2022年06月09日

問ひを立てること、それは眠りから目覚めること 『テオゾフィー』オンラインクラスより 






朝、起きて、瞑想をして、洗顔して、朝食をとつて、掃除をして、神棚を整へて、お祈りをして、さて、ある日は外へ仕事に出かけ、ある日は家にゐて勉強を始める。


そんな毎日の営みを踏んでゐるのにもかかはらず、時には、昨日までの様々な想ひ出がこころにやつて来て、どこか落ち着きがなく、こころに安らかさがないときがあります。


そんなときの我がこころのありやうは、まるで、霧がかかつたやうな感覚で、実は、恐れや寂しさや怒りなどの情や思ひに侵されてゐるのだと気づくのです。

しかし、毎日読んでゐる幾冊かの本があつて、それらはアントロポゾフィーの本なのだけれども、それらを一文一文読み進めてゐるうちに、かならず、それまでの雲間に陽の光が差し込んでくるやうに、霧が晴れるやうに、こころが明るみ、漸く、ひとりだちの<わたし>がここにあることを感じることができる。


かうすると、かうなる、といふ、法則があることは、本当にありがたい。


でたらめなやり方でなく、ある法則・規則に則つて、仕事を始めて行くことができる。


ひとりだちしてゐる<わたし>、わたしのわたしたるところ、そこにこそ、安らかさと確かさ、晴れやかさと爽やかさ、そして、信頼を感じることができる。


さうして、初めて、わたしの今にとつて、ふさはしい問ひを立てることができるやうに思ひます。


それは、ひとつの目覚めへとわたしを導く。


何が今大切なことで、何をすることが今必要で、だから、この今、なすべきことをなしていく。


さういふ目覚めへと導いてくれるのです。


幾冊かの本のお陰で、そんな健やかなこころもちへとわたしは帰つて来ることができる。


それは、本当にありがたいことで、こころの舵とりとなつてゐるのです。





この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。