2024年10月31日

宮城蔵王 ひのみやこ 日本文化に根差すシュタイナー教員養成講座 講師ミーティング



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昨晩は、講座を担って下さる講師の方々に集まっていただき、初めてのミーティングを試みました。


おひとりおひとりの語ることばを聴くこと。そこからその方その方の心根を感じとること。そして、オンラインとはいえ、肌で互いに感じ合うからこそ、これから互いへの関心が少しずつ深められていくということ。教科の内容と同じくらい大切にしたいもの、それは、人と人との間に流れる関心と信頼へのこころの深まり。


講座の贈り手側の営みだったのですが、すでに、教員養成講座が始まっているように感じたのでした。


このたびの蔵王でのシュタイナー教員養成講座を担う主体は、「ひのみやこ」と名付けられました。


以前、この「ひのみやこ」の中心メンバーのひとりである清水絢子さんが書いてくれたのですが、「ひのみやこ」は、人の「ひ(精神性)」を守り育てる場所(「みや(宮)こ(此処)」)を表しています。


「ひ」とは、靈であり、宇宙の陽であり、こころに灯る火であります。


人は、その「ひ」を、こころに宿し、からだを養って行くことによって、「ひを灯すところ」「ひと」になってゆくのです。


人は、「靈(ひ)」と「こころ」と「からだ」という三つの節(ふし)が織りなし合ってできており、その三つの節のそれぞれをそれぞれとして精確に見てとってゆくこと。


その上で、「靈(ひ)とからだをしっかりと結びつけるために、こころの育みが大切なのだ」という人間認識。


その人間認識から、子どもたちを育てる教育をやっていこう。


そのための場所、それが、「ひのみやこ」です。


この「ひのみやこ シュタイナー教員養成講座」は、子どもを育ててゆくということを真ん中に据えた、大人のための自己教育学校、靈(ひ)からの総合芸術学校であります。


靈(ひ)は、あまねく世界中に普遍的なものであり、それをわたしたちは、シュタイナーから生まれた靈の学び「アントロポゾフィー」から稼いで行きます。


そして、からだは、親、ご先祖様から授かり、大地に根付いた血の通うもので、農をはじめとする人ならではの仕事と芸術行為によって、養ってゆきます。その営みは、我がからだを信頼していく道であり、「日本」「日本」とうるさく言わずとも、おのずからこのからだのふるさとの文化・風習・土俗性が感じられて来ます。講師の方々が、そのことを担って下さいます。


その、世界中にあまねき靈(ひ)と、その土地その土地に固有なものの上に育つからだとを結びつけるために、わたしたちは、こころの育みの必要を見いだすのです。


上からの靈(ひ)の学び。下からのからだの養い。その真ん中にこころの育ち。


そのこころの育みのために、わたしたちの教員養成では、「瞑想・メディテーション」の重要性を実感していく道を共に歩んで行きます。


そうして、ひとりひとりの大人が、「光の柱」になりゆく道を歩き出して行くのです。


子どもたちにとって、自分のそばに何本もの光の柱が立ってくれていることほど、助けになるものはありません。


時代は、そのことを求めています。


二年間という短い期間を通してですが、靈(ひ)へ向ってゆく学び、こころの育み、からだの養い、この三つの節(ふし)を織りなしていく集中した学びを多くの方と共にできることをこころから望んでいます。





●第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座
オンライン説明会を開催します!
@11/6(水)20:30〜21:30
A11/20(水)20:30〜21:30
参加ご希望の方は<こちらのフォーム>より
お申し込みください。 (定員5名)
https://himomiyako.wixsite.com/hinomiyako



ひのみやこ 主催 第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座ホームページはこちらです↓
https://himomiyako.wixsite.com/hinomiyako








posted by koji at 13:55 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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