人は、長い長い時間の流れの中で己れの動物性を脱ぎ捨てて来れたからこそ、「ひと」として存在でき、「ひと」としての道を歩いて来ました。
「ひと」とは、「靈(ひ)が灯る存在」「靈(ひ)が留まる存在」を言ふ、実に古い日本語です。
そして、「音楽」といふ芸術が、人間が「ひと」になりゆくために欠かせないものだといふこと。
そのことをこのメルヘンは如実に語つてゐます。
民衆に伝はつてゐたお話を、このやうに精神の観点から彫琢したグリム兄弟は、まこと、偉大な方々です。
観て下さつて、どうもありがたうございます。
これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。
アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志
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