を先生にしたことを想ひ出します。
 
すると先生は、「づべこべ言はずに、手を動かせ」と厳しくわたしに言ひました。
 
まだ三十代前半の若い女の先生でしたが、なぜだか、すぐにわたしは羞恥心と共に、「これは、道なのだ」と直感しました。
 
わたしは、日本人のさういふ先生に教へてもらへたことを幸運に思ひます。
 
言語造形も、「道」です。
 
わたし自身が、その「道」をしつかりと歩いて行くための稽古を毎日続け、さうして、毎日、少しづつでも、ことばといふものの秘密を披いていくことこそが、わたしに、ことよさしされてゐることなのです。
 
 

 
 
●名張言語造形クラス 
 
毎月第2月曜日 10時〜12時30分
(今年度は、10月、1月、2月、3月のみ、第三月曜日)
 
参加費  
学期の最初に学期ごとの参加費(4000円×回数分)をまとめてお支払いいただきます。(お休みの際、返却はできませんのでご了承ください)(講師料、場所代含む)
     
初回体験 4500円
 
お申し込みは
 
1期/ 5月14日、6月11日、7月9日 (8月はお休み)
2期/ 9月10日、10月15日、11月12日、12月10日
3期/ 1月21日、2月18日、3月18日

 
持ち物 各自、声にしたい作品をお持ちください
 
場所  名張市桔梗が丘 「ゆいのいえ」
(お申込みいただいた方に詳しい住所をご連絡させていただきます)
 
お問い合わせ お申込み 
メール yuju30@hotmail.com(南)
電話 06-7505-6405 (ことばの家 諏訪)
 

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2018年04月30日

『古事記(ふることぶみ)の精神』ありがたうございました


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本日、『古事記(ふることぶみ)の精神』、ご参加下さつた皆様、どうもありがたうございました。
 
今回のやうに、日本の古典作品を原文のまま、言語造形を通して表現していくことで、神々への信仰と文学との新しい結びつきの可能性を、様々な面で提示していくことは可能だろうか。そして、わたしたちの文化に、新しい寄与ができるのではないか。
 
そんな問いをもって今日の会に臨んだのですが、その可能性を感じ取つて下さつた方が多数ゐて下さつたことが、わたし自身にとつても驚きと喜びでありました。
 
新しきを産み出すためには、古きをたづねることが実は欠かせないこと。
 
時代は変はつて来てゐるのですね。
 
少し以前なら、かういふ試みは「堅苦しい、難しい、重苦しい」と避けられるだけでした。
 
いま、かういふ試みが、まともに受けとめられるやうになつてきました。
 
わたしたち現代人が、ことばの芸術を楽しみ、またその淵源を古典に探り求め、そこから不滅の活力を汲み出して来る。
 
そんな文化の復興をこころざすことで、おのづから、これからの若い人たち、子どもたちに、歯応えのあることばの芸術を提供できる。
 
そんな仕事を始めていく。
 
その第一日目だつたやうに感じてゐます。
 
発表会を全力で務めあげた、中田ゆかりさん、高橋好美さん、クリスタル・ボールを演奏して下さつた玉井澄恵さん、本当にありがたうございました。そしてお疲れ様でした。今日は、ゆつくりとお休みください。
 
また、今日の日をきつかけに、新たなムーブメントが始まりさうです。
 
皆さま、かさねがさねですが、本当にありがたうございました。
 

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2018年04月28日

『名張言語造形クラス』のお知らせ


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文学をからだまるごとで表現し、からだまるごとで味はふ。
古くて新しい言語造形といふ芸術。
三重県名張での新しいクラスです。
一度、体験参加にお越しになられませんか。

 
毎月第2月曜日 10時〜12時30分
(今年度は、10月、1月、2月、3月のみ、第三月曜日)
 
参加費 
お申し込みは学期の最初に学期ごとの参加費(4000円×回数分)をまとめてお支払いいただきます。
(お休みの際、返却はできませんのでご了承ください)(講師料、場所代含む)
初回体験 4500円
 

