
物語ること。それは、単なる伝達ではありません。
単なる伝達とは、ことばの意味だけが伝われば、それで十分とする営みです。
それによって、わたしたち人と人との間に、できうる限り効率よい、記号化された方法が際限なく導入されることになります。
しかし、語るということ。それは、人と人とが何かを分かち合うことです。
それは、あるものごとが、ことばを通して、複数の人のそれぞれの知性だけではなく情と意欲によって受け取られ、活き活きと生きられることです。
つまり、何らかのPublicityを意識した人の営みです。
その物語るという行為にわたしたちも挑んでみます。約800年前の物語『平家物語』を通してです。
しかし、そのPublicityを意識する物語りを、800年前のスタイルで復元することが、現代にふさわしいでしょうか。
琵琶法師やその後の語り物に付き添うように奏でられていた謡いものに近いスタイルで物語ることは、わたしたちの感覚に訴えて来るでしょうか。
ひとりひとりの人がみずからの足で立ち上がり、目覚めた意識でPublicityを人と人との間で分かち合うべく、現代ならではのスタイルで物語ることができるのではないでしょうか。
このたびの『平家物語 那須与一の段』ワークショップは、その現代にふさわしい分かち合いを学び取るべく、なされます。
物語るということは、独り立ちした人がPublicityに向き合う、現代ならではの意識の培いに、必ず、資することになります。
いま、わたしたちは、単に「伝える」ことにあくせくするのではなく、いかに「語る」か、いかに「物語る」かを学んでいく必要があります。
人前でことばを話すことにご関心のある方、ぜひ、この機会に、言語造形ワークショップへのご参加をお誘いいたします。
言語造形講師 諏訪耕志
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●日時
第一回目 2023年2月27日(月)15時半〜17時半
第二回目 3月 1日(水)15時半〜17時半
●場所
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園
(仙台市青葉区中山2-22-18)
●参加費
一回 3500円
二回連続 6000円
●お申し込み
電話:022-725-5086
Eメール:info@ohisamanooka-steiner.ne.jp
お申し込み下さった方に、『平家物語 那須与一の段』のテキストをメールにてお送りします。
*動きやすい服装でいらしてください。
※三名の方のご参加をクラス実施の際の最少人数といたします。どうぞご了承ください。
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