2022年07月10日

静にして閑



epo7738971339 (1).jpg
青森県白神山地



自分のいまゐる場所で、宮中のやうな静かさを創り、山のみづうみを前にしたやうな閑かさを創り出すこと。


このことを身をもつて感じつつ、分かつてくると、自分のいまゐる場所がこの世で最高の場所となります。


こころとは実に繊細な生き物。こころは、真に美しい静かさを湛えるときにこそ育むことができる。


だから、己れのこころを修練し育み成長させたいならば、その環境をみづから、いま、ここで、生み出す勇気をもつこと。


静にして閑。


そこは宮中と同じ厳粛さが生まれ、思索を行ふにまたとない、静かな環境をその人に提供してくれます。


そこはまぎれもなく、各々の人にとっての宮中になり、社中となります。


「己れ」「家」「宮」とは、大切に守り育みたいものを、ぢつと見つめる場所。


その人の意志次第で、そのやうな時と場所を意識的に創ることができる。


いつでも、どこでも。




posted by koji at 23:40 | 大阪 ☀ | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
■ 新着記事
鏡像 (04/18)
4/20(日)復活祭からの「こころのこよみ」オンラインクラス (04/14)
学んだことは忘れていい (04/13)
こころのこよみ(第52週) (04/11)
毎週月曜夜のオンライン読書会『シュタイナー 子どもの教育』へのご案内 (04/09)
祈り (04/09)
これから子どもたちと創ってゆきたい国語の時間 (04/09)
5/7(水)からのシュタイナー著「いかにして人が高い世を知るにいたるか」毎週水曜日夜オンラインクラスへのご案内 (04/03)
桃の節句といのちの甦り (04/03)
シュタイナーの社会三分節論A (03/31)
■ カテゴリ
クリックすると一覧が表示されます。
ことばづくり(言語造形)(243)
アントロポゾフィー(181)
断想(572)
講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告(459)
こころのこよみ(魂の暦)(496)
動画(333)
農のいとなみ(1)
うたの學び(88)
神の社を訪ねて(37)
アントロポゾフィーハウス(92)
声の贈りもの(5)
読書ノート(71)
絵・彫刻・美術・映画・音楽・演劇・写真(41)
ことばと子どもの育ち(13)
「ことよさしの会」〜言語造形に取り組む仲間たち〜(11)
■ 最近のコメント
5/7(水)からのシュタイナー著「いかにして人が高い世を知るにいたるか」毎週水曜日夜オンラインクラスへのご案内 by 諏訪耕志 (04/11)
待ち望まれてゐることばの靈(ひ)〜「こころのこよみ」オンラインクラスのご案内〜 by 諏訪耕志 (04/03)
こころのこよみ(第1週) 〜甦りの祭り(復活祭)の調べ〜 by (04/09)
12/10(土・夜)12/11(日・朝)オンライン講座「星の銀貨」を通して〜人への無理解と憎しみについて〜 by アントロポゾフィーハウス (12/07)
穏やかで安らかなこころを持ち続けること、しかし、目覚めること by 諏訪耕志 (04/23)
■ 記事検索
 
RDF Site Summary
RSS 2.0