仙台での『山月記』公演に来て下さつた皆様、こころよりお礼を申し上げます。ありがたうございました。
[アントロポゾフィーハウス]の記事一覧
- 2022/02/01 仙台「山月記」ありがたうございました
- 2022/01/15 アントロポゾフィーハウス【和歌山】言語造形とアントロポゾフィーのご案内
- 2022/01/13 年のはじめに念ひを定める
- 2022/01/12 1/27(木)【仙台】おひさまの丘 宮城シュタイナー学園 言語造形の集ひ「詩歌を詠ふ」
- 2022/01/06 2022年のクリスマスに向けて【青森・三沢】イエス生誕劇クラス
- 2021/12/24 クリスマスを前に おひさまの丘宮城シュタイナー学園にて
- 2021/12/19 12/18 ありがたうございました😇アントロポゾフィーハウス【青森三沢】
- 2021/12/08 アントロポゾフィーハウス第一回公演「山月記」へのお誘ひ
- 2021/12/04 12/18(土)アントロポゾフィーハウス【青森三沢】のお知らせ
- 2021/11/27 第二回 言語造形 in おひさまの丘 宮城シュタイナー学園
- 2021/11/20 11/20 アントロポゾフィーハウス【青森三沢】ありがたうございました😇
- 2021/11/20 11/16 ありがたうございました😊アントロポゾフィーハウス【青森】言語造形の集ひ
- 2021/11/10 昔話や神話を信じること
- 2021/11/02 11/6よりクラウドファンディング! 宮城シュタイナー学園
- 2021/10/17 ことばの社(やしろ)を打ち樹ててゆく
- 2021/10/16 昨晩のオンラインライブを終へて 芸術としての英語教育
- 2021/10/11 10/15(金)20時半 【無料★15分】シュタイナー教育の英語を支えるヒント
- 2021/10/09 おひさまの丘 宮城シュタイナー学園での時間
- 2021/10/08 10/2 第三回 アントロポゾフィーハウス青森三沢
- 2021/10/08 9/29 第三回目 アントロポゾフィーハウス青森の集ひ 和歌へのいざなひ
2022年02月01日
仙台「山月記」ありがたうございました
仙台での『山月記』公演に来て下さつた皆様、こころよりお礼を申し上げます。ありがたうございました。
2022年01月15日
アントロポゾフィーハウス【和歌山】言語造形とアントロポゾフィーのご案内
ルードルフ・シュタイナーの学び「アントロポゾフィー」と共に、昔話や物語を語り、詩を朗唱する芸術「言語造形」に取り組んで行く、毎月第二月曜日の集いです。
言語造形の時間には、おひとりおひとり声に出してみたい作品をお持ちください。
アントロポゾフィーの時間では、基本的な理解のために、まず最初は講師の方からテキストを用意させてもらいます。そして、次に、こころの修練・メディテーションのためのテキスト『いかにして人が高い世を知るにいたるか(シュタイナー著・鈴木一博訳)』に取り組んで行きます。
シュタイナーに関心のおありになる方、ことばに関心のおありになる方、ぜひ、一度、足を運んでみて下さい。
芸術実践とメディテーションに取り組むことで、精神から生まれる芸術を生きる喜びを共に味わって参りましょう!
講師:諏訪耕志 https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
10:00 言語造形
12:00 昼食
13:00 アントロポゾフィー
14:00 終了予定
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日時:
2022年2月14日より毎月第二月曜日
(8月は第四月曜日の22日、10月は第三月曜日の17日)
午前10時から午後2時まで
(間に昼食の時間一時間を取りますので、お弁当などをお持ちください)
場所:
和歌山県岩出市
(お申込みいただいた方に詳細をお伝えいたします)
参加費:
5回連続ご参加 20000円
体験ご参加 5000円/一回
その他、講師の交通費(往復1540円)を参加者全員で頭割りしてご負担していただきます。
お問い合わせ・お申し込み:
アントロポゾフィーハウス(諏訪)
https://kotobanoie.net/access/
2022年01月13日
年のはじめに念ひを定める

下の文章は、昨年の今日、書いたものなのですが、改めて読み返してみて、昨年の一年は書いたとほりの年になつたのだな、と自分でも感心しました。年のはじめに念ひを定めるといふことは本当に大切なことなのですね。今年、2022年のはじまりにあたつても、しつかりと念ひをもつてやつていきたいと思ひます。
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『今年から始まる仕事 アントロポゾフィーハウス 2021年1月13日』
わたしは、自分自身の仕事であり、運動体であるものを、「ことばの家」と銘打つて、これまでアントロポゾフィーと言語造形といふ芸術活動に勤しんできました。
もちろん、これからも、わたしの仕事として「ことばの家」を勤しんで行きます。
しかし、今年、令和3年、2021年からは、自分ひとりだけで仕事をして行くのではなく、自分自身の仕事が他の方々の各々の仕事と結びつくやうな形を模索・実現して行きたいと希つてゐます。
仕事において、他の方と協力し合ひながら、自分一人ではできなかつた仕事をひとつひとつ、創り出して行きたいと希つてゐます。
その際に、わたしにとつて大切になるのは、アントロポゾフィーといふ精神(靈・ひ)です。
このアントロポゾフィーを共有して行くことが、他者との共同・協働における大切な点です。
アントロポゾフィーとは何か。何か特別なものなのか。さうとも言へます。しかし、さうとも言へません。そのことには、様々な観点から答へることができるでせう。
ルードルフ・シュタイナー自身は、あるところで、端的に、それは「人であることの意識」だと言つてゐます。
「人であることの意識」。これは、現代を生きるすべての人にとつて、人として生きる上での何かとても大切なものではないでせうか。
それは現代においては、「人が、その人であることの意識」「人が、ますます、その人になりゆく意識」「人が、自由と愛を生きる意識」と言つてもいいのではないでせうか。
「自由と愛」などといふことばは、すぐに宙に浮いてしまふ、大変やつかいなことばでもあるのですが、きつと、どの人も、こころの奥底で、そのことばの実現を乞ひ求めてゐるはずです。
生きた日本語でこのアントロポゾフィーを語ること、それが、わたしがわたし自身に課してゐる大きな、途方もなく大きな仕事です。
