自分たちの国、民族、世界がいかにして創り上げられてきたか。
「神話」とは、そのやうなわたしたちのおほもとを語る物語として、各民族によつて、おのおのの言語でずつと語り続けられて来たものです。
「古事記」。「ふることぶみ」と訓みます。
この書に語られてゐるのは、世の始まり、天地(あめつち)の初発(はじめ)からの、我が国の神話です。
この書は、時のすめらみこと、天武天皇が御みづから口で語られた「神がたり」を、稗田阿礼が聴き取り、その詩的な音韻の並び、抑揚、リズム、調べを全身で受け取り、身につけた、ことばの芸術品であり、日本といふ国をとこしへに精神的に支へる言霊のつづれ織りでもあります。
ですので、本来は、本居宣長による訓み下しの原日本語で語ることをしたいのですが、今回は、小学生にもまづは抵抗なく聴き取つてもらへるやうに、わたしみづから現代語訳し、編集したものを語らせてもらひました。
いま、この神話を語らせてもらひましたのは、明らかに、いま、世界中が新しいまことの夜明けの前の暗闇を経験してゐるからだと実感してゐるからなのです。
動画をコメント欄に貼つてゐます。よろしければ、ご覧になつて下さい。
※サムネイルの絵は、山田 泉さんが描かれたものです。
言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想い起こさせようとしたのです。
わたしたち「ことばの家 諏訪」は、大阪の住吉にて、その言語造形を学ぶ場を設けています。
「ことばの家 諏訪 言語造形のためのアトリエ」
https://kotobanoie.net/
「言語造形 ことばの家諏訪」チャンネル登録、
どうぞよろしくお願ひします!
https://www.youtube.com/user/suwachim...
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