昨年暮れに演じさせてもらひました『山月記』の和歌山での再演のお知らせです。
ぜひ、お近くの方、この機会に、言語造形を通しての『山月記』、耳で味はふ文学の魅力を感じにいらしてください。
また会場のアートキューブは、古来、和歌の神が祀られてゐる玉津島神社の前にあり、小高い山(すべて土壌が古代の巨大樹)と静かな内海が拡がる、まことに風光明媚なところにあります。
冬の海を眺めにも、どうぞいらしてください!
お待ちしております。
大阪での公演を聴いて下さつた足利智子さんの公演感想文をご紹介させていただきます。
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昨日は楽しみにしていた、ことばの家の『山月記』の公演に行ってきました。
今回、諏訪耕志さんと千晴さんによって空間へ次々と造形されてゆく言葉と、そこから立ち上がる情景を見ていて、言語造形という芸術がこのようにありたがっているだろう、一つの道を、今日見せてもらえた、そんな気がしました。
今まで聞いたことのある言語造形家の方々の語りは、誰一人として似ていません。だから、言語造形って何?という問いに対する答えが、言語造形をやっていない人にとっては非常に像を結びづらい、そんな場面にもよく居合わせました。
だけれども、今回の山月記の舞台を見た人、聴いた人は、これが言語造形か、と何か芯をとらえることが出来たのではないか、そんなことを感じました。
自分自身そう感じることが出来たのも、これまでのことばの家の公演に来させて頂き、ある時は聞き手として、ある時は音楽担当として、お二人の言葉にひたすらに耳を傾ける、という機会を与えて頂いたお陰だと思います。本当に有難いことです。何かが進化していく、花開いていく歴史に立ち会えるということの、重みと喜びを、今回の舞台で感じました。
これからの、ことばの家の公演がますます楽しみです。
クラリネットの小西収さんの演奏も本当に素晴らしかった!クラリネットはもっとも音から呼吸を感じる楽器だと思います。言語造形との親和性を感じました。
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言語造形:諏訪耕志(今回は諏訪耕志のみで演じます)
クラリネット演奏:小西収
日時:
2019年2月11日(月・祝)
開場13時半 開演14時 終演予定15時半
場所:
和歌浦アートキューブ 第2制作室キューブC1
http://wakanouraartcube.web.fc2.com/access.html和歌山市和歌浦南3-10-1
(お車でお越しの際は近く万葉館有料駐車場をご利用ください)
参加費:
一般 ご予約 3000円 当日 3500円
小学高学年から高校生 1000円
※小学高学年以上のお子様からご入場可です。
お申込み、お問い合わせは、
kotobanoizumi.engeki@gmail.com
または、Facebookメッセージまで。
posted by koji at 21:26
| 大阪 ☁
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