アントロポゾフィーとは、「道」です。その「人であることの意識」を学び、それを己れのからだとこころで確かめて行く実践です。人であること、自由であること、愛することができるといふこと、そのことへの「道」と言つてもいい。
その「道」とは、まぎれもなく、読書(講義の受講)と芸術実践です。
わたしは、アントロポゾフィーの基本文献を基にした講義をします。そこにおいて、共に考へること。考への世の内で、こころを暖めること、励ますこと、ひとりひとり目覚めゆくこと、へと共に歩いて行くのです。講義とは、共なる、メディテーションです。
わたしは、さらに、言語造形といふことばの芸術を通して、ことばの力の内側に参入して行きます。その営みを多くの人が必要としてゐることを確信してゐますので、必要とする人とその芸術を分かち合つて行きます。それは、極めて具体的な仕事です。ことばを話すといふ、まぎれもなく、その人まるごとを使ふ芸術的な仕事です。その仕事のためには、舞台づくりといふものが、何よりもうつてつけです。共に、舞台を創つて行くのです。
メディテーション、それは、考へる〈わたし〉の内に、世を見いだすことです・・・。
芸術実践、それは、世の内に、〈わたし〉を見いだすことです・・・。
あなたみづからを見いだしたければ、世を見よ。
世を見いだしたければ、あなたみづからを見よ。
アントロポゾフィーの講義、そして言語造形、それは、どちらも、日本語をもつて「人であることの意識」を耕し、育て、稔らせるやうな仕事です。この仕事には、十年、三十年、百年、何百年とかかるはずです。
これは、わたしができる仕事であり、わたしから始めて行くのですが、さらに、他の芸術に勤しんでゐる方々とのコラボレーション、共同でアントロポゾフィーに根付いた仕事をして行くことを、今年から、始めたいと考へてゐます。
メディテーションと芸術実践、わたしたちのテーマは、それです。
物理的・固定的な場を持たない、この精神からの仕事場を、「アントロポゾフィーハウス」と名付けます。
声を掛けさせていただきました時には、できましたら、お耳をお貸しいただきたく、なにとぞ、どうぞ、よろしくお願ひいたします。共に、日本語の内に、アントロポゾフィーの精神(靈・ひ)を灯していきませう。
諏訪耕志
アントロポゾフィーと言語造形「ことばの家」
https://www.youtube.com/user/suwachimaru/videos
※絵は、東山魁夷「白い馬の見える風景」
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2022年01月12日
1/27(木)【仙台】おひさまの丘 宮城シュタイナー学園 言語造形の集ひ「詩歌を詠ふ」

シュタイナー教育の現場で、言語造形といふことばの芸術を通して、何かお役に立てないだらうか。
そんな思ひで、おひさまの丘 宮城シュタイナー学園に昨年の秋から伺はせていただいてゐます。
第二・七年期の子どもたとの和歌や詩の朗唱における言語造形。そして昔語り、神語り(神話)。
そして、授業が終はつた午後のひととき、学園の教師の方々、理事の方々、親御さんたち、外部の方々に集まつていただき、言語造形を楽しんでいただきます。
今回は、ご参加下さる皆さんおひとりおひとり、和歌や俳句、もしくは詩の中でご自身が声に出してみたいものをおひとつ、お持ち下さい。
2クラス、設けさせていただき(Aクラス:14時半〜16時 Bクラス:16時半〜18時)、1クラスにおいて人数を制限させていただくことで、おひとりづつのことばの体験を重ねていただく時間を増やしたいと思ひます。
言語造形によつて、声を出すその人がどんどん変はりゆく、その姿は、本当にどの人もどの人も美しく、「この人は、このやうな美しい方だつたのだなあ」「この作品は、このやうな深みあるものだつたのだなあ」「人とは、そもそも、ことばであつたのだ(はじめにことばありき)」といふことを想ひ起こすのです。
なぜ、言語造形は、そのやうな働きをするのでせう。
それは、アントロポゾフィーといふ精神の学から汲まれてゐる藝術であり、アントロポゾフィーは人と世の本質を汲み取らうとするからです。
東北地方の方々、仙台の方々、共に、ことばを大切にする文化、ことばに仕へゆく精神の文化を創り上げて参りませんか。どうぞ、よろしくお願ひ申し上げます。
アントロポゾフィーハウス 諏訪耕志拝
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日時:
1月27日(木)
Aクラス:14時半〜16時
Bクラス:16時半〜18時
(どちらのクラスも、お申込み先着10名様までで締め切らせていただきます)
場所: おひさまの丘宮城シュタイナー学園
第一校舎(仙台市青葉区中山2-22-18)
参加費: 3,500円/1回 (4回連続参加の方は4回で12,000円です)
持ち物など: 動きやすい服装でお越しください。ご自身で声に出して読みたい作品をひとつご用意ください。
なお、コロナウイルス対策としてのマスク着用は、ご参加される方の全くの自由意志にお任せします。着けたい方は着け、着けたくない方はどうぞそのままでご参加下さい。
お問ひ合はせ、お申し込み
電話:022-725-5086
Eメール: info@ohisamanooka-steiner.or.jp
お名前、ご住所、お電話番号をお知らせください。
2022年01月06日
2022年のクリスマスに向けて【青森・三沢】イエス生誕劇クラス

2022年12月24日(土)の青森県三沢市での舞台を目指して、イエス・キリストの生誕を祝う劇(上演時間2時間強)を創ってゆくクラスのお知らせです。
一年の終わりに、幼な子や小学生の子どもたちへのこころからのプレゼントとして、「聖き生誕劇」を共に創り上げていきませんか。
ルドルフ・シュタイナーの導きに沿って、イエス・キリストについての学び(『ヨハネ福音書講義』)と共に、言語造形を通して、劇作りに勤しんで行きます。
ことばの芸術である演劇は、芸術の中でも、とりわけ、〈わたし〉の力を育みます。その役をより美しくなりたたせるためには、ことばを〈わたし〉から発することができるかどうかに懸かっているのです。
そして、イエス・キリストとは、すべての人の内にある〈わたし〉に火を灯す、精神(靈・ひ)そのものです。
おおよそ10か月にわたる演劇への取り組み、このイエスの生誕劇作りを通して、わたしたちは、おのおの〈わたし〉の育みに取り組むことになります。
さあ、ともに、聖なる劇を、厳かに、かつ、喜びをもって、創り上げて行きましょう!
