青森の三沢にて、毎週日曜日に、オイリュトミーのクラスが営まれてゐます。クラスの名は、『やってみへ 〜オイリュトミー〜 やってみなはれ』です。
写真を撮つてゐたわたしは、外からオイリュトミーを観させてもらつてゐたのですが、強く感じさせてもらつたことがあります。それは、オイリュトミーをすることも観ることも共に大きく息を吸つたり、吐いたりしながら、呼吸を共にすることなんだ。呼吸を共にするといふことをもつて、情を分かち合ふことなんだ、といふことです。
そして、先生はもちろんのこと、参加してゐるおひとりおひとりの立つ姿に、独自の美しさがあること。それは、その人その人がこの世に生まれて来た意味を顕はすやうな美しさなのです。ですので、おひとりおひとり、異なる美しさなのです。ある人は、素直さといふかけがへのない美しさであり、ある人は、世に向かつて開かれてありつつまっすぐに立つ美しさであり、ある人は、憧れといふこころの奥の奥から発してゐる光の現れのやうな美しさなのです。
また、ピアノの響きが、これほどまでに聴いてゐるわたしの胸を揺さぶり、我が情が波打つのか、といふこと。そして、その楽音の調べに合はせて、オイリュトミーが舞はれることで、こんなにも生命と情と光(精神からの光だと思はれます)が織りなし合つて現前するのか、といふこと。
最後に、今日のクラスの様子を観て、聴いてゐて、とりわけ強く感じたことは、先生の動きをよく、よく、観ることの大切さでした。自分が動く前に、先生の動きをよく、よく、観ること。そして、その動きを全感覚をもつて動いてみること。そのことの大切さでした。なぜならば、先生の動きの内に、まづもつては、すべてがあるからです。習ふ者は、まづ、観ること。そのことを外から観てゐて、強く肝に銘じることになりました。
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