[講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告]の記事一覧

2018年10月12日

2018年大阪クリスマス・キリスト生誕劇


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昨年に続き、今年のクリスマスの夜12月25日に、大阪は阿倍野区民センターにて、キリスト生誕劇を催します。
 
この劇は大きく二つの要素からなりたつてゐます。
 
前半は、神の御意志によつて、ひとりの乙女に神の御子が宿り、ご誕生を迎へるまでの、密やかな、しかし、宇宙の最も大きな転換点とも言へる壮大な運命劇であります。
 
後半は、その神の御子が、三人の羊飼ひによつて目撃される劇です。それは、神の子が初めて人に認められる、そのときの人のありやうを描く、人のなりかはりを描く人間劇でもあります。
 
十月に入り、わたしたち「ことばの家 諏訪」も、その準備に熱が入つて来てゐます。

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2018年10月09日

永遠の女性的なるもの 〜「舟」公演を終えて〜


昨日、諏訪千晴による『おはなしペチカ 舟』、無事終演いたしました。
 
ご来場下さつた皆さん、お手伝ひをして下さつた皆さん、共演者の皆さん、本当にありがたうございました。
 
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「亀のこうらの夢を見て」リハーサル時の次女

 
この『舟』といふ詩を、舞台に於ける言語芸術としていくこと。
 
それが、彼女がここ数か月、懸命に取り組んできたことでした。
 
そのプロセスにつきあつていく中で、聴き手であるわたし自身に働きかけてくるものは、深い、深い、女性的なるもの、永遠の乙女からの声、とも言ひたくなるものでした。
 
それは、天上的と言ふよりも、むしろ、地下的、黄泉の国からの声のやうにわたしに働きかけてきたのでした。
 
その黄泉の国とは、黄泉の国でありながらも、つまるところは、天上の高天原(たかまのはら)と重なるやうに感じるのですが、しかし、やはりその声は黄泉の国からのものであると感じられました。
 
そして、彼女が稽古を積み重ね、腰から下、下半身の動きを通しての声となつて行くに従つて、だんだんと、聴き手のわたしの意識の下、無意識と言つてもいいやうなところへと働きかけてくるやうになりました。
 
つまり、聴いてゐて、訳もなく、涙が流れるやうになつてきました。
 
言語の音韻が鳴りたがつてゐる響きにこちらが耳を澄ませることによつて、ことばのひとつひとつが発音されていく。
 
それによつて、表面上の女っぽさが消え、永遠の乙女、永遠の女性的なるものの声が、響いてきたやうに感じてゐます。
 
音楽の演奏を荷つて下さる足利智子さんが示唆してくれることばはいつもとても印象深いのですが、今回も、こんなことばを伝へてくれました。
 
「今度の舞台創りは、何か『女』としての責任のやうなものを荷つてゐる仕事のやうに感じる」
 
そのことばの意味するところ、深く、男であるわたし自身にとつてこそ、追い求める、それこそ永遠のテーマであります。
 
今回の舞台のあと、この詩の作者である稲尾教彦さんによる、この『舟』を含む数々の詩作品を参加者一人一人が順番に声に出していく、そんな素晴らしい時間が創られました。
 
そのとき、参加者の方から響き出たことばの響きの切実さに、わたしは、泣きました。
 
人前で泣くことはほとんどないと自分では勝手に思ひ込んでゐるのですが、泣いてしまひました。
 
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今回の舞台のために、想芸館の奥田 英明さんご一家はじめ、たくさんの方々がご協力くださいました。
 
皆さん、改めまして、本当にありがたうございました。
 
言語造形といふ芸術を、よりいっさう、確信的に、繰り広げていきます。
 
また、どうぞ、これからも、よろしくお願ひ申し上げます。
 
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2018年10月03日

両親の問診時間 読書会


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mitteの庭(和歌山の岩出市)で毎月第一水曜日午前に行つてゐる『両親の問診時間』クラス。
 