計14回のお稽古と学びを経て、本番に挑みます。
そして、わたしたちは、ここ青森を、アントロポゾフィーからの舞台芸術創造の新しい発信地としていくことを、志しています。
講師:諏訪耕志(アントロポゾフィーハウス)
一日の流れ:
9時半 アントロポゾフィーからのキリストの学び(シェアリングと『ヨハネ福音書講義』から)
11時 基本的な言語造形のお稽古
12時 昼食(お弁当をお持ちください)
13時 劇作り
15時 終わり
日時:毎月第四土曜日 9時半〜15時
(11月、12月のみ、イレギュラーです)
本番:12月24日(土)於・三沢市国際交流教育センター・ホール(予定)
クラス参加費:
全14回一括支払い 60,000円
分割支払い(7回分×2) 35,000円×2
中・高生は親御さんと合わせておひとり分です。
本番の舞台公演は、お客様からお代をいただき、その収益は、経費を差し引いた後、スタッフ・俳優ひとりひとりに還元します。
告知のための経費や本番会場費は、当日の収益から経費として賄います。
本番の衣装は、マリアやヨゼフ、そして星の歌い手の各役は用意しますが、羊飼いや宿屋の役のための衣装は俳優各自の手持ちの服を用います。
お問い合わせ・お申込み:
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
2021年12月24日
クリスマスを前に おひさまの丘宮城シュタイナー学園にて



おひさまの丘 宮城シュタイナー学園にて、一昨日、昨日と二日間にわたり、皆さんと息を合はせ、声の響きを奏で、ことばの調べと姿とに沿ひながら、ことばの芸術の時、祝祭の時を持つことができました。『古事記(ふることぶみ)』冒頭部分「天地の初発」の言語造形を通して腹の底から声を出していただいたのです。ひととせの終はりに、日本の古典、神の物語、世のはじまりを生きる時を与へられ、そのやうな、いまを生きてゐることをみんなで寿ぎ合へたことは、わたしたちに降り注いで来た恩寵以外の何物でもありませんでした。ことばの動き、ことばの生命、ことばの精神を生きる。日本の古典的文学作品はその喜びを教へてくれます。ただ、わたしたちが現代人特有の知性主義から抜け出る必要があるやうです。ことばの前に謙りくだり、その動きに沿ふこと。身をもつて、汗を流しながら、ことばに仕へること。わたしたちは、そんな時を紡ぎあげました。
そのやうな芸術実践と、こころを開いてのアントロポゾフィーの学びから始まるメディテーション。
それが、アントロポゾフィーハウスのなしてゆきたいことなのです。
その祝祭の二日間の後、いま、わたしは、わたしにとつての「聖なる家」シュタイナー学園の六年生が学んでゐる校舎で、クリスマスの時を過ごしてゐます。小高い山の麓にある家です。とてもとても静かなクリスマスです。
二日間にわたりお世話になりましたおひさまの丘 宮城シュタイナー学園の皆さん、足をお運びいただいた皆さん、そして、このやうな時を与へてくれた、なにか大きな大きなものに、こころより感謝いたします。ほんたうにありがたうございました。皆さんにとられましても、いと深きクリスマスの時が降り注いで来ますやうに・・・。
写真を撮つて下さつた和明さん、秋山さん、鈴木さん、どうもありがたうございました。
さて、今日の晩は、どんなことを想ひ描いて、寝床に入りますか。聖なる十三夜が始まります。
2021年12月19日
12/18 ありがたうございました😇アントロポゾフィーハウス【青森三沢】
クリスマスの聖き夜まで一週間。一面、真っ白な雪にすでに厚く覆はれた今日、青森の三沢にてオイリュトミーと言語造形、その後、シュタイナーの講演録からクリスマスについてのお話しをさせていただきました。それは、ささやかだけれども、聖き夜を寿ぐ祝祭の集ひでありました。
わたしたちは、この冬の日々、地の奥深くに鎮まられようとしてゐる地球の精神「キリスト」と静かさの中で繋がることの意味を分かち合ひました。
幼な子のやうな無垢なこころ・・・。
その天地(あめつち)の初発(はじめ)の人のこころを想ひながら、オイリュトミーと言語造形といふ芸術において、少しづつですが、一歩でも前へ、深みへとわたしたちは歩いてゐます。
アントロポゾフィーとオイリュトミー、言語造形といふ芸術にご関心のおありになる方、ぜひ、お気軽にお越しください。大歓迎いたします。
講師:
諏訪耕志(言語造形&アントロポゾフィー講義)https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
越中奉(オイリュトミー)
2022年のアントロポゾフィーハウス【青森三沢】は、以下の通りです。
2022年
2月1日(火)9時半〜13時
2月22日(火)9時半〜13時
3月22日(火)9時半〜13時
ご参加費:3回連続ご参加 9000円
単発ご参加 4000円
場所: 青森県三沢市下久保1-4-6
自由学舎「中川塾」
お問ひ合はせ・お申し込み:
佐々木 千晶さん aibaru0809@gmail.com
2021年12月08日
アントロポゾフィーハウス第一回公演「山月記」へのお誘ひ
2022年1月に仙台、2月に青森三沢にて行ひます、アントロポゾフィーハウス第一回公演、言語造形とオイリュトミー、そしてピアノ演奏による『山月記(中島敦作)』のご案内です。
