
時の節目(ふしめ)に
世の靈(ひ)の光 顕れし
地のものへの流れに
夜の闇
司(つかさど)りたりし
昼の明るき光
人のこころに輝けり
光
暖めむ
貧しき羊飼ひの胸を
光
照らさむ
賢き王の頭(かうべ)を
神の光
キリストの陽(ひ)
暖めよ
我らの胸を
照らせよ
我らの頭(かうべ)を
よきものとなりゆくやうに
我ら 胸より織りなすもの
我ら 頭(かうべ)より目指し導きゆかむもの
♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾
これまで夜の闇に支配されてゐましたが、昼の明るい光に照らされていい時がやつて来たやうに感じてゐます。
しかし、その節目を迎えるのも、その人の<わたし>次第かもしれません。
「ひとりでいかに生き切るか(倫理的個体主義)」といふシュタイナーが1894年に『自由の哲学』で書いたことばが時代のことばとして、いまだに鳴り響いてゐるのが、ありありと聴こえます。
新しく年が明けて、三週間が経ちました。2023年のいま、「クリスマスの集ひ」における最後のシュタイナーのことばを、わたしも我がことばとして胸の内にて歌ひます。
よきものとなりゆくやうに
我ら 胸より織りなすもの
我ら 頭(かうべ)より目指し導きゆかむもの
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