毎月、参加者の皆さんが、とても熱いこころを寄せ合ひながら、参加して下さつてゐます。
 
この『両親の問診時間』は、ミヒャエラ・グレックラーさんといふ方による講演録です。
 
彼女は、小児科診療やシュタイナー学校校医を経た後、長期に渡り、スイス・ドルナッハのゲーテアヌム精神科学自由大学・医学部セクション代表を務められた方です。
 
わたしも、一度、まぢかにお会いしたことがあるのですが、彼女の真つ直ぐな眼差しの中に「人というものへの信頼」が宿つてゐる、そんな強い印象が今も忘れられません。
 
題名通り、その講演録の全体のテーマは、「家庭における人間教育」です。
 
わたしはこの本を読み始めてからもう14,5年になるのですが、何度読み返してみても、そこに新しい発見がある、素晴らしい本です。
 
まさに、アントロポゾフィーといふ学びの宝庫なのです。
 
この本で摑むことのできた観点が、どれほど、わたし自身の家庭生活を支え、健やかに育んでくれたことでせう。
 
今月は、「愛する力に向けての教育」といふ章でした。
 
人生における最もたいせつなこのテーマが、普遍人間学の見て取り方をもつて、リアルに、かつ筋道だつた述べ方で、説かれていきます。
 
来月も、引き続き、この章に取り組んでいきます。
 
メンバーの方が綴つてくれた文章を掲載させてもらひます。
 
諏訪耕志記
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 
 
今日の読書会は、
愛する力に向けての教育。
 
私たちはどうしたら、
愛する力を得られるのだろうか。
 
そもそも愛する力とは
どのような力なのか。
 
それは、人が人であるために
必要な力。
愛する力ははじめから
どの人にもあるというところから
始まりました。
 
ではなぜ、人間は皆愛する力を発揮して、幸せになっていないのか?
 
そこに愛を阻むものがあるのです。
 
それは、参加している皆が心あたりあるものばかりでした。
 
愛する力を目覚めさせ、
強めていくには、
どうしたらいいのか。
 
次回もまた引き続き、
愛がテーマの学びです。
 
いつもたくさんの気づきがある
読書会。
 
静かな心で、
本が語るところや
互いの気づきに耳を傾けると、
終わった後には、
世界の見方が少し変わっています。
 
人の人たるところを
知る。
 
それが学びの根源なのかもしれません。
 
興味関心のある方は、
ぜひご参加ください。
 
問い合わせは
mitteno20@gmail.com
または、フェイスブックメッセージまで。

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2018年09月30日

文学と語らひ 〜百年長屋での言語造形〜


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今日は、大阪は玉造にある百年長屋での毎月恒例の言語造形でした。
 
ここの主宰者であられる中西緑さんはじめ、以前教師をされてゐた方々が多く集まるクラスです。
 
数々の文学作品(夏目漱石や森鷗外、井原西鶴、上田秋成など)を、全身から発せられる声によつて味はへる歓び。
 
漱石のある作品が語り終へられたあと、深い、深い、沈黙が部屋中を支配する。
 
この沈黙の深さ・・・。

また、シェアリングの時間に語られる個人的なお話しの趣き深く含蓄深いこと。 
 
少年時代の思ひ出や、旅に於ける情景、道端で見つけた草木や花々のささやかな美しさが淡々と語られ、それをクラスの皆が黙つて聴くことのできる和やかな時間は、かけがへがありません。
 
生の声で奏でられる文学を味はひ、また、己れの暮らしの一コマ一コマからことばを紡ぐ喜びを分かち合ふこと。
 
言語造形のクラスは、そのやうな歓びにいつも満ち溢れてゐます。

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2018年09月12日

9月24日(月・祝)箕面 ことばと子どもの育ち


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言語造形による山崎さんの人形劇
「三匹の山羊のがらがらどん」上演があります

 
緑豊かな箕面の山のふもとにある、新稲(にいな)の一軒家の子どものための小さな場所「小さな保育室 こっこ」。
 
ここは、山崎淳子さんによつてルドルフ・シュタイナーの人間観に基づく保育(シュタイナー乳幼児教育)がなされてゐる私設の保育室です。
 
ここで、山崎さんによる人形劇『三匹のやぎのがらがらどん』の上演と保育についてのお話し、そして諏訪耕志による、ことばと子どもの成長の関係についての講座、さらに子どもへの物語り・絵本などの読み聞かせ・語り聴かせを学ぶ一日講習をいたします。
 
来たる秋の一日、子どもの育ちにとつて、いかにことばの響きがたいせつなものであるのかを、こころとからだまるごとで、ご一緒に学んでみませんか。
 
 
【静けさのなかで全身でお話を聴く 山崎淳子】
耳をすまして歌やことば、お話を聞く機会が少ない今だからでしょうか、「昔話の語りを聞くことが嬉しい、もっと聞きたい。」という大人の方からの声をいただくことが増えました。少しの時間、静けさのある空間で、日常を離れ「全身でお話を聴く」…そんな機会になればと思います。
  
 
【ことばと子どもの育ち 諏訪耕志】
子どもは、ことばと共に育っていきます。大人が話すことばを全身で聴きながら育っていきます。大人が営む息遣いに包まれて育っていきます。お話しの朗読や絵本の読み聞かせを通して、わたしたち自身の息遣いとことば遣いを見直してみましょう。そうして、今日から新しく、子どもと一緒にことばの世界を楽しんでいきましょう。
 
 
●日時
9月24日(月・祝) 10時から13時
 
●場所
小さな保育室 こっこ 
大阪府箕面市新稲(お申し込みして下さつた方に詳しくお伝へします)
 
●参加費
大人のみ 4000円(今回はお子様のご参加はご遠慮をお願いしております) 
 
●お問い合わせ・お申し込み
nonnotokokko☆gmail.com 山崎 (☆マークを@に変換して下さい。)
info@kotobanoie .net 「ことばの家 諏訪」
tel 06-7505-6405
 
 
 