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1月30日(日)
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園第一校舎にて
仙台市青葉区中山2-22-18
2月26日(土)
「自由学舎 中川塾」にて
青森県三沢市下久保1丁目4−6
いずれも、開場13時半 開演14時 終演15時半予定
また、どちらの会場も(特に青森三沢)お席の数が限られてゐます。お早目のご予約・お振込みをお願ひいたします。
参加費 ご予約 大人3000円 12歳〜20歳 1000円
当日 大人3500円 12歳〜20歳 1500円
お問ひ合はせ・お申込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
※お振込みを確認させていただきました時点で、お申込み完了とさせていただきます。
参加費 ご予約 大人3000円 12歳〜20歳 1000円
当日 大人3500円 12歳〜20歳 1500円
お問ひ合はせ・お申込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
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オイリュトミー 越中奉(えっちゅうたすく)
言語造形 諏訪耕志(すわこうじ)
音楽・ピアノ 山本恵美(やまもとえみ)
演目 歌舞伎十八番から「外郎売」
中島敦作「山月記」
●『山月記』について
「この気持は誰にも分からない。誰にも分からない。」
夢や大志を抱く青年が、ひとりの男となる。
その長いプロセスには、
己れのなかに潜む魔と対峙せずにはおれません。
狂気とは、理性を忘れた人が陥るのではありません。
理性しか信じられなくなってしまった人に襲いかかってくるものです。
男は、一歩間違えば、きっと、化け物になります。
これは、詩人になれず、虎になってしまった男の物語りです。
●アントロポゾフィーハウスについて
わたしたちは、社会の混迷が極まつてしまつた2021年より、いまこそ、ルードルフ・シュタイナーの100年前の精神科学「アントロポゾフィー」がここ日本といふ国に必要だと痛感し、「アントロポゾフィーハウス」として、新しく仕事を始めました。
その最初の舞台が、このたびのオイリュトミーと言語造形とピアノによる舞台公演『山月記』です。
わたしたちの心意気と精神をもつて、舞台芸術を活き活きと甦らせて行きたい。さう希つてゐます。
皆さまのお越しをお待ちしてをります。
※この動画を作成して下さつたのは、株式会社秋田精巧堂の社長 二方 淳介さんです。彼の創るコマーシャル動画、ぜひご覧ください。
you tube channnel「フタカタジュンスケ」https://www.youtube.com/user/jfk11078722/videos

2021年12月04日
12/18(土)アントロポゾフィーハウス【青森三沢】のお知らせ
『12/18(土)アントロポゾフィーハウス【青森三沢】
言語造形とオイリュトミー&アントロポゾフィーの集ひ』
青森でのアントロポゾフィーの集ひ。2021年といふ年に始まり、はやくも年の瀬を迎へてゐます。
これまでに計4回の集ひを持つて来ました。アントロポゾフィーの集ひに来るとは、アントロポゾフィーと芸術を営む「人」に会ひに来るといふことなのです。
アントロポゾフィーとは、「アントロポス=人」「ソフィー=知ること」、つまり「人を知るといふこと」です。
この集ひは、仲間が集まるといふよりも、アントロポゾフィーを求める「人」が集まる場です。「人を知るといふこと」を求めてゐる「人」が集まる場です。人はそのやうな場を求めてはゐないでせうか。なぜなら、人は、まさに、「人」を求めてゐるからです。
青森には、そんな場があります。
毎月、「中川塾」で行はれる「アントロポゾフィーハウス【三沢】」の営みです。
来たる2022年もこの集ひがひたすらに続けられて行くことを切に希ひます。
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●9時半〜10時 子ども(小学生)たちの言語造形「音読に挑戦!」
9時半〜10時 大人 オイリュトミー
●10時〜11時半 大人たちの言語造形ワークショップ「シュタイナー教育におけることばの話し方」
(おひとりおひとり、自分自身が声に出してみたい作品をひとつ持つて来て下さい。小説でも、詩でも、昔話でも、どのやうなものでも構ひません)
●10時〜 子ども(小学生)たちひとりひとりにオイリュトミー
●11時半〜13時 大人たちとのアントロポゾフィー講座
講師:
諏訪耕志(言語造形&アントロポゾフィー講義)https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
越中奉(オイリュトミー)
場所: 青森県三沢市下久保1-4-6
自由学舎「中川塾」
参加費: 4回連続ご参加 12000円
単発ご参加 4000円
お問ひ合はせ・お申し込み:
佐々木 千晶さん aibaru0809@gmail.com
2021年11月27日
