昨日、おひさまの丘 宮城シュタイナー学園主催のシュタイナー教員養成講座第四回目が終了しました。
「十二の感官」をテーマに、古賀美春先生による音楽の芸術実践と、Douglas Newtonさんによる「自然観察」、そして言語造形による『古事記(ふることぶみ)』を体験する三日間。
Douglas Newtonさんの導きによつて、わたしたちは、学園の周りに拡がっている森の中に裸足で分け入り、川の流れに入つて行き、子どものやうに息を弾ませながら、遊び、大地に触れ、風のそよぎに頬を撫でられ、鳥の鳴き声に耳を澄ますのでした。そこでは、自分自身の息遣いを普段以上に感じ、こころがいつしか洗はれてゆくことによって、感官が研ぎ澄まされてゆくのです。
自然のその場その場において、光を観るのです。
その光には、神々しいものが密やかに流れてゐるのを肌で感じるのです。
そのとき、これまでの狭い自分のこころのありやうから解き放たれた、新しい自分がすつくりと立ち上がつてくることを感じるのです。
さう、自然を観る、とは、目で視ることだけでなく、足の裏で観る、からだのまるごとで観るといふことであることを実感することができたのでした。
三日間が終はつたあとの、参加者のみんなのいのちといのちとが流れ合ふやうな清々しいお顔。
そこにメディテーションと精神の学とを重ね合はせる、わたしたちの教員養成講座は、きつと、参加された皆さんの暮らしとこれからの仕事に新鮮な息吹きと心意気を吹き込むことと思ひます。
今回もこの講座を支えて下さつた学園の皆さん、本当に美しい講座を担つてくださった古賀先生、Newtonさん、そして、この講座を上の次元で見守つて下さつてゐる精神の世の方々、こころよりの感謝を感じてゐます。
どうもありがたうございました。
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