講師プロフィール 
 
●山崎淳子(やまざきじゅんこ)
1971年 箕面市に生まれ育つ。私立幼稚園教諭を経て、市の児童発達支援事業所に保育士として12年間勤務。2009年より「みのおシュタイナーこども園」の保育助手、2013年からの3年間は担任を務める。2012年より言語造形家・諏訪耕志氏に師事、昔話の語りを学ぶ。2016年 日本シュタイナー幼児教育協会教員養成講座修了。2018年4月 ルドルフ・シュタイナーの人間観に基づく私設の保育室「こっこ」を開室、現在は「親子のクラス」を行っている。
 
●諏訪耕志(すわこうじ)
1964年大阪市生まれ。1994年よりルドルフ・シュタイナーハウスにて言語造形家鈴木一博氏に師事。2004年より「ことばの家 諏訪」として関西を中心に自身の活動・言語造形を始める。言語造形の舞台、ワークショップ、シュタイナーのアントロポゾフィー講義などを生業としている。日本語の美と風雅(みやび)を甦らせ、子どもたちに伝えていくことが念願。

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2018年09月09日

和歌山での生誕劇に向けての取り組み 9月


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和歌山の親子えんげき塾 ことばの泉は、12月28日のキリスト生誕劇上演に向けて、ずつと稽古を重ねてゐます。
 
誰もが、芸術に取り組むことができる。
 
その取り組みのなかでこそ、しだいに大切な何かに気づいていくことが重なつていきます。
 
その気づきを重ねていく人の姿は、本当に美しいです。
 
メンバーが書いて下さつた昨日のお稽古からの文章です。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーー 
 
9月の稽古日。
 
人間の苦しみ、不安、悲しみ、怒り、絶望。
ひとつひとつの感情に、
必死にしがみつくように、
演じる。
 
祈りをこめて
歌う。
 
皆が真剣に、
この劇と向き合い、
支え合い
創っている。
 
言語造形は楽しい、
元気になる、
面白い、、
というだけではない何かがある。
 
私たちの命が響きあうように、
ことばが行き交う。
 
壮大な運命を受け入れた
マリアとヨゼフをどう演じるか、
 
羊飼いのキャラクターをどう際立たせるか、
 
必死でもがき苦しみ、それぞれが答えを探し出す。
 
素人の私たちには、本当に大変だ。
 
でもそれは孤独ではない。
 
そこにいる皆が
一人ひとりに心を寄せて、
物語を生きるから。
 
人間の奥にある精神にふれる活動を
仲間と共に必死に行う。
 
これが
演劇というもの、
本番があるということがもたらす
めぐみなのだろうか。
 
そして、この精神の活動の
最後の参加者がきっと
この生誕劇に導かれた
観客のみなさんなんだと思います。
 
まだまだ練習は続きます。。
母ちゃんたち、
がんばらねば。
 

 

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2018年08月14日

9月24日(月・祝)箕面 ことばと子どもの育ち 一日講座


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緑豊かな箕面の山のふもとにある、新稲(にいな)の一軒家の子どものための小さな場所「小さな保育室 こっこ」。
 
ここは、山崎淳子さんによつてルドルフ・シュタイナーの人間観に基づく保育(シュタイナー乳幼児教育)がなされてゐる私設の保育室です。
 
ここで、山崎さんによる人形劇『三匹のやぎのがらがらどん』の上演と保育についてのお話し、そして諏訪耕志による、ことばと子どもの成長の関係についての講座、さらに子どもへの物語り・絵本などの読み聞かせ・語り聴かせを学ぶ一日講習をいたします。
 
来たる秋の一日、子どもの育ちにとつて、いかにことばの響きがたいせつなものであるのかを、こころとからだまるごとで、ご一緒に学んでみませんか。
 
 
【静けさのなかで全身でお話を聴く 山崎淳子】
耳をすまして歌やことば、お話を聞く機会が少ない今だからでしょうか、「昔話の語りを聞くことが嬉しい、もっと聞きたい。」という大人の方からの声をいただくことが増えました。少しの時間、静けさのある空間で、日常を離れ「全身でお話を聴く」…そんな機会になればと思います。
  
 
【ことばと子どもの育ち 諏訪耕志】
子どもは、ことばと共に育っていきます。大人が話すことばを全身で聴きながら育っていきます。大人が営む息遣いに包まれて育っていきます。お話しの朗読や絵本の読み聞かせを通して、わたしたち自身の息遣いとことば遣いを見直してみましょう。そうして、今日から新しく、子どもと一緒にことばの世界を楽しんでいきましょう。
 
 
●日時
9月24日(月・祝) 10時から13時
 
●場所
小さな保育室 こっこ 
大阪府箕面市新稲(お申し込みして下さつた方に詳しくお伝へします)
 
●参加費
大人のみ 4000円(今回はお子様のご参加はご遠慮をお願いしております) 
 
●お問い合わせ・お申し込み
nonnotokokko☆gmail.com 山崎 (☆マークを@に変換して下さい。)
info@kotobanoie .net 「ことばの家 諏訪」
tel 06-7505-6405
 
