


イエス・キリストは、なにゆゑ、この世に現れられたのでせうか。
そのことを解き明かすルードルフ・シュタイナーのキリスト論。
その中でも、『ヨハネ福音書講義』は、聖書に記されてあるひとことひとことのことばを、金の秤にかけるがごとき敬ひと慎ましさをもつて、その値を見て取ることで、人といふものの、来し方行く末を遠く遠く見晴るかす精神の観点から、イエス誕生の意味を、キリスト誕生の意味を解き明かしてゐます。
そこに取り組む午前。
そして、午後には、今年の12月25日に青森の三沢で行ひます「イエス・キリスト生誕劇」に向けての稽古。
わたしたちは、演劇といふ芸術を通して、からだからこころを解き放ち、精神の境へと羽ばたいてゆくことを試みてゐます。
その試みは、キリストその方が今もわたしたち人といふ人に促してゐる、「自由への道」を歩くことなのです。
その促しを「キリストのこころざし Christ Impuls」と、シュタイナーは言ひ表してゐます。
わたしたちは、そのこころざしを学ぶ午前から、そのこころざしに貫かれようと稽古に勤しむ午後へと、今日も走り抜けました。
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