2021年03月30日

新学期を迎へる今


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平櫛田中作「第一歩」



昨年、書いたものなのですが、今年、一層、自分自身にこれらのことばを投げかけてゐます。


『新学期を迎へる今』 


天地(あめつち)の初発(はじめ)の時
高天原(たかまのはら)に
なりませる神の御名(みな)は・・・


この文から『古事記(ふることぶみ)』は始まります。


日本の神話では、天地の初めといふもの、それは、いまのいまのことである、と教へてきたやうに思ひます。


それが『古事記』が伝へる、思想であり、精神的感覚です。


古(いにしへ)は今にあり、今に古がある。


つねに、初めに還る、永遠(とこしへ)といふ循環の思想です。


さあ、新しく勉強を始めよう。新しく稽古を始めよう。新しく仕事を始めよう。


学校が新学期を迎へられるのか、どうか、勉強を始めるのに、そんなことはどうでもいいことなのです。


自分自身から始めていきませう!





posted by koji at 12:42 | 大阪 | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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