 
 
講師プロフィール 
 
●山崎淳子(やまざきじゅんこ)
1971年 箕面市に生まれ育つ。私立幼稚園教諭を経て、市の児童発達支援事業所に保育士として12年間勤務。2009年より「みのおシュタイナーこども園」の保育助手、2013年からの3年間は担任を務める。2012年より言語造形家・諏訪耕志氏に師事、昔話の語りを学ぶ。2016年 日本シュタイナー幼児教育協会教員養成講座修了。2018年4月 ルドルフ・シュタイナーの人間観に基づく私設の保育室「こっこ」を開室、現在は「親子のクラス」を行っている。
 
●諏訪耕志(すわこうじ)
1964年大阪市生まれ。1994年よりルドルフ・シュタイナーハウスにて言語造形家鈴木一博氏に師事。2004年より「ことばの家 諏訪」として関西を中心に自身の活動・言語造形を始める。言語造形の舞台、ワークショップ、シュタイナーのアントロポゾフィー講義などを生業としている。日本語の美と風雅(みやび)を甦らせ、子どもたちに伝えていくことが念願。
 
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2018年08月11日

夏の意欲 〜和歌山・親子えんげき塾 ことばの泉〜


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和歌山の親子えんげき塾 ことばの泉のメンバーが、夏の日の輝く今日も生誕劇創りに取り組みました。
 
彼女たちは、みな、初心者です。
 
演劇の、芸術の、初心者です。
 
しかし、どうせやるなら、本物に取り組まうといふ、意欲があるのです。
 
まことに強烈な意欲です。
 
呼吸をアクティブに、ダイナミックに、ことばからことばへ、文から文へ、織りなしていく。
 
それは、会場いつぱいに柔らかい透明な反物を次々と繰り広げてゆくやうな作業です。
 
劇が始まつたならば、終演までの二時間の間ずつと、ひとときたりとも、その作業をおざなりにすることはできません。
 
さらに、ことばといふことばには、すべて身振りが胚胎してゐます。母音ひとつひとつ、子音ひとつひとつに、固有の身振りがあります。
 
その呼吸の織りなしのうちに、母音から母音への繋がりある流れを生きる。子音ひとつひとつの質を際立たせていく。身振りから身振りへと本能のごとく動きを繰りなしていく。
 
それらの要素を引き立てていくには、繰り返し、繰り返しの練習がどうしても必要です。
 
それは、とても体力と気力と精神力の充実を要求します。
 
だからこそ、演劇は、言語造形を通して、芸術になります。
 
ことばの泉のメンバーは、汗を流しながら、いま、夏を生きてゐます。
 
(いつも、ことばの泉のページから写真を拝借させてもらつてゐます。ありがたうございます)

 
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2018年08月06日

名張『名人伝』ご感想のご紹介


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本日の名張の桔梗が丘「ゆいのいえ」での『名人伝』公演、無事終へることができました。

ことばの芸術「言語造形」を分かち合へる、このやうな時間と空間を人様と共にできること。

そのことが、わたしには何よりもありがたく、嬉しく、たいせつなことなのです。
 
なぜならば、言語造形といふことばの芸術が、この国に根を張ること、生まれいづること、花開き、実を稔らせることを念願してゐるからなのです。
 
そして、舞台にのぼるごとに、精神がしつかりとありあはせることの難しさを感じます。己れを大いなるものに捧げ切ることの難しさです。今日もさうでした。

しかし、何がどうあらうとも、かうして言語造形の舞台に立ち続けること、それがわたしの天職です。

稽古を重ねるたびごとに、舞台を重ねるたびごとに、わたし自身に(望むべくは、観客の皆さんにも)作品の深み、ことばの深み、芸術の深みが、見えてくるのです。

「ああ、この文章、この一文、このことばは、こんなふうに表現されたがつてゐたのか・・・!」といふ気づきの重なり。

ありがたくも、ご感想を頂いてゐます。ここにご紹介させていただきます。
 

●原作を先に読ませて頂いた上で、今回の公演に臨みました。物語が活きている、そんな実感を抱きました。喜怒哀楽、焦燥感、恐怖など、主人公のみならず、登場人物すべての感情が如実に現れていました。見えない存在が目前にいるような、そんな気さえしました。
時間を忘れ、空間を忘れ、ただ発せられる言葉の「圧」を十二分に味わうことができました。
(m.s.さん)

●すばらしかったです。まさに「言語造形」。情景がとても立体的に目に浮かんできました。一人一人の人物もくっきりみえました。そして、ひとつの道を極めていく、その終着点が、まさか、「忘れる」ことにあるとは!!とても深い宇宙の真理だと感じました。文学をもっと読みたい。そう改めて思います。
(t.c.さん)

●遅れてきました。ご迷惑をおかけしてすみません!でも、来てよかったです。諦めかけていたのですが、遅れてでも、来て本当によかった。語りが心に深く突き刺さり、情景が目前に広がり、主人公の紀昌(きしょう)が辿りついた境地が、本来私たちが辿りつくべきところなのだと感じ、心が熱くなりました。
(h.y.さん)