第二回 言語造形 in おひさまの丘 宮城シュタイナー学園



幾枚かの写真にありますやうに、人の前で、紙に記されてある文字を声に出す時、人は大抵まっすぐ立ち止まつてゐます。(カメラの具合ひが芳しくなく、ピントが甘くなつてしまひました。申し訳ありません😇)
そして、出来る限り間違つて文字を読まないやう、少しでも上手く読めるやう、幾分緊張しながら声を発します。
そのときに発せられることばは、しかしながら、聴き手の頭に届きはしますが、ハートにまで響きにくく、肚や腰や手足にも働きかけません。
20世紀初頭を生きた精神科学者ルードルフ・シュタイナーは、からだをまるごと使ひつつ、とりわけ、腕と脚に芸術的な動きをもたらしつつ、ことばが話されることによつて、ことばはその生命と精神を甦らせる、さう語つたのでした。
さうして、動きと共に語り出す皆さんのことばのなんと活き活きとしてゐることでせう。








言語造形の学びには、様々な側面があります。
わたしは、次のことを、まづもつての次第にして、皆さんとことばの芸術を分かち合つてゐます。
それは、音韻の細やかな区分けから入るのではなく、文の姿・かたちの中にぢかに入つて行くかのごとく、からだの動きをもつてまとまりのある文を発声して行くのです。作品の中にぢかに入つて行くのです。
からだを普段以上におほらかに、優しく、時に激しく、動かしながら、それによつて解き放たれる息遣ひに乗つて発声する時、ことばの響きが空間に精神のフォルムを描きながら、隅々にまで拡がりゆくのをわたしたちは体験することができます。
さうすることによつて、聴き手は、もはや、頭でことばを聴くのではなく、からだまるごとで聴いてゐます。ことばに包まれてゐます。神経系ではなく、血液系でことばを聴いてゐます。
さう、ことばとは、そもそも、「聴くもの」といふよりも、「体験されるもの」「生きられるもの」なのです。
そのやうなことばのフォルムや動きを感覚する「ことばの感官」がどの人にもあるのですが、そのやうなアクティブで、芸術的なことばの聴き方、話し方を現代人の多くは失つてゐます。
言語造形を通して、いま一度、古代人が持つてゐたそのやうな「ことばの感官」を意識的に育むことによつて、わたしたちは、ことばの精神文化を再び興していくことができる。
わたしは、さう、固く信じてゐます。
来月12月は、22日(水)と23日(木)、二日連続で、『古事記』を原文で語る言語造形の時間を持ちます。また、22日には『メディテーションと芸術実践』と題しましてアントロポゾフィーの講座もいたします。詳しくは、後日、また、このブログで発表いたします。

2021年11月20日
11/20 アントロポゾフィーハウス【青森三沢】ありがたうございました😇
『メディテーションと芸術実践 11/20
アントロポゾフィーハウス【青森三沢】ありがたうございました😇 』
わたしたちアントロポゾフィーハウスは、メディテーションと芸術実践といふ二本の柱を、行く場所、行く場所に、打ち樹ててゆく精神の運動体です。
アントロポゾフィーといふ精神科学を日本の地で根付かせ、暮らしの中になりたけさせようとする文化的運動体です。
毎回、毎回、わたしたちは、精神の世との繋がりを深い息遣ひの中で意識しながら集ひます。
そして、その毎回の集ひの中で、人と人とが出会ひ、語り合ひ、新しい何かを創り出さうとしてゐます。
それゆゑ、アントロポゾフィーハウスの集ひは、毎回、祝祭です。
みんな、各々、みづからのこころを清々しいところへと持ち上げつつ、捧げつつ、アントロポゾフィーからの芸術に勤しみ、学びに前のめりになつて取り組みます。
なぜ、毎回、そのやうな集ひになるのか、わたしにもよく分かりません。しかし、「うやまひ」といふこころの構へを持つことが、もしかしたら、そのやうな集ひを創る、ひとつの条件なのかもしれません。
アントロポゾフィーの集ひとは、知を集めに来るのでもなく、仕事や生活に役立つものを手に入れるために来るのでもなく、「人」に会ふために皆が来るところのものです。
願はくば、アントロポゾフィーハウスのこの動きが継続してゆきますやうに。
この混迷を深めてゐる日本社会に、まづもつて、ひとりのこの<わたし>から、光を灯し、暖かい熱を放つてゆくことができますやうに。
そして、そのひとりの<わたし>とひとりの<わたし>が出会ひ、そこから清新な何かが生み出されますやうに。
11/16 ありがたうございました😊アントロポゾフィーハウス【青森】言語造形の集ひ
夜(よ)の帳(ちやう)にささめき尽きし星の今を下界の人の鬢(びん)のほつれよ
与謝野晶子のデヴュー作『みだれ髪』から、いくつもの歌を詠ひ上げることから始まつた今回の言語造形の集ひでした。
解き放たれる母音の響きに続く余韻の調べ。
ことばといふものの深みは、そこにこそあります。
表面的な意味ではない、ことばの陰翳を味はふことは、わたしたち日本人がずつと育んできた文化でした。
そこには、「もののあはれ」が息づいてゐます。
日本語を言語造形を通して芸術的に生きること、それは、日本人であることの仕合はせを想ひ起こす、ひとつの機縁なのです。
ご参加下さつた皆さん、こころより嬉しく思ひます。どうもありがたうございました。
2021年11月10日
昔話や神話を信じること
幼な子にお話を語る時、それは、昔話であり、神話であつたりするのですが、大切にしたいことがいくつかあります。
