2022年07月03日

12の小さな教則@〜 そのやうな侮辱はわたしの値を変へはしない 〜






わたしたちは、子どもたちがすくすくと育つてゐるのをみるとき、こころの底から喜びを感じます。

そして、人は、すべての人が成長していくことを希みます。

しかし、最も身近な人、他の誰でもなく己れみづからが人として成長していくことを、何よりも願ふものではないでせうか。

わたしたちは、己れみづからが成長していくために、何をすることができるだらう。

アントロポゾフィーは、己れのこころと精神に向けて働きかける密(ひめ)やかな営みが人の成長を促すのだと、人に伝へようとしてゐます。

そして、そのとき、成果を出すことを焦ることなく、根気をもつてひたすら勤しむことそのことに喜びと愛を抱くことがとても大切なこととして挙げられてゐます。

「練習する」といふこと、繰り返し「やつてみる」といふことの、人の成長にとつての大切な意味をアントロポゾフィーは提示してゐます。

外に見える練習ではなく、内においてなされる目には見えない練習です。

それは、まことの意味で、「仕事」と言へます。

わたしは、己れみづからのこころと精神に向けて仕事をすることができる。

その仕事の成果は、外には見えません。しかし、生きることを、本当に、支へます。持ちこたへさせます。活き活きと促がします。

そして、その仕事こそが、人が人となりゆく、わたしが、ますます<わたし>となりゆく、自由への歩みなのです。

ルードルフ・シュタイナーによつて挙げられてゐる12の小さな教則をご紹介いたします。

それは、メディテーションといふよりは、日頃の暮らしの中でふと思ひついたときにこころがけることのできる小さな教則・サイドトレーニングです。

もしよろしければ、ゆつくりと、ご一緒しませんか。






posted by koji at 11:27 | 大阪 ☔ | Comment(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
■ 新着記事
アドリブでお話を語ってみる (01/19)
こころのこよみ(第41週) (01/18)
『パーマカルチャーセンタージャパン代表設楽清和さんとのトークライブ』 ひのみやこ 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座 @宮城蔵王 清水絢子 高橋愛満 諏訪耕志 (01/18)
もののあはれを知る人を育てる教育 〜宮城蔵王 ひのみやこ 主催 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座〜 (01/12)
こころのこよみ(第40週) (01/10)
わたしたちの縄文文明の甦り 宮城蔵王シュタイナー教員養成講座へのお誘い (01/10)
自然に包まれて (01/09)
無名の美 (01/07)
世は美しい 〜1/29(水)ひのみやこ 教員養成オンライン・プレ講座へのお誘い〜 (01/07)
オンライン説明会&トークライブ&プレ講座のご案内と講師陣ご紹介I〜宮城蔵王 ひのみやこ 主催 第1回 日本文化に根ざすシュタイナー教員養成講座〜 (01/07)
■ カテゴリ
クリックすると一覧が表示されます。
ことばづくり(言語造形)(243)
アントロポゾフィー(180)
断想(569)
講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告(452)
こころのこよみ(魂の暦)(485)
動画(319)
農のいとなみ(1)
うたの學び(88)
神の社を訪ねて(37)
アントロポゾフィーハウス(92)
声の贈りもの(5)
読書ノート(71)
絵・彫刻・美術・映画・音楽・演劇・写真(41)
ことばと子どもの育ち(13)
「ことよさしの会」〜言語造形に取り組む仲間たち〜(11)
■ 最近のコメント
待ち望まれてゐることばの靈(ひ)〜「こころのこよみ」オンラインクラスのご案内〜 by 諏訪耕志 (04/03)
こころのこよみ(第1週) 〜甦りの祭り(復活祭)の調べ〜 by (04/09)
12/10(土・夜)12/11(日・朝)オンライン講座「星の銀貨」を通して〜人への無理解と憎しみについて〜 by アントロポゾフィーハウス (12/07)
穏やかで安らかなこころを持ち続けること、しかし、目覚めること by 諏訪耕志 (04/23)
教育の根本 by 諏訪耕志 (06/21)
■ 記事検索
 
RDF Site Summary
RSS 2.0