●作者の解説をしていただいたので、背景がとても分かりやすく、物語に入りやすかったです。そして語りの一言一言のことばの迫力に吸い込まれそうでした。また、腰から話すという意味がよく分かりました。エネルギーが一体になってゆく、間、空間の大切さも学びました。中島敦という作家に惹かれる諏訪さんの気持ちがよく分かります。
(n.m.さん)


本当に遠くから来て下さつた方がゐらっしゃいました。
 
本当に久しぶりに来て下さつた方がゐらっしゃいました。

来て下さつた皆様、会場を準備して下さつた皆さん、本当に、どうもありがたうございました。

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2018年08月03日

夏の汗 親子えんげき塾 ことばの泉 


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一昨日、昨日と、親子えんげき塾 ことばの泉、まさに二日間連続の怒涛のお稽古でした。
 
「ことばの泉」は、今年の暮れ12月28日午後に、和歌山の玉津島神社のすぐお隣のアートキューブにて、生誕劇を上演します。
 
生徒さんたちの溢れ出るばかりの意欲の力に、驚くばかりです。
 
そして、稽古を重ねるほどに、皆さんのことばへのセンス、「ことばの感官」が開かれていく。
 
演劇といふものは、そもそも、ことばの芸術だつたのだ。
 
さらには、ことばへの信仰を、密かに、顕わに、育む芸術だつたのだ。そんな繊細な感覚までも流す汗と共に共有してくださる。
 
そして、子どもたちの輝く声。
 
大人たちの真剣な取り組みにおのづと促されて、また大人たちの暖かい配慮に守られて、幼児から小学生まで(次回から中学生も加わります)、大声で共に歌ひ出すのです。
 
夏のこの汗が、冬のクリスマスには精神の光となるべく、稽古を重ねてゐます。
 
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2018年07月25日

8月5日(日)三重・名張 言語造形公演「名人伝」再演のお知らせ


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8月5日(日)午後6時より、名張市桔梗が丘にて、言語造形公演『名人伝(中島敦作)』を上演させていただきます。先月からの再演となります。
 
言語といふもの、ことばといふものが、芸術になりうる。
 
そのことを多くの人と分かち合つていきたい。
 
そのことを希つて、舞台に立ち続けてゐます。
 
お申し込み、お待ち申し上げてをります。
 
※7月5日に行ひました大阪公演の記事を掲載してゐます。
https://kotobanoie.net/past/
 
●言語造形
諏訪耕志
 
●日時
8月5日(日) 
午後5時45分開場 午後6時開演 午後8時終演予定
 
●場所
ゆいのいえ
三重県名張市桔梗が丘6番町1街区  
桔梗の森公園(十号公園)そば
tel 090ー4184ー7234
 
●参加費
ご予約 3000円
当日  3500円
 
●お申し込み
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/access/
 
お席が少ないので、おはやめの御予約を御願ひいたします。
 
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。
 

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2018年07月21日

ありがたうございました!くすのきシュタイナー幼稚園での『ことばと子どもの育ち』


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くすのき園 - 大阪あびこシュタイナー幼稚園での夏期講座『ことばと子どもの育ち』を今日は担当させていただきました。
 
この園が開園して、今年で10年です。(我が家の娘たち二人もお世話になりました)
 