その内のひとつに、お話を「まこと」と信じることがあります。
風や山や動物、植物のひとつひとつが、人と同じやうにいのちを持ち、こころを持つてゐる。そして、互ひに語り合つたり、喧嘩したり、仲直りしたり・・・。
そして、そのやうなお話はまことを語つてゐるのだと信じることを大人であるわたしたちは学ぶのです。
それは、どの人も幼い子どもの頃に感じてゐたリアルなことです。
幼な子は、いまだ、いのちのあるものとないもの、こころのあるものとないもの、〈わたし〉と世とを、分かつことをしません。分かつことができません。
〈わたし〉を含めて、世はまるごとでひとつ。そんな意識を幼な子は生きてゐます。
それは、神々しい意識とも言へます。その神々しい意識は、いまだ神々のお姿を見ますし、神々のお声を聴きます。
そして、そのやうな神々の振る舞ひ、姿を描いたものが、昔話であり、神話であります。
幼な子は、そのやうな昔話や神話を、ことばに出して言つたりしませんが、こころの底から、からだまるごとで求めてゐます。
幼な子にお話を語る時、こんな昔話は荒唐無稽だけれども子どもは喜ぶんだから、まあ、それ風に語つておかうといふやうな意識で、頭に分別をたつぷりと詰め込んで声を出す時には、幼な子のこころもからだも荒(すさ)んでしまひます。
一方、わたしたち大人がみづからの心臓にファンタジーを湛へつつ、このお話は真実を語つてゐるのだといふ念ひで声を響かせることで、繊細な感覚を持つ幼な子は、からだとこころまるごとでそのお話を聴き、血の巡りと氣の働きを活き活きとさせます。
そして、そのやうな繰り返されるお話体験は、その後の人生に、自分自身から創りなすアクティブな力(創造力・想像力・ファンタジー)に満ちた健やかなこころの礎をもたらします。
アントロポゾフィーは、昔話や神話にはまことが湛へられてゐることをわたしたちに教へてくれます。
アントロポゾフィーによつて、昔話や神話を信じることをわたしたちは学ぶことができるのです。
アントロポゾフィーからの叡智を咀嚼しつつ、メディテーションを重ねつつ、言語造形を通してお話といふ芸術に通じて行く、そのやうな芸術実践を重ねて行き、日本中の幼な子たちにお話を語り聞かせてゆく、そんな現代の吟遊詩人・・・。
わたしたちアントロポゾフィーハウスの主たる仕事のひとつです。
2021年11月02日
11/6よりクラウドファンディング! 宮城シュタイナー学園

ひとりひとりの子どもがすでに持つてゐるものを引き出すシュタイナー教育。
東北、仙台の地にこの教育を根付かせて行くために懸命に働き続けて来られた「おひさまの丘 宮城シュタイナー学園」と、わたくしどもアントロポゾフィーハウスもご縁をいただき、僭越ながら少しでも支へさせていただくことに資することができれば、さう考へてゐます。
この教育がこの地にさらに根付いて行くべく、共に働いて行くことができればと希つてゐるのです。
以下、宮城シュタイナー学園のクラウドファンディングのお知らせです。
【おひさまフレンドシップ基金】
私たち「おひさまの丘宮城シュタイナー学園」は、2016年4月に仙台市青葉区に開校したNPO法人立の小・中一貫校です。
学園が立ち上がったきっかけは、2011年の東日本大震災直後のことです。ドイツからトラウマケアのシュタイナー教育支援チームが宮城県の被災地を訪れました。そこで行われていた水彩やコーラス、リズム遊び、オイリュトミーといったワークショップは、シュタイナー学校で日常的に行われているもので、心が癒されるものでした。
そのワークショップを体験し、「その子がその子として愛され、様々な比較をされることなく、子供たちが真に元気に生きていける学校を作りたい」という思いを持っていた数人の有志が集まり、この宮城の地に、「震災で傷ついた子供たち、大人たちの魂が癒されていく学校を」と、学園が誕生しました。
本校はNPO法人であり、公の財政支援がありません。本校の活動に共感してくださった皆様が寄付という形でご支援くださることは、この学校が成長を続けるための大きな力となっています。
ぜひ、あなたのお力をお貸しください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
11月6日10時からクラウドファンディングに挑戦します!
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・「真に自由な人間を」豊かな創造性を育む学園づくりにご支援ください!
https://readyfor.jp/projects/miyagi_ohisama2021
・目標金額 150万円
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【概要】
私たち「おひさまの丘宮城シュタイナー学園」は、東北で唯一の全日制シュタイナー学校として誕生し、今年で6年目となります。学園が大きくなるにつれ、校舎や教師の充実が新たな課題となってきました。活動を維持していくためにぜひお力をお貸しください!
クラウドファンディングが開始しましたら、改めてみなさまへお伝えいたします。その際には、みなさまと繋がりのある方々へお知らせいただき、またご支援をぜひよろしくお願いいたします!
