「わたしは感じる わたしのわたしたるところを」
さう語る 感覚
それは陽のあたる明るい世の内で
光の流れとひとつになる
それは考へるに
明るくなるやうにと暖かさを贈り
そして人と世を
ひとつに固く結びつけようとする
Ich fühle Wesen meines Wesens:
So spricht Empfindung,
Die in der sonnerhellten Welt
Mit Lichtesfluten sich vereint;
Sie will dem Denken
Zur Klarheit Wärme schenken
Und Mensch und Welt
In Einheit fest verbinden.
※普通、「Denken」といふドイツ語を訳すときには、「思考」と訳すことが多いのですが、「denken」といふ動詞(考へる)がそのまま名詞になつてゐるので、その動きを活かすべく、「考へる」と動詞的に訳してゐます。
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【向かひ合ふ週 第49週】
「わたしは感じる、世のありありとした力を」
さう語る 考への明らかさ
考へつつ 己れの靈(ひ)が育ちゆく
暗い世の夜の内に
そして近づきゆく 世の昼に
内なる希みの光を放ちつつ
Ich fühle Kraft des Weltenseins:
So spricht Gedankenklarheit,
Gedenkend eignen Geistes Wachsen
In finstern Weltennächten,
Und neigt dem nahen Weltentage
Des Innern Hoffnungsstrahlen.
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