2023年11月05日

しづかさとうつくしさ 和歌に潜む日本の美の歴史



IMG_1430.jpg

398172696_18008481155012035_917482816972524568_n.jpg

397384279_18008481230012035_3171805759671621568_n.jpg

399485250_18008481182012035_8966693023956990851_n.jpg



京都、宇治川沿ひにある興聖寺での言語造形の営み。


宇治川は 淀瀬なからし 網代人 舟よばふ声 をちこち聞こゆ
(詠み人しらず 萬葉集1135)


萬葉時代よりも昔から、この宇治川では、琵琶湖から落ちて来る鮎を漁るために網代木といふものを川の岸から岸へと渡してゐました。


この流れの速く水量も多い宇治川には、ゆつたりとした淀もなく、浅い瀬もない。ただ、ただ、わたしは流れてゆく、流されてゆく。そして、わたしを呼ぶ声が、遠くから、近くから、聞こえて来る。しかし、わたしは、どこまでも、流されてゆく。


秋ならではの、そんなこころを、昔の和歌を通して味はふことを願つた時間でした。


そこには、底深い、しづかさというものがあるのでした。そして、かなしみはうつくしいと感じるのでした。


午後の斎藤弥生さんによるベンガラ型染のワークショップにても、皆さん、夢中で取り組まれてをられました。出来上がつたうつくしさに見惚れてしまひます。


しづかさとうつくしさ。


取り戻して行きたいものなのです。



次回は、12/10(日) 10時よりです。


●スケジュール:
10時〜12時 言語造形ワークショップ
12時〜13時 ランチ座談会
13時〜14時 休憩後ベンガラ型染体験 


●場所:
興聖寺・衆寮 
https://www.uji-koushouji.jp/


●参加費:
言語造形+ベンガラ型染  
単発3500円 三回連続10000円

言語造形のみ  
単発2500円 三回連続7000円


なお、回ごとに興聖寺入山料500円かかります。
ランチは別途1500円でご用意できます。


●お申し込み:
次のサイトからウェブチケットをご購入いただきます
https://ticket.tsuku2.jp/events-store/0000213092



IMG_1427.jpg







posted by koji at 13:00 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
■ 新着記事
ああよかったな ありがとう (11/06)
こころのこよみ(第31週) (11/01)
シュタイナー 悪魔が仕掛けて来てゐる罠 (10/31)
宮城蔵王 ひのみやこ 日本文化に根差すシュタイナー教員養成講座 講師ミーティング (10/31)
宮城蔵王 ひのみやこ 主催 第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座 オンライン説明会のご案内と講師陣ご紹介D (10/28)
シュタイナー ミカエルのつるぎ (10/28)
「神」ということば (10/26)
こころのこよみ(第30週) (10/25)
宮城蔵王 ひのみやこ 主催 第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座 オンライン説明会のご案内と講師陣ご紹介C (10/23)
宮城蔵王 ひのみやこ 主催 第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座 オンライン説明会のご案内と講師陣ご紹介B (10/22)
■ カテゴリ
クリックすると一覧が表示されます。
ことばづくり(言語造形)(238)
アントロポゾフィー(180)
断想(565)
講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告(446)
動画(313)
アントロポゾフィーハウス(92)
声の贈りもの(5)
うたの學び(88)
神の社を訪ねて(37)
こころのこよみ(魂の暦)(475)
読書ノート(71)
絵・彫刻・美術・映画・音楽・演劇・写真(40)
ことばと子どもの育ち(13)
「ことよさしの会」〜言語造形に取り組む仲間たち〜(11)
わたしの来し方、行く末(3)
■ 最近のコメント
待ち望まれてゐることばの靈(ひ)〜「こころのこよみ」オンラインクラスのご案内〜 by 諏訪耕志 (04/03)
こころのこよみ(第1週) 〜甦りの祭り(復活祭)の調べ〜 by (04/09)
12/10(土・夜)12/11(日・朝)オンライン講座「星の銀貨」を通して〜人への無理解と憎しみについて〜 by アントロポゾフィーハウス (12/07)
穏やかで安らかなこころを持ち続けること、しかし、目覚めること by 諏訪耕志 (04/23)
教育の根本 by 諏訪耕志 (06/21)
■ 記事検索
 
RDF Site Summary
RSS 2.0