2021年02月10日
声の贈りものC 動画「おおきなかぶ」
絵本の読み聞かせへのアドバイスシリーズ。動画では、前回に引き続き、第二回目です。
今回は、ますます、ことばを話す際の本質的なところへ踏み込んでいきますね。
それは、ことばを話す際に、身振りがある、といふことです。
今回は、トルストイ再話、佐藤忠良画の「おおきなかぶ」です。
動画で、ご説明、ならびに一部ですが、読み聞かせの実際をご覧いただけます。
よろしければ、どうぞ、ご覧くださいね。(ちなみに、この動画は、出版社「福音館書店」からの著作権法に関する許諾の条件を踏まえてゐます。)
この「おおきなかぶ」といふお話における、ことばの使ひ方は、明らかに、黙読されるためのものではなく、ロシアの民が長い年月の中で、「語り継いできた」息遣ひ、リズム、強弱、集中と解放が脈打つてゐます。
そのことば遣ひには、人の生きた身振りが籠められ、日本語に翻訳したものにも十分に感じ取られるものです。
読み聞かせ、語り聴かせの内側に、お話に応じた内的な身振りを注ぎ込んでみて下さい。
この作品が、一層、活き活きとしてきますよ。
【楽しんで読み聞かせをするポイント】
@まづは、息を吐きながら一文一文ゆつくりと
Aことばの身振りや、物語の絵姿を感じながら
B一音一音をていねいに
※この動画は、出版社「福音館書店」からの著作権法に関する許諾の条件を踏まえてゐます。
言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。
わたしたち「ことばの家 諏訪」は、大阪の住吉にて、その言語造形を学ぶ場を設けてゐます。
「ことばの家 諏訪 言語造形のためのアトリエ」
https://kotobanoie.net/
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どうぞよろしくお願ひします!
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