三週間ほど前に『オンラインクラス「こころのこよみ」へのご案内@』を書かせてもらいました。
そのとき、「〈わたし〉が生まれてより1879年後」である1912年に『こころのこよみ』がシュタイナーを通して生まれたことを記しました。
それは、キリストがゴルゴダの丘で十字架に掛かった年が、西暦33年であることからでした。つまり、キリストの十字架上の死をもって、この地球という星を、神の〈わたし〉の靈(ひ)が貫いたのでした。
その神の〈わたし〉とは太陽の力そのもの、愛そのものであり、悪を凌いで、この地球という星を愛の星になしてゆくため、すべての人にとっての愛の手本となってから1879年経った年が1912年だったのです。
そして、西暦1879年に、大天使ミカエルが時代を司る「代(よ)の靈(ひ)の方(かた)」になったということ。
大天使ミカエルは、キリストの顔(かんばせ)として、キリストがなそうとしている愛の仕事のために共に生きようとする人の、自発的な意志の発露を応援するという仕事に取り掛かり始めたのが1879年なのです。
そういうミカエルの仕事の開始から33年経ったとき、シュタイナーから『こころのこよみ』が生まれ、オイリュトミー芸術が生まれ、アントロポゾフィー協会が生まれたのでした。
ある仕事が着手されてから、その仕事に大切な意味があることを人が考えることで捉えられるのに、33年かかります。
そして、その大切な意味を情で感じ切るのに、また33年かかります。
さらに、それを意志の働きによって人が欲するにまでいたるのに、もう33年かかるのです。
こうして、33年×3の99年が経ち、100年後に、その仕事は本当に人類にとって必要な「こころざし」をもつものだったのかが証されるのです。
これらのことを述べるために、ドイツからミヒャエル・デーブス氏が日本に2013年に来られ、その講演録が冊子になっています。(「『魂の暦』とオイリュトミー」)
先の内容に戻りますが、大天使ミカエルが「代の靈の方」となってキリストの顔として仕事をし始めてから33年経ったときに、その仕事の意味を人が考えて捉えることができるように、シュタイナーが『こころのこよみ』を世に出したのです。
ですので、この『こころのこよみ』は、「ミカエルのこよみ」とも言え、ミカエルと共に積極的に一年の時間の巡りを精神的に生きて行くことによって、こころがキリストへの道を歩み始める備えになるのです。
ここで、ミカエル、そして、キリストとはどのような存在であるのか、また、その方々が古来、日本語ではどのような御名で呼ばれていたかを述べるのには、文が長くなりすぎます。
今年の「甦り(黄泉がえり)の祭」の日である3月31日から始めさせていただく『オンラインクラス「こころのこよみ」』。
学びの道を共に歩んで行きましょう。
諏訪耕志
you tube
https://youtu.be/FGUtNNw4eB4?feature=shared
【2024年3/31からの毎週日曜夜『シュタイナー こころのこよみクラス』】
●日時
毎週日曜日午後8時〜おおよそ9時
3月31日(日)を第一回目にして『こころのこよみ 第一週 甦りの祭りの調べ』から始めて参ります。
●テキスト
シュタイナー「こころのこよみ」(諏訪耕志訳)
拙ブログに掲載しているものをご紹介します。
●参加費
毎月(平均4回のクラス) 5000円
体験参加 2000円
※3月31日のご参加費は、4月からのお月謝に含まれます。
●お問い合わせ・お申し込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
●お振込み
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。
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