文学作品は、目に見るだけでなく、声にして響かせてみると、人に新しい感覚を目覚めさせてくれます。
さらに、よりふさはしい表現を求めて、何度も繰り返して声に出して行くと、思つてもみなかつた表情がことばから浮かび上つて来もします。
さらに、さらに、年月をかけて、そのやうにからだまるごとを用ゐてことばを声に響かせて行くうちに、その作品が全く面貌を新たに生まれ変はるやうに、いや、真意を明らかにしてくれるかのごとく、秘めてゐた秘密を打ち明け始めます。
言語造形といふ芸術行為は、文学作品に秘められてゐる秘密への道を歩いて行くための批評行為でもあると、わたしは実感してゐるのです。
批評とは、敬ふべきものを敬ひ、愛すべきものを愛するための、芸術実践です。
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