先週に引き続き、言語造形を通しての絵本の読み聴かせの時間。ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。
息遣いを深く、活き活きとさせながら、絵本に書かれてある一文一文を丁寧に、かつ、我が身から解き放つように声にすることによって、ことばが空間に充ち満ちて響きゆきます。そして、静かさという間が生まれます。
そうすると、部屋が、空間が、語り始めるのです。
家庭の中で、子どもと一緒に絵本を読み始めると、そこが、ことばのお宮、ことばのお社になるのです。
そうしますと、子どもは、ことばを聞くというよりも、ことばに包まれる、そして、ことばを生きる、ことばを体験することができる。
特に、歯が生え変わる前の幼な子たちは、全身が感官です。
全身を耳にして、傍にいる大人のことば遣い、息遣いを聴いています。
それは、思っているよりも深く、子どものからだの奥深くに染み込んでゆきます。
だからこそ、わたしたちは、幼な子を育む、そんなことばのお宮、ことばのお社を打ち樹てるべく、言語造形による絵本の読み聴かせ、お話の語り聴かせをすることのできる人材養成をしていきたいと考えています。
そして、シュタイナー幼児教育を真ん中に置いた、お母さんやお父さんがゆっくりと安らかなこころもちに帰りつつ、芸術の営みに触れることのできる空間づくりの実現を目指して、回を重ねて行くことができたらと考えています。
同じようなこころざしを抱いている方、ぜひ、ご参加くださいね。
次回は、5月7日(日)9時半から12時まで、宮城野コミュニティセンター・大広間(仙台市宮城野区萩野町2-13-10 )にて、ワークショップをいたします。限定10名様です。お申し込み、お早めにいただけましたら、幸いです。
日時・場所:
2023年5月7日(日)9:30-12:00
宮城野コミュニティセンター・大広間(仙台市宮城野区萩野町2-13-10 )
定 員:各回10人(先着)
参加費:3,000円
申 込:フォームよりお申し込み下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/c4bb41d8772911
持ち物:
・声に出して読みたい絵本、詩集、小説などひとつ
・筆記用具
・飲み物
*動きやすい格好でお越しください。
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講 師:諏訪耕志(ことばの家)
1964年大阪市出身・在住。1994年よりルードルフ・シュタイナーハウスにて言語造形家鈴木一博氏に師事。現在、舞台公演、朗読・語りの会、講座などを通して活動中。2004年より、言語造形のアトリエ「ことばの家」を主宰
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言語造形とは
ことばの本来的な要素であるかたち、動き、間合いなどを、人間に相応しく、我が身をもって、意識的に創造していこうとする、言語芸術。「ことばを話す術・語る術」に取り組む時、人は必然的に、「わたしという人間」に取り組むことになります。その人の生命が、こころが、精神が、ことばに満ちる時、ことばはことば本来の輝きを取り戻し、人が人本来の輝きを取り戻します。
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※キャンセルポリシー
開催日1週間前までキャンセル無料。それ以降、お休みされる場合は、お友達などにご紹介ください。ご紹介いただけない際には、恐れ入りますが参加費の50%をお振込みいただきます。
※お子さんの同伴について
集中して学びを深めていただくため、1歳以上のお子さんの同伴はご遠慮ください。(0歳から1歳までのお子さんは同伴いただいて大丈夫です)
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主 催:アントロポゾフィーハウス宮城
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