2021年10月17日
ことばの社(やしろ)を打ち樹ててゆく
言語造形をするたびにいつも感じるのは、どこか神社の境内に入るやうな感覚です。
それは、ことばの芸術に全身全霊で取り組むことで、作品がある意味、霊化・精神化されることによつて生まれる感覚なのです。
そして、ことばの精神によつて、目には見えませんが、精神の空間に、確かにリアルに感覚されることばの社(やしろ)が立ち上がつて来ます。
わたしたちは、語る人も聴く人も、ことばの社、ことばのお宮、ことばの家、と言つてもいいやうな精神の時空間の内側に入つて行くのです。
ことばを耳で聞く、といふよりも、ことばに全身が包まれる、と言つた方が、この感覚をよく言ひ表します。
そのプロセスを皆で共にする場。それが、言語造形が営まれる現場です。
そのような社を日本の各地に新しく打ち樹てていくこと。それこそが、アントロポゾフィーハウスの地道な仕事であり、大いなる理想なのです。
言語造形といふことばの芸術は、アントロポゾフィーが営まれるところ、シュタイナー教育が営まれるところ、日々の暮らしが営まれるところに、ゆつくりとこれから浸透して行きます。
なぜならば、芸術は、常に、人の生に時をかけてゆつくりと働きかけてゆくものだからです。
芸術とは、人によつて高められた「自然」です。
※写真は、奈良県吉野郡東吉野村に鎮座まします丹生川上神社中社境内にて。
2021年10月16日
昨晩のオンラインライブを終へて 芸術としての英語教育
昨晩は、通訳藝術道場の冠木友紀子さんとの共同作業「芸術としての英語教育」の第一回目のオンラインライブを行はせていただきました。
ここで、冠木さんが仰られてゐることの中には、これからの英語教育(のみならず、すべての教育)について幾つもの重要な示唆が込められてあります。
日本における古くからの教育スタイルに倣ふこと。
そのスタイルを新しい意識で設へること、それは「いまのシュタイナー学校ならできる」といふ言ひ方を、ここで冠木さんはされてゐます。
「いまのシュタイナー学校」といふスタイルは、きつと、これからの日本社会に、なんらかの形をもつて拡がりゆき、共有されてゆくものであると、わたしは予感してゐます。
つまり、今の学校システムは、崩壊して行くプロセスの中にある、といふことです。
さあ、わたしたちは、我が国の教育をどのやうな新しいスタイルで創りなしてゆくことができるでせう。
そして、英語の授業の時間数をこれ以上多くすることには意味がないこと、さらには、日本人全員が英語を学ぶことが、いかほど日本の国力を無駄に消費してゐるかといふこと、などなど・・・。
これらの問題意識、問題提議は、わたしたちの国語教育との関係性において深い意味を持つ示唆へと繋がりゆくと、わたしには思はれます。
英語教育は、必ずや、国語教育との関係性の中で見つめ直されなければならない。わたしたち日本人は、きつとその道を辿りゆくことになるだらうと予感します。
この通訳藝術道場とアントロポゾフィーハウスとの共同作業は、昨晩のこの第一歩目から始まり、ゆつくりと、言語の学びと職能への道を提示できるやうなものへと成長して行きたいと考へてゐます。
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10月30日(土)20時〜21時
フェイスブック・オンラインライブ
『【有料1時間】中高生の「なんで英語やらなくちゃいけないの」に本気で応える【言語造形と通訳藝術コラボA】』
https://www.facebook.com/events/572032667373848/
11月27日(土) 12月11日(土)19時半〜21時
『【有料1時間半×2】英語入門から通訳養成までをひとすじ
の道とする「芸術としてのことばの学び」【言語造形と通訳藝術コラボB】』
https://www.facebook.com/events/1069411890474422/
2021年10月11日
10/15(金)20時半 【無料★15分】シュタイナー教育の英語を支えるヒント

『10/15(金)20時半 【無料★15分】シュタイナー教育の英語を支えるヒント【言語造形と通訳藝術コラボ@】互いの問いに基づく対談』
フェイスブック・オンラインライブにて、通訳藝術道場の冠木友紀子さんと、アントロポゾフィーハウスのわたくし諏訪耕志とで、英語教育について対談させていただきます。
イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/416814409900970
ご視聴いただき、お気軽にコメントやメッセージをいただくことで、わたしたちと共に言語について、英語教育について、大切なことを改めて感じ、考へ、学びの道の実践を探つてゆきませんか。
そして、これは、10月30日(土)20時〜21時のフェイスブック・オンラインライブ『【有料1時間】中高生の「なんで英語やらなくちゃいけないの」に本気で応える【言語造形と通訳藝術コラボA】』へのお誘ひであります。
https://www.facebook.com/events/572032667373848/
さらに、さらに、11月27日(土)と12月11日(土)19時半〜21時の『【有料1時間半×2】英語入門から通訳養成までをひとすじ
の道とする「芸術としてのことばの学び」【言語造形と通訳藝術コラボB】』へのご案内でもあります。
https://www.facebook.com/events/1069411890474422/
勝ち組の仲間入りをするためではなく、英語教育、そして語学とは、そもそも、芸術を学ぶといふことです。言語とは、ことばとは、そもそも、芸術であるからです。
民と民との間に精神の架け橋を架ける仕事、それが外国語を学ぶといふことであります。
さあ、英語は、そして日本語は、わたしたち日本人に何を教へてくれようとしてゐるのでせうか。
共に考へ、共に追ひ求めていきませんか。
2021年10月09日
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園での時間
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園にて、今回、6年生、4年生、2年生、それぞれの授業に参加させていただきました。
2年生と4年生の合同の時間では、秋ならではの昔話「ならなしとり」が劇に仕立てられます。子どもたちは先生が作つた衣装を身に纏つて演じます。からだまるごとで物語を生きます。
