9歳頃、子どもは、これまでの「自分と世はひとつ」といふ感覚が去りゆき、自分の両親や教師を含め、周りの世を対象化して見つめ始めます。
シュタイナー教育では、「ルビコン川を渡る」といふ言ひ方で、その頃の子どものあり方を表現してゐます。
その頃から、子どもは、当たり前に過ごしてゐたこと、生きてゐたことを、改めて対象化、意識化して行くべき時期が始まるのです。
その子どもの成長に資すもののひとつが、文法の学びです。
それは、当たり前にこれまで使つてゐたことばの運用には、実は、法則があるのだといふことへの驚きに満ちた学びのひとつなのです。
そして、文法をそのやうに驚きをもつて学びゆくことによつて、ことばの用ゐ方に筋道のやうなものが生まれ、こころに骨格ができ始めます。
第二・七年周期の真ん中ごろから始まる、こころの骨格づくりは、その頃の子どもたちが夢見ごこちではあつても切に求めてゐるものなのです。
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『大阪・第三土曜日午前オンサイトクラス
「言語造形 いのちとこころのエクササイズ」』
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人のいのちを司っている「エーテルのからだ」。
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幼児期にはそのからだは、フィジカルな体をなりたたせるためにまさに手一杯です。
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しかし、だんだんとエーテルのからだはそのお役目から解き放たれてゆき、そこに波打っているいのちの力は、考える力、記憶する力へとなり変わっていきます。
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そして、老いてくると共に、それらエーテルのからだから解き放たれて来る考える力、記憶する力が、その人の<わたし>によってしっかりと掴まれていないと、その人を興奮させ、憂鬱にさせ、果ては認知症への導きとなってしまいます。
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つまり、考える力・記憶の力と、からだとこころの健康とは、すこぶる近しい関係にあります。
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わたしたちは、言語造形を通して、また、それに準じるエクササイズ・練習を通して、〈わたし〉とエーテルのからだをしっかりと結びつけるための時間を創って参ります。
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約三年ぶりに再会する大阪「ことばの家」での言語造形の時間。
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これまでよりも、人のいのちとこころの健やかさをかたちづくってゆくことをより意識してクラスをしていきます。
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どうぞ、ご関心のおありになる方、一度、大阪まで、お運びください。お待ちしています。
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講師:諏訪耕志
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【日時】
第三土曜
午前10時から13時までの毎月一回のオンサイトクラスです。
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【場所】
アントロポゾフィーハウス ことばの家
大阪市住吉区帝塚山中2-8-20
最寄り駅 南海高野線「帝塚山」
南海阪堺線「姫松」
地下鉄四つ橋線「玉出」
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【参加費】
初回体験参加のみ2500円
以降5回連続30000円
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※ご参加の方は、声に出してみたい文学作品をひとつ持ってきてください。また、教室でのマスク着用はおひとりおひとりの自由に任せておりますので、どうぞご了承ください。
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【アントロポゾフィーハウス和歌山 クラスのご案内】
日時:毎月第二の月曜日
10時から12時 言語造形
12時半から14時 アントロポゾフィーの学び
場所:和歌山県岩出市内の公民館
参加費:初回体験 5000円
5回連続 20000円
お問い合わせ・お申し込み:
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
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【アントロポゾフィーハウス ことばの家 オンラインクラスのご案内】
【「いかにして人が高い世を知るにいたるか」クラス】
月曜クラス(毎週) 20時〜21時
木曜クラス(毎週) 20時〜21時
●ご参加費
体験単発参加 2000円
お月謝制(基本的に月に4回) 5000円
【「シュタイナーの会員への手紙」』クラス】
【日時】
2023年1月20日(金)を第一回目としまして、
毎月第三金曜日午後7時半から9時までオンラインクラスです。
途中からでもご参加可能です。
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【参加費】
初回体験参加のみ3500円
以降5回連続15000円
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参加費をお振り込みいただいた方に、
zoomのIDとパスワードをお伝えします。
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※扱うテキストは、
わたくし諏訪の拙訳による「会員への手紙」を用います。
【「テオゾフィー 人と世を知るということ」クラス】
●開催日時
毎月二回 いずれも土曜日
(正確なスケジュールは、下記の「含まれるクラス」欄にてどうぞご確認ください)
午前10時〜12時
●ご参加費
体験単発参加 3500円
6回連続 18000円
※連続ご参加の場合、ご自身のご都合による欠席は講座費は払い戻しはいたしません。後日、録画した動画をご覧いただけます。
●お振込み先
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。
●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
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HP「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
https://kotobanoie.net/
諏訪耕志ブログ『断想・・アントロポゾフィーに学びつつ・・』
http://kotobanoie.seesaa.net/
you tube channel「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
チャンネル登録、どうぞよろしくお願ひします。
https://www.youtube.com/user/suwachimaru
言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーの精神科学・アントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。
わたくし諏訪耕志は、1993年から、アントロポゾーフ・言語造形家である鈴木一博氏に師事し、2003年より「ことばの家」として、大阪の住吉にて、言語造形、ならびに、アントロポゾフィーを学ぶ場を設けてゐます。
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