2021年06月01日

アントロポゾフィーハウスといふ運動体へのいざなひ



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わたくし諏訪耕志がしてゐますオンラインクラス「いかにして人が高い世を知るにいたるか」にご参加下さつてゐる方々へのことばとしてしたためた文章なのですが、それをここにも掲載いたします。


長文で恐縮なのですが、アントロポゾフィーハウスといふ運動体へのいざなひのことばです。


これは、わたしが関はらせてもらつてゐる、すべてのクラス、すべての方々へのことばです。


どうぞ、よろしくお願ひします。


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皆さん、こんにちは。

たびたび、お便りしまして、恐縮です。

わたしたちのこのクラス「いかにして人が高い世を知るにいたるか」も、4月4日の甦りの祭(復活祭)から始めまして、先週の5月23日の聖き靈(ひ)の降り給ふ祭(聖霊降臨祭)も超え、二か月を経ました。

本当に、皆さん、学びにご参加下さり、ありがたうございます。こころから、こころから、まこと、感謝いたします。


このクラスは、「密やかな学び」を少しづつ、時をかけてゆつくりと、進めて行くクラスです。

ですので、毎週、このクラスをするといふことに、とても大きな価値を見いだしてゐます。



このクラスを始めるにあたつて、わたし自身は、とても、考へました。

慎重さを要することでした。

この手の学びは、ややもすれば、「密やかな学びごっこ」に堕してしまひがちだからです。

「個人的な手なぐさみ」に堕してしまひがちだからです。



この「密やかな学び」こそが、ルードルフ・シュタイナーの悲願、アントロポゾフィーにおける主眼でありました。

といふことは、現代、多くも多くの人が、みづからは意識できずとも、こころの奥底において切に求めてゐるもの、それが、アントロポゾフィーの「密やかな学び」です。

わたしたちは、それをしてゐます。

そして、二日前のクラスで話題になりましたこととして、この「密やかな学び」が、外なる仕事や暮らしとどう関はつてゐるのだらうか、といふ問ひがありました。

その問ひに対する答へは、時が熟して来ることによつて、わたしたちひとりひとりに、きつと、降りて来るでせう。

つまり、この密やかな学びは、外なるわたしたちの個人的な暮らしと仕事に、かならずや、有益な働きを及ぼして来ることを実感するやうになることでせう。



さて、このクラスは、オンラインといふ、いまならではの、スタイルをもつて営まれてゐます。

オンラインゆゑの不如意もあるのですが、逆に、これからへの可能性をも秘めてゐるのではないかと感じてゐます。

それは、遠く離れた地域にゐる者同士が、こころを寄せ合つて、「理想」をこつこつと育て上げて行く営みへと、この学びを繰りなして行くことです。

つまり、地域性を離れて、日本といふ国の文化にアントロポゾフィーを浸透させて行く、ひとつの機縁になるやうな運動となつてゆくことです。

その「理想」とは、個人的なことからひとりひとりが離れて、後の世代のために「仕事」をすることではないかとわたしは考へてゐます。

しかし、その「仕事」をして行くためには、ひとりひとりの内における修養が欠かせないことを、わたしたちはアントロポゾフィーをもつて知つてゐます。

その「修養」にあたるのが、わたしたちのクラス「いかにして人が高い世を知るにいたるか」です。

このクラスにおいて、わたしたちは、いまも言ひましたやうに、なによりも、まづは、自分自身のこと、個人的な修養から始めますが、やがては、その個人的なことを超えて、後の世代、未来の人たちが生きて行くための健やかな精神的土壌づくり、文化づくりのための運動へと繰りなして行くことです。



「あなたにとつて理想とならない理念は、どの理念であれ、あなたのこころにおいてひとつの力を殺ぐが、あなたにとつて理想となる理念は、どの理念であれ、あなたのうちに生きる力を生みだす。」(34ページ)



頭ではなく、胸で、ハートで、心臓で考へる力を養つて行く、わたしたちのこのクラスが、ゆつくりと、だんだんと、日本におけるアントロポゾフィーのひとつの運動(アントロポゾフィーハウス)へと成長して行くことを、「理想なる理念」として、わたしは暖め育ててゐます。



長文、読んで下さり、どうも、ありがたうございます。


諏訪耕志



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『アントロポゾフィーハウス』http://kotobanoie.seesaa.net/category/27643082-1.html


posted by koji at 20:02 | 大阪 ☀ | Comment(0) | アントロポゾフィーハウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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