4年生のみの時間では、この学園を中心とする地図を描くことで、郷土学のはじまりを生きます。また、午後には、大工さんと共に、家造りも始まり、床を組む木材を伐り整へる仕事に取り組んでゐました。
どちらの授業においても、どの時期に、何を子どもは学ぶべきかといふことは、勿論、大切なことで、しつかりと考へられたカリキュラムに沿つて、ひとつひとつの授業が繰りなされてゐます。
しかし、最もかなめのことは、ひとときひとときにおける、教師の方のこころと精神のありやうであり、そこからごく自然に生まれて来る、立ち居振る舞ひ、ことばの語り口。
そのことを、今回の授業でありありと感じさせてもらへたのです。
繰り返しますが、教師が何をなすかも勿論大切なことですが、それ以上に大切なことは、教師その人の音楽的なあり方、芸術的なあり方であることを、ありありと感じさせてもらつたのです。
先生の語り口が、歌、なのです。
そして、6年前のこの宮城シュタイナー学園の誕生と共に、ずつと成長を共にして来た6年生の授業における、担任の先生と子どもたちの関係に、わたしは、こころの底から深く何かを感じたのでした。
それは、語弊を招くことを恐れるのですが、担任の先生と子どもたちとの間に育まれて来た神秘的な何かでした。
人と人との関係は、かうなりうる、といふこと。
きつと、昔の教育とは、このやうなものだつた、といふ幻視にも似た想ひに包まれてしまつたのです。
「シュタイナー教育における第二の七年期の子どもたちに対して教師は権威でなければならない」と言ふやうな紋切り型のフレーズはここでは念頭に浮かび上がつては来ません。
もつと、情が直接に感知する何かが、息づいてゐるのでした。
子どもたちも教師も、共に、同時代のこの地球の上に生きてゐる者同士であるといふこと。
そして、きつと、浅くない縁で結ばれた人と人とが、とこしへに、結ばれては、ほどかれ、また、結ばれ・・・。
担任の福島 玲子さんは、「いつも通りの授業なのです」と慎ましく仰つてをられました。
そんな環境に毎日生きてゐる子どもたちと共に、ほんのひとときではありますが、言語造形をもつて生きさせてもらへたわたしでした。
ことばの美しさ。和歌といふことばの芸術。そのことを子どもたちに語りかけ、共にからだまるごとで詠ひ上げる。写真は、そのときのものです。
糸電話を使つての音の響きを体験する物理学のはじまりの6年生の授業をわたしは共にさせてもらつたのですが、翌日わたしが大阪に帰つたその日の授業で、四人の子どもたちが、そろつて、わたしの姿をも書きとどめてくれたノートを、福島先生が送つて下さいました。
授業の中で、先生が思はず教室の床に落としてしまつたものを、一斉にさつと椅子から立ち上がつて、皆で拾ひ集める、そんな子どもたちでした。

2021年10月08日
10/2 第三回 アントロポゾフィーハウス青森三沢






かうして、ほぼ連日、子どもたちと一緒に、胸の領域を弾ませ、こころを息づかせるべく、詩や物語の朗唱・朗読を通して言語造形をさせてもらつてゐます。(そして、子どもたちが、越中さんと一緒に昼ご飯を作つてくれるのです)
また、大人の方々にも、アントロポゾフィーの学びを根底に置く、言語造形とオイリュトミーの練習をしていただいてゐます。
人生の真ん中、35歳あたりを境にして、こころと精神が、だんだんと、からだを離れゆくといふ法則。
その人生の法則に則らうとするならばこそ、このアントロポゾフィーといふ精神の学びが、値千金の重みをもたらしてくれます。
アントロポゾフィーといふ人間学を基にするからこそ、普段、からだにべつたりと張り付いてゐるこころと精神を、からだから解き放つ言語造形とオイリュトミーに取り組んでいくことができるのです。
人生を生きて行く、その毎日の営みに静かで確かな充実感をもたらすメディテーションの営み。それが、アントロポゾフィーといふ密(ひめ)やかな学びのもたらす恵みです。
そして、からだから、こころと精神を自由に羽ばたかせるレッスン。それが、アントロポゾフィーを礎にする芸術実践です。
わたしたちのアントロポゾフィーハウスといふ精神の社は、このメディテーションと芸術実践といふふたつの柱で、支へられてゐます。
次回の三沢でのアントロポゾフィーハウスの活動は、11月20日(土)9時半から13時まで、青森県三沢市の「中川塾」にて、です。ご関心のおありになる方、どうぞ、お気軽にお越しくださいね。
講師:
諏訪耕志(言語造形&アントロポゾフィー講義)https://kotobanoie.net/profile/#suwakoji
越中奉(オイリュトミー)
場所: 青森県三沢市下久保1-4-6
自由学舎「中川塾」
参加費: ドネーション制
お問ひ合はせ・お申し込み:
佐々木 千晶さん aibaru0809@gmail.com



9/29 第三回目 アントロポゾフィーハウス青森の集ひ 和歌へのいざなひ













ことばとは、そもそも、芸術です。
その芸術であるところ、つまり、ことばのことばたるところをひとりひとりの人から引き出す、それがルードルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれたことばの芸術「言語造形」です。
第三回目のアントロポゾフィーハウス青森のクラスは、言語造形を通して、絵本の読み聞かせと共に、日本の古い歌「和歌」に取り組んでみました。
「萬葉集」の精神史的意味、そしてわが国最初の、書き留められた詩のアンソロジーである「萬葉集」を成立させた大伴家持の悲願。
そのやうなことと共に、わたしたちは、和歌といふ、やまとことばのみを使つた珠玉のことばの芸術作品に全身で取り組んだのです。
青森の方々は、即座に、空間に放たれることばの音韻で描かれるシュプールをこころの眼で追ひ始められます。
ことばによる、その動き、その姿、その色あひ。
それらは、こころを動かします。こころを満たします。そして、こころを安らはせます。
このやうなご時世だからこそ、恐れず、臆せず、こころの灯を消さずに、ことばといふ芸術に取り組む時間を。
今回も、場所を提供して下さつた小林さんにこころから感謝いたします。
そして、幼な子と息遣ひを合はせつつ傍にゐ続けて下さつた越中さん。その幼な子との姿が、お陽さまの光に包まれてゐました。
次回は、場所は、青森市内で、11月16日(火)10時から12時ごろまで(お申込み先着7名様まで)、そのあと、お昼ご飯を一緒に、またご参加者が8名様以上になる場合は、午後1時半から3時半の午後クラスにご参加いただきます。
どうぞ、ことばの芸術「言語造形」をからだ一杯に味はひにお越しになられませんか。お待ちしてゐます。


