• われらが萬葉集 https://www.youtube.com/playlist?list=PLygaPNag2hOf3jmQ1qehQwKzIUi2rCvpM
※この「われらが萬葉集」で詠はれるすべての歌は、土佐の国学者、鹿持雅澄による訓みです。
我が国最古の和歌集『萬葉集』。
言語造形による朗唱でお聴きいただきます。
ことばのひとつひとつの意味よりも、響きのリズムと母音の広がり、子音のかたどり、それらの音楽的要素・彫塑的要素を感じてみませう。
共に味はつていただくことができればなによりです。
なぜ、『萬葉集』といふものが、この世に生まれたのか。
それは、当時の日本が危機に直面してゐたからです。
我が国の先祖伝来の精神文化が、隣の大国・唐からの最新の文化・文明に、駆逐されさうになつてゐたからです。
ご先祖様から受け継いできたものの考へ方、暮らしの立て方、人生の送り方、そして、何よりも、古くからのことば遣ひ、それらが失はれさうになつてゐたからです。
明治の文明開化の約一千年前にも、同じやうな深刻な矛盾を、我が国は抱えざるをえなかつたのです。
『萬葉集』は、古くからのことばに対する信仰、ことばに対するたいせつな感覚を保持し、未来永劫の日本民族に、そのことばの美、言霊の力、言語芸術を、なんとか残さうとして、大伴家持によつて編まれたものです。ことばの伝統は精神の伝統であり、それを守り、育むことで、民族はその精神文化を保持することができるのです。
この『萬葉集』が編まれたことによつて、その後も辛くも、日本は日本であり続けることができたのだ、さうわたしは確信してゐます。
言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。
わたしたち「ことばの家 諏訪」は、大阪の住吉にて、その言語造形を学ぶ場を設けてゐます。
「ことばの家 諏訪 言語造形のためのアトリエ」
https://kotobanoie.net/
【動画の最新記事】
- ご先祖供養こそ我が国の信仰の営み
- 見えないものを観る力を育む 聞こえないも..
- 衝動や情念や欲望を無理やり抑え込まないこ..
- 幼児教育の重要性とカルマの働き
- 日本昔話 月見草のよめ
- カルマと自由は両立する
- 健康よりも義務が上に来る?
- 洗礼者ヨハネ ひとりにて呼ぶ者の聲
- ことばによる瞑想をする人になるといふこと..
- シュタイナーの学び 読書の意味 読書会の..
- 日本昔話 水さがし
- 健康よりも義務が上に来る?
- シュタイナーの学び 夏になして行きたいこ..
- シュタイナーの学びの肝心要 中心軸〈わた..
- カルマ論 シュタイナー 最後の願ひ
- シュタイナー教員養成の精神 蝶と花
- シュタイナーのキリスト論 旧暦五月五日の..
- シュタイナーのインナートレーニング 恐れ..
- 日本昔話 おしら神さまの田植え
- シュタイナー病にかからないように!