
人と世についての単純ではない数多の知識。
そして光と影が交錯するやうな芸術体験。
でも、そのおほもとにしづかで安らかなこころ、安心、赦し、信頼が息づいてゐる。
まこと、「人」となりゆくための大人の営み。
それが、アントロポゾフィーからなる教員養成です。
靈(ひ)の灯るところ。靈(ひ)のとどまるところ。
それが、「ひと」です。
「ひと」とは、なんと、奇(くす)しき存在であり、奇(くす)しき名であることでせう。
「ひと」、それは、わたしたちの理想を表す名であり、「自由」の別名です。
子どもたちは、そんな「ひと」にならうと懸命に勤しんでゐる大人にこそ、信頼を寄せてくれるのではないでせうか。
大人自身が「ひと」になりゆくための教員養成講座、そのプレ講座にお集まりになつた皆さんすべて、この人生を真剣に生きたいと願つてゐる方々ばかりでした。
8月の本講座に向けて講師を務めさせていただくわたし自身も、新しく、全く新しく、「ひと」になりゆく道をますます歩いて行きます。
そして、その道を歩いて行く上で、最も本質的なことは何でせう。
それは、「ひと」になりゆかうとしてゐるわたしたちが恐れから自由になつて無私になること。
そして、わたしたちよりも高い精神の世の方々との共同作業をしていくといふことです。
その密(ひめ)やかな仕事がひとりひとりのうちでなされて初めて、自分自身を、人と人との集ひを、この地域を、この国を、この世界を、健やかにしていくための仕事をしてゆくことが赦される。さう実感してゐます。
杜の都・仙台にて、わたしたちも、また、始めました。
「おひさまの丘 宮城シュタイナー学園」において、この二年間を通しての継続的なシュタイナーの学び(アントロポゾフィーと言います)の道を共に歩いてみたいという方々をお待ちしております。
8月5日から年4回、各三日間の実際に皆が集まっての講座に、同じ8月の第二週目の水曜日夜から始まる毎週のオンラインクラスをもって、わたしたちのシュタイナー教育教員養成講座が始まります。
ご関心のおありになる方、ぜひ、ご勘案下さい。
ホームページに詳しく情報を掲載しています。
https://www.ohisamanooka-steiner.or.jp/kyouin-yousei
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