
青森県白神山地
自分のいまゐる場所で、宮中のやうな静かさを創り、山のみづうみを前にしたやうな閑かさを創り出すこと。
このことを身をもつて感じつつ、分かつてくると、自分のいまゐる場所がこの世で最高の場所となります。
こころとは実に繊細な生き物。こころは、真に美しい静かさを湛えるときにこそ育むことができる。
だから、己れのこころを修練し育み成長させたいならば、その環境をみづから、いま、ここで、生み出す勇気をもつこと。
静にして閑。
そこは宮中と同じ厳粛さが生まれ、思索を行ふにまたとない、静かな環境をその人に提供してくれます。
そこはまぎれもなく、各々の人にとっての宮中になり、社中となります。
「己れ」「家」「宮」とは、大切に守り育みたいものを、ぢつと見つめる場所。
その人の意志次第で、そのやうな時と場所を意識的に創ることができる。
いつでも、どこでも。