その記念に、樋口早知子先生がこれまでの幼児教育実践を踏まえられた教育論を小さな本『しあわせな子育て』にまとめられました。
 
その内実のある文章とともに写真と製本デザインも美しく、これからの幼児教育へのひとすじの光ある道を探し求めてゐる親御さんたちにぜひ、お勧めしたい書籍です。
 
あとがきでも書かれてゐます。
「子どもを育てる上で一番大切なのは、保育者やお父さん、お母さんが、楽しんで子育てができているかということだと思います」
 
我が家の「ことばの家 諏訪」に来ていただいた時に無料でお渡しできますので、お申しつけください😊
 
今日の講座も、皆さんの積極的なご参加のお蔭で、とても暖かく、心情の深みを共有しあへたやうな、素晴らしい時間でした。
 
子どもへの教育を考へるときに、まづもつて、大人自身が自分自身の人生を大切に育み、肯定し、生き切ること。
 
その具体的な示唆を、毎日の子どもへの絵本の読み聞かせの時間にをいて、いかにもつことができるか。
 
今日は、そんな意識をもつて、昔話を言語造形を通して読み聴かせる体験を皆さんと共に分かち合ふことができました。
 
早知子先生、そして、ご参加くださつた皆さん、どうもありがたうございました。
 
また、大阪市内、堺市内近辺で、幼な子に対する教育に何か大切なものを求めてゐる方に、ぜひ、このくすのき園をご紹介したいと思ひます。
 
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2018年07月10日

8月5日(日) 三重・名張 名人伝再演のお知らせ


IMGP0275.JPG 会場に隣り合ふ昨日の睡蓮の池 


8月5日(日)午後6時より、名張市桔梗が丘にて、言語造形公演『名人伝(中島敦作)』を再演させていただきます。
 
お申し込み、お待ち申し上げてゐます。
 
 
●言語造形
諏訪耕志
 
●日時
8月5日(日) 
午後5時45分開場 午後6時開演 午後8時終演予定
 
●場所
ゆいのいえ
三重県名張市桔梗が丘6番町1街区  
桔梗の森公園(十号公園)そば
tel 090ー4184ー7234
 
●参加費
ご予約 3000円
当日  3500円
 
●お申し込み
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/access/
 
お席が少ないので、おはやめの御予約を御願ひいたします。
 
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。

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2018年07月08日

大阪・住吉『名人伝』公演、ありがたうございました


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昨日は、近畿地方に大雨が続く中、言語造形公演『名人伝』にお運び下さつた皆様、本当にありがたうございました。
 
何かと行き届かないところがございましたが、それにもかかはらず、弓の名人になることを目指して生きぬいた一人の男の物語りに、約一時間、皆さん、耳を澄まし続けてくださいました。
 
頂きました皆さんの御感想文が、演じ終はつたわたしに、限りない励ましと、更にこの道を歩み続けてゆくための勇気を注ぎ込んでくれてゐます。
 
これからも言語造形といふことばの芸術を通して、言霊の幸ふ、そんな文化の礎をこつこつと築いていくつもりでをります。
 
ぜひ、また、言語造形の舞台へのご愛顧を、どうぞ、よろしくお願ひ申し上げます。
 
今年の秋、11月30日(金)夜に、阿倍野区民センターにて同じ中島敦作『山月記』を上演いたします。
 
よろしければ、ぜひ、お耳をお貸しください。
 
小学四年生の我が娘も昨日の公演を聴き、感想を書いてくれました。手前味噌になつてしまひますが、それを掲載させていただきます^_^;
 
 


パパ
 
今日はすごかったです!少しむずかしい言葉もあったのだけど、なぜか、意味が分かってきました!
 
ずっと話しをきいていると、話の中に入っていって、ねむたくも暑くもさむくも感じませんでした。聞いていて楽しかったです。
 
次、またやる時は、私がピアノをやりたいな♪
 
今日はたなばた。おりひめさまとひこぼしさまは聞いているのかなぁ。
 
かさね

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2018年06月27日

7月7日(土)大阪言語造形公演「名人伝」のお知らせ


CTjgVAHUsAAjEC5.jpg 


中島敦作『名人伝』を諏訪耕志による一人語りでさせていただきます。
 
わたしにとりましては、今回の言語造形の舞台が自分自身のデビューだと感じてゐます。
 
空間に拡がることばの芸術を味はつていただきたく、舞台に臨みます。
 
なにとぞ、どうぞ、御来場のほど、よろしくお願ひ申し上げます。お待ちしてをります。
 
 

 
 
名人といふ存在。

それは、数限りない練習や稽古や試合や実践といふものを通して、「人といふもの」をどこまでも追ひ求めていくことから開けてくる、ある位相ではないでせうか。
 
神と人とが重なり合つて生きる姿。
 
精神と肉体とがひとつになつて生きてゐる姿。

中島敦の名作『名人伝』のその位相をできうる限り紛らはすことなく語りでお伝へできたらと念つてゐます。
 
 

●言語造形:諏訪耕志 
 
●日時:7月7日(土) 開場2時 開演2時30分 終演予定4時
 
●場所:大阪市立住吉区民センター 集会室4
http://sumiyoshiwardc-ogbc.jp/map/
 
●参加費:ご予約 3000円  当日 3500円
 
●お申込み:「ことばの家 諏訪」
https://www.kokuchpro.com/event/mejinden/
 ↑
こちらのページの「申込む」ボタンよりお願いいたします。
 
ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になりますのでお氣をつけください。
 
また口座振込をご希望の場合は
下記口座へお振込の上、ことばの家へご一報くださいませ。
 
 ◎ゆうちょ銀行  
 記号 10260 番号 28889041 
 諏訪 千晴(スワ チハル)
 
お振込の確認をもって、ご予約完了とさせていただきます。
 
 

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2018年06月26日

『和歌(うた)を学ぶ会』のお知らせ


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明日の『和歌(うた)を学ぶ会』のお知らせです。
 
尊いもの、美しいものが失はれてしまふ。
 
その失はれてしまつたものを惜しみ、愛しみ、悲しむ。
 
その情は、どうしても深くこころに響きます。
 
柿本人麻呂は、今の琵琶湖の西岸にあつた近江の都が、壬申の乱の後、荒れ果ててしまつてゐる様を目の当たりにしました。
 
彼は激しい情に突き動かされるかのやうに、長い歌ひとつと短い歌ふたつを歌ひました。
 
今回は、その人麻呂の情に沿つてみたいと思ひます。
 
いよいよ、我が国の最初の大詩人、柿本人麻呂に言語造形を通して取り組んでいきます。
 
流れる詩情に全身を浸してみませう。
 
初めての方でも、どうぞ、お気軽に😊
  
 

