外なるすべての感官のうちに
見失ふ 考への力が己れのあり方を
見いだす 靈(ひ)の世は
人がふたたび芽吹いてくるのを
その萌しを靈(ひ)の世に
しかしそのこころの実りを
人のうちにきつと見いだす
Ins Äußre des Sinnesalls
Verliert Gedankenmacht ihr Eigensein;
Es finden Geisteswelten
Den Menschensprossen wieder,
Der seinen Keim in ihnen,
Doch seine Seelenfrucht
In sich muß finden.
※
シュタイナーは、Sinn(感官)とEmpfindung(感覚)とをはつきりと使ひ分けてゐます。
Sinn(感官)は、目や耳などの感覚器官であり、その機能・働きをも言ひます。
Empfindung(感覚)は、Emp(受けて)findung(見いだされたもの)といふつくりで、感官に向かつてやつて来るもののことを言ひます。
【こころのこよみ(魂の暦)の最新記事】