2023年11月28日

言語造形「われらが萬葉集 その七 柿本人麿 吉野の宮 萬葉集36〜39」








• われらが萬葉集 https://www.youtube.com/playlist?list=PLygaPNag2hOf3jmQ1qehQwKzIUi2rCvpM



※この「われらが萬葉集」で詠はれるすべての歌は、土佐の国学者、鹿持雅澄による訓みです。


我が国最古の和歌集『萬葉集』。

言語造形による朗唱でお聴きいただきます。
  
ことばのひとつひとつの意味よりも、響きのリズムと母音の広がり、子音のかたどり、それらの音楽的要素・彫塑的要素を感じてみませう。
  
共に味はつていただくことができればなによりです。


 
なぜ、『萬葉集』といふものが、この世に生まれたのか。
  
それは、当時の日本が危機に直面してゐたからです。
  
我が国の先祖伝来の精神文化が、隣の大国・唐からの最新の文化・文明に、駆逐されさうになつてゐたからです。
  
ご先祖様から受け継いできたものの考へ方、暮らしの立て方、人生の送り方、そして、何よりも、古くからのことば遣ひ、それらが失はれさうになつてゐたからです。
  
明治の文明開化の約一千年前にも、同じやうな深刻な矛盾を、我が国は抱えざるをえなかつたのです。
  
『萬葉集』は、古くからのことばに対する信仰、ことばに対するたいせつな感覚を保持し、未来永劫の日本民族に、そのことばの美、言霊の力、言語芸術を、なんとか残さうとして、大伴家持によつて編まれたものです。ことばの伝統は精神の伝統であり、それを守り、育むことで、民族はその精神文化を保持することができるのです。
  
この『萬葉集』が編まれたことによつて、その後も辛くも、日本は日本であり続けることができたのだ、さうわたしは確信してゐます。



言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。

わたしたち「ことばの家 諏訪」は、大阪の住吉にて、その言語造形を学ぶ場を設けてゐます。

「ことばの家 諏訪  言語造形のためのアトリエ」
https://kotobanoie.net/




posted by koji at 20:55 | 大阪 ☀ | Comment(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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