日時:  
第四水曜日 午前10時より12時半
 
場所・お問ひ合はせ・お申込み: 
ことばの家 諏訪
https://kotobanoie.net/access/
 
参加費: 単発 4000円
四回連続 14000円
 

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2018年06月22日

7月5日・9日 東京での言語造形ワークショップのお知らせ


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東京の渋谷区恵比寿にある本屋さん「ちえの木の実−たいせつな一冊に出会う場所−」のご協力で、言語造形の2回連続クラスをさせていただきます。
 
この機会に、言語造形を通してからだまるごとで日本の古典文学を味わってみませんか。
 
お申し込み、こころよりお待ちしております。
 
諏訪耕志
  
 
 
 
●7月5日(木)18時〜21時
『古事記の文章 〜声から声への伝え〜』
 
 
文学とは、そもそも、声から声への伝えです。
 
天武天皇の御声によってひとりの舎人・稗田阿礼の耳に伝えられた『古事記』。
 
天武天皇は、何に耳を澄まされたのか。それは、神の声です。
 
文学とは、ことばの芸術であり、ことばとは、神から人へと吹き込まれた息吹きであります。
 
わたしたちは、その、いまも、神から吹き込まれている息吹き、そしてことばを、ことばの法則に沿って造形することで、空間に、ことばのお宮、お社を形造っていくことができます。
 
我が国の古(いにしえ)から永遠(とこしえ)へと続く、ことばのお宮創り。
 
言語造形を通して、最古の叙事文学『古事記』を体験してみませんか。
 
 
 
  
●7月19日(木) 19時〜21時
『万葉集のうた 〜血に息づく音楽〜』
 

万葉人の血のうちにあったリズム、メロディー、高らかで、かつ穏やかな韻律。
 
万葉の歌においては、そのすべての内なる音楽が、流れる呼吸の動きの中で、彫塑的な輪郭、建築的な力としても取りまとめられ、解き放たれ、絡み合わされます。
 
それらの歌は、ときに、素戔嗚尊のごとく大地の底から湧き上がり突き上げるような力を感じさせ、ときに、天照大御神のごとく明るく澄んだ陽の光の輪舞のなだらかに繰り出す動きを感じさせます。
 
そこには、すでに、とても複雑な光と陰影が交差しています。
  
万葉の歌が、我が国の国語の基準の高さを明確に示しています。
 
万葉の歌の美と格と律をわたしたちも己れのものにしていく。
 
最古の抒情詩歌集『万葉集』を通して、わたしたちは、意識的に、芸術的にみずからの身を修めつつ、言語のみなもとへと再び辿りゆく道を歩み始める、そのきっかけを見いだしていきましょう。
 
 
 
 
言語造形講師:
諏訪耕志( 「ことばの家 諏訪」主宰 )
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
 
 
日時:
7月5日(木)、7月19日(木)午後6時から9時まで
 
 
場所:
ちえの木の実 渋谷区恵比寿西2-3-14
http://www.chienokinomi-books.jp/annai/annai.html
 
 
参加費: 
一回のみのお申込み 5000円
7月5日、19日、二回連続のお申込み 9000円
 
 
お問い合わせ:
「ことばの家 諏訪」 https://kotobanoie.net/access/

お申し込み:
https://www.kokuchpro.com/event/tokyo_ws_07/
(paypalクレジット決済)

恐れ入りますが、参加ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になります。どうぞよろしくお願いします。

または下記口座へのお振込みも可能です。

◎ゆうちょ銀行
記号 10260 番号 28889041
諏訪 千晴(スワ チハル)


お振込みの確認をもって、
ご予約完了とさせていただきますので
ゆうちょお振込みの際にはご一報ください。

 
 
主宰:
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/
 
 
協賛:
ちえの木の実 http://www.chienokinomi-books.jp/index.html
 
  

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2018年06月11日

名張での言語造形クラス


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クラスを行つてゐる会場の真ん前の睡蓮の池

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月に一回の三重県名張での言語造形のクラス。
 
「ことば」といふものそのものに、学ぶ時間。
 
何の予備知識も準備も要らないのですが、こころの素直さ、柔軟さ、積極性だけは必須であります。
 
集まつて下さつてゐる方々、皆が皆、そんなこころを持ち寄つて下さり、今日も本当に祝福された時間でした。
 
皆さん、本当にありがたうございます。
 
このクラスを取りまとめて下さつてゐる、南ゆうこさんの夏至の朗読会が6月20日(水)午前に名張市内で開かれます。
 
言語造形といふことばの芸術に触れてみる、いい機会です。
 
お近くの方、ぜひ、どうぞ。
 
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posted by koji at 19:03 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月07日

7月5日・19日 東京・言語造形で体験する日本の古典文学 〜古事記と万葉集〜


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東京の渋谷区恵比寿にある本屋さん「ちえの木の実」のご協力で、言語造形の2回連続クラスをさせていただきます。
 
