人と会ひ、話しを交はすことの豊かさよ。東京、新宿、八王子と、中央線ラインを動いた二日間。アントロポゾフィーの仕事をどう根付かせ、芽吹かせ、花咲かせて行くことができるか。そのことに集中した二日間でした。
それにしましても、いま、東京の街は、何かのお化けに本当にがんじがらめになつてゐる、そんな印象です。(大阪もほとんど変はりありません)
普段全く観てゐないテレビなどを、ホテルの部屋で夜更けにつけてみると、わたしには、物凄い印象操作の連続に感じられて、これは観てゐてはあかん、となつて、すぐにスイッチオフ!
街を歩いてゐる人は、みんな、息苦しさうなのですが、それでも、それでも、きつと、夜明けが来る、さう念ひつつ、大阪に帰つて来ました。
肝心要のことは、人のこころにおける考へと情のありやうではないかと思ふ次第です。
何かを裁かうとする、そのときに、みづからのこころに「お鍋のお粥よ(考へよ、思ひよ)、止まつてけろ!」と言へるかどうか。(グリムメルヘン『おいしいお粥』より)
そんなことを実地で学ぶことのできる、いま、です。
ホテルの窓から外を望むと、新宿にも、朝陽は昇つて来ます😃!