『仕事とファンタジー』
今よりもずつと米づくりや野菜づくりをしてゐる人が多かつたであらう我が国の昔には、田んぼや畑を舞台にしたお話がたくさんありました。
その田畑での仕事は、厳しい肉体労働であつたでせう。
しかし、人々は想像する力や空想する力、それに働きながら活き活きと声や身振りを合はせて歌ひ踊る活力をも持つてゐました。
ですからその労苦を乗り越えて体力を振り起こす術を知つてゐたやうです。
さういふときに、神さまや仏さまが目の前に現れても何の不思議もなかつたのかもしれません。
働くことに、そのやうな想像する力と楽しむ術であるファンタジーを持ち込み、さらに感謝の念と信仰の念をたいせつにしてゐた頃の日本人のお話です。
9歳までのファンタジーをたいせつにしたい時期に、このやうなお話を繰り返し聴いて育つた子どもは、どんな大人になつてゆくのでせうね。
観て下さつて、どうもありがたうございます。
これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。
アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志
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