 
1期/ 5月14日、6月11日、7月9日 (8月はお休み)
2期/ 9月10日、10月15日、11月12日、12月10日
3期/ 1月21日、2月18日、3月18日

 
持ち物 各自、声にしたい作品をお持ちください
 
場所  名張市桔梗が丘 「ゆいのいえ」
(お申込みいただいた方に詳しい住所をご連絡させていただきます)
 
お問い合わせ お申込み 
メール yuju30@hotmail.com(南)
電話 06-7505-6405 (ことばの家 諏訪)
 

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2018年04月27日

5月6日(日) あめの香具山で萬葉集の歌を歌はう


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天の香久山、山上より、畝傍山、そして遥か向かうに二上山、葛城山、金剛山を望む。

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天の香久山を見上げて

5月6日(日) 午前10時15分にJR桜井線「香久山」駅改札に集合。
 
そこから香具山目指して歩いて約30分。
 
麓から山上までおほよそ15分。
 
天の高天原から降りてきた山といふ伝説が語られてゐる天の香具山。
 
その山上から、大和の風景を見晴るかしつつ、ご一緒に萬葉集の和歌を声に出してみませんか。
 
お昼ご飯は、「香久山」駅付近で取る予定。 
 
お昼ご飯の後、解散予定。
 
雨天中止。  
 
参加費: 無料
 
お申込み: ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/access/
 
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天の香具山 山腹にまします伊弉冊神社

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天の香久山の山腹にまします伊弉諾神社

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 春過ぎて夏来たるらし白布の衣ほしたり天の香具山 持統天皇




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2018年04月26日

4月30日(月・祝) 『古事記の精神 ワークショップと発表会』のご案内


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来週月曜日(祝)に大阪の阿倍野で行はれる『古事記の精神』のご案内です。
 
我が国の第一の古典「古事記」には、宇宙のはじまり(あめつちのはじめ)、そして日本といふ国のはじまりが語られてゐます。
 
それは、神々の物語りであり、さらにはこの国の精神を伝へる、まことの意味での歴史書であり、人生を根柢で支へる、まことの文学書であります。
 
現代を生きるわたしたちにとつて、この古典は何を意味するのでせうか。
 
共に、語りあひ、考へ、そして言語造形を通してご一緒に原文を声に出して響かせてみませう。
 
最後には、「ことばの家 諏訪」において稽古を重ねて来たお二人の生徒さんによる発表会をいたします。
 
「天地(あめつち)のはじめ」から「イザナギ・イザナミのくだり」に至る、「古事記」原文そのままの語りを詩劇といふスタイルで、観て聴いていただきます。
 
「古事 (ふること) 」を描く「古言 (ふること) 」の力を直接、感じていただけたらと希つてゐます。
 
そして、かういふ古典を、未来を生きていく子どもたちに親しんでもらひ、そのまま原文の文章を口ずさんでもらへるやう、何らかの形で教育に働きかけていくことができたら、この日がそのためのひとつのきつかけになつたら。
 
そんなわたしたちの国語教育、歴史教育、その仕事の第一日目としていきます。
 

 
●言語造形ワークショップ: 諏訪耕志
 
●言語造形発表
中田ゆかり
高橋好美
 
●クリスタルボール演奏
玉井澄恵
 
●日時: 
4月30日 (月・祝) 
13時45分開場 14時始まり 16時終了予定
 
●場所: 
大阪市阿倍野区民センター一階 集会室1
http://abeno-cc.net/facilities/access_map
地下鉄谷町線「阿倍野」駅E号出口から南へ100m
阪堺電車上町線「阿倍野」駅から南へ180m
地下鉄御堂筋線「天王寺」駅から南へ800m
 
●参加費: ご予約3000円  当日3500円
 
●お問い合わせ・お申込み: 
「ことばの家 諏訪」 
https://kotobanoie.net/access/
 

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