毎月、第二金曜日の午後7時から8時半まで、zoomを使つて、「アントロポゾフィーハウス 出会ひの会」を持ちます。
それは、日本全国から、もしくは海外からでも、アントロポゾフィーに関心を寄せる人が、まづは、気軽に参加できることのできるオンライン上の場です。
参加費は無料です。
この「出会ひの会」によつて、アントロポゾフィーに出会ひ始めた多くの方が、アントロポゾフィーを学び、生き、アントロポゾフィーから仕事を産み出していかうとしてゐる人々との関はりを持ち始めるきつかけを産み出していくことができれば、さらには、アントロポゾフィーからの社会的な運動へと展開していく何らかの動きを産み出していくことができれば、との切なる念ひを持つてゐます。
第一回目は、9月9日(金)です。テーマは、「わたしにとつてアントロポゾフィーとは何か」です。
そして、この「出会ひの会」は、アントロポゾフィーのそもそもの精神と現代の精神に鑑みて、公開のものとして、オープンなあり方を試みて行きたいと考へてゐます。
毎回の「出会ひの会」は、録画され、編集したうえで、何らかの形で you tube などを通して公開してまいります。
アントロポゾフィーを通して、世に健やかな発信をしていくことができればとの願ひからの企図です。
とは、言ひましても、肩ひじ張らず、等身大のことばを発し合ひ、聴き合ふ中で、互ひに学び合ふことができたら、いいですね。
新しくアントロポゾフィーやシュタイナー教育に出会はれてゐる方々との出会ひをこころから待ち望んでゐます。
お申し込みいただいた方に、zoomミーティングのIDとパスワードをお送りします。どうぞ、お気軽にお申し込みくださいね。
●お申し込み先
facebookページ「アントロポゾフィーハウス」https://www.facebook.com/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%82%BE%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9-111549167647340 のメッセージ欄にてメッセージをお送りください。
もしくは、ホームページ「アントロポゾフィーハウス ことばの家」のアクセスページ https://kotobanoie.net/access/ からご連絡を下さい。
※お申し込みの際、簡単な自己紹介文をお書きいただければ、ありがたいです。そして、人数制限をしておりますので、お申込みいただいても、ご参加できないこともありますこと、どうぞご了承ください。
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わたし自身が受けて来た教育の中で、本当にこれこそ教育だと思へたのは、28歳から受け始めたアントロポゾフィーの学びに就いた時からでした。
何度か書いたことなのですが、30年前、1990年代初めごろに、わたしは東京都新宿区高田馬場にあつた「日本ルドルフ・シュタイナーハウス」に通ひ出し、そこでは、ほぼ毎日、何らかの勉強会、ワークショップ、講義などが行はれてゐました。
その学びは、いはゆる新興宗教のやうなものとは全く違ひ、ひとりひとりが、みづからのこころをフル回転させて「考へる」ことの価値を教へてくれる場所でした。
ですので、どこにも、押しつけがましさや無理強いされるといふことがありませんでした。
こころと精神の密(ひめ)やかな学びへと通じて行く道でありながら、他の一般の学びの場と変はらない、自由になりゆくための健やかさと希望に満ちてゐた場であつたやうに想ひ起こします。
そして、そこから、ひとりひとりが、己れのこころに尋ねながら、「感じる」ことの豊かさへ、さらには「欲する」ことの力強さと確かさへと踏み込んでいくことのできる、メディテーションと芸術実践の道が、細い道ながらも、確かにありました。
なぜ、「細い道」かといふと、その道を歩むといふことは、徹底して己れに向き合ふ目覚めた意識を要するものでしたので、学びの深まり具合ひと進展の速度は、そこに参加するその人その人に任されてゐたからです。
つまり、たとへ、人と人とが集ふ場がそこに開かれてはゐても、手取り足取り面倒を見てくれる誰かに寄り掛かることなど当然のごとく全くできず、本質的には、各々が、「ひとり」で立つことが求められてゐる場であつたのです。
そのことは、アントロポゾフィーそのものから、またそこにをられる先達の方々の立ち居振る舞ひ、ことばから、了解されるのでした。
また、毎月一回、「出会ひの会」が開かれてゐて、新しくアントロポゾフィーやシュタイナー教育に関心を抱き始めた人たちが毎回何人も訪れて来て、古参の会員と共にひとつの大きな輪になつて、話を交はし合つてゐました。
アントロポゾフィーを生きようとしてゐる人とそこで出会ふことができ、それらの人との間に生まれる「感覚」をたよりに、この学びの道を歩まうと促がされもしましたし、歩まないとこころを決めることもできたのでした。
そのやうな場が失はれて、久しい時が経つてゐます。
いま、2020年代の日本の地にそのやうなアントロポゾフィーの学びの場があつてしかるべきだといふ念ひをわたしはずつと持つてゐます。
それは、混迷を極めてゐるこの日本社会に、アントロポゾフィーからの精神の息吹をひとりひとりの学び手が吹き込んでゆくこと、つまりは、何らかの実践活動をもつて、ひとりひとりが精神から仕事を生み出してゆくこと、社会に働きかけてゆくこと、そのためには、アントロポゾフィーの学びの場と交流の場が要るからです。
しかし、バブル経済のもと、とても豊かであつた当時と違ひ、現在は30年近くになるデフレ経済の影響で、物理的な場所を持つことはとても難しい。
だからこそ、オンラインを用ゐての学びと、実際に会ふ中での学びを組み合わせる、新しい場づくりを模索してゐます。
30年前にはできなかった学びのかたちです。
オンラインにおける、「アントロポゾフィーハウス 出会ひの会」です。
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