この機会に、言語造形を通してからだまるごとで日本の古典文学を味わってみませんか。
 
お申し込み、こころよりお待ちしております。
 
諏訪耕志
 
 
 
 
 
●7月5日(木)18時〜21時
『古事記の文章 〜声から声への伝え〜』
 
 
文学とは、そもそも、声から声への伝えです。
 
天武天皇の御声によってひとりの舎人・稗田阿礼の耳に伝えられた『古事記』。
 
天武天皇は、何に耳を澄まされたのか。それは、神の声です。
 
文学とは、ことばの芸術であり、ことばとは、神から人へと吹き込まれた息吹きであります。
 
わたしたちは、その、いまも、神から吹き込まれている息吹き、そしてことばを、ことばの法則に沿って造形することで、空間に、ことばのお宮、お社を形造っていくことができます。
 
我が国の古(いにしえ)から永遠(とこしえ)へと続く、ことばのお宮創り。
 
言語造形を通して、最古の叙事文学『古事記』を体験してみませんか。
 
 
 
 
 
●7月19日(木) 19時〜21時
『万葉集のうた 〜血に息づく音楽〜』
 

万葉人の血のうちにあったリズム、メロディー、高らかで、かつ穏やかな韻律。
 
万葉の歌においては、そのすべての内なる音楽が、流れる呼吸の動きの中で、彫塑的な輪郭、建築的な力としても取りまとめられ、解き放たれ、絡み合わされます。
 
それらの歌は、ときに、素戔嗚尊のごとく大地の底から湧き上がり突き上げるような力を感じさせ、ときに、天照大御神のごとく明るく澄んだ陽の光の輪舞のなだらかに繰り出す動きを感じさせます。
 
そこには、すでに、とても複雑な光と陰影が交差しています。
  
万葉の歌が、我が国の国語の基準の高さを明確に示しています。
 
万葉の歌の美と格と律をわたしたちも己れのものにしていく。
 
最古の抒情詩歌集『万葉集』を通して、わたしたちは、意識的に、芸術的にみずからの身を修めつつ、言語のみなもとへと再び辿りゆく道を歩み始める、そのきっかけを見いだしていきましょう。
 
 
 
 
言語造形講師:
諏訪耕志( 「ことばの家 諏訪」主宰 )
https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
 
 
日時:
7月5日(木)、7月19日(木)午後6時から9時まで
 
 
場所:
ちえの木の実 渋谷区恵比寿西2-3-14
http://www.chienokinomi-books.jp/annai/annai.html
 
 
参加費: 
一回のみのお申込み 5000円
7月5日、19日、二回連続のお申込み 9000円
 
 
お問い合わせ:
「ことばの家 諏訪」 https://kotobanoie.net/access/


お申し込み:
https://www.kokuchpro.com/event/tokyo_ws_07/
(paypalクレジット決済)

恐れ入りますが、参加ボタンを押してから 30分以内 にクレジット決済をしていただきませんと、お申し込みが無効になります。どうぞよろしくお願いします。

または下記口座へのお振込みも可能です。

◎ゆうちょ銀行
記号 10260 番号 28889041
諏訪 千晴(スワ チハル)


お振込みの確認をもって、
ご予約完了とさせていただきますので
ゆうちょお振込みの際にはご一報ください。

 
 
主宰:
ことばの家 諏訪 https://kotobanoie.net/
 
 
協賛:
ちえの木の実 http://www.chienokinomi-books.jp/index.html

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2018年05月30日

7月21日(土)くすのき園にて幼児教育夏期講座


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三年前のくすのき園での樋口先生との『子育て談話〜こころからの幼児教育〜』の様子

7月21日(土) 、22日(日)、くすのき園 - 大阪あびこシュタイナー幼稚園 にて、毎夏恒例の幼児教育夏期講座が開かれます。
 
詳しいインフォメーションは、こちら↓
https://kusunokien.exblog.jp/29810705/
 
樋口早知子先生による、手しごと講座、「幼児期の子どもの育ちに大切なこと」講座と並んで、21日(土)午前の時間をわたしは受け持たせてもらひます。
 
幼児期の子どもとの暮らしにとつて、シュタイナー教育がどれほど確かな視座を与へてくれるか、新しい多くの方々とそのことを分かち合ひたいと楽しみにしてゐます。
 
子育て中のお父様、お母様、ご予定に入れていただければ、ありがたいです。

 
ーーーーーーーーーーーー
 
●講座「ことばと子どもの育ち」
7月21日(土) 10:00〜12:00
 
子どもは、ことばと共に育っていきます。
大人が話すことばを全身で聴きながら育っていきます。
大人が営む息遣いに包まれて育っていきます。
 
お話しの朗読や絵本の読み聞かせを通して、わたしたち自身の息遣いとことば遣いを見直してみましょう。
 
そうして、今日から新しく、子どもと一緒にことばの世界を楽しんでいきましょう。
 
諏訪耕志
 
ーーーーーーーーーーーー
 
 

 


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