2020年12月22日

子ども時代A 〜自己信頼の基 あのね かあさんが すきなのよ〜


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「子ども時代」の第一・七年期、0歳から7歳に至るあたりまで、幼い子どもは、自分のすべてを委ねることができるひとりの大人を必要としてゐます。


その一対一の関係を通して、子どもは「世は善きところである」といふ信頼を、きつと、ますます深めていくことができるのでせう。


その個と個の関係において、人はまづ最初の<わたし>の健やかな成長がなされていきます。


その最初の<わたし>の健やかな成長のために、子どもは、内側から湧き上がつてくる「意志・意欲」を、そのまま固有の「意志・意欲」として受け止めてくれる、ひとりの大人の存在を必要としてゐます。


その個と個の関係、一対一の関係を育む場として、家庭があり、その延長線上に幼稚園、ないしは保育園がある。


この第一七年期の子どもの健やかな成長を指し示すやうな童歌があつて、まどみちおさんが作詞した「ざうさん」といふ歌があります。


  ざうさん、ざうさん、おーはながながいのね
  さうよ、かあさんも、なーがいのよ

  ざうさん、ざうさん、だーれがすきなあの
  あーのね、かあさんが、すーきなのよ


幼い子どもが、ひとりのお母さん(もしくは、それに代はる誰か)との結びつきを通して、個と個の信頼を育んでゐる姿が描かれてゐますね。


ひいては、自分自身への信頼をも育んでゐます。


わたしたち大人の内側に、第一・七年期の子どもにとつての大切なテーマでもある、この個と個の関係性をあらためて創つていくことの重要性を、いやといふほど感じてゐるのが、現代といふ時代かもしれません。


その関係性の基とも言へる、家庭の中における個と個の関係性、家庭の中における夫と妻の関係性、そこには、その人の第一・七年期のありやうが映し出されてゐます。


そここそに、新しい宗教性が啓かれるのです。


それは、ひとりの人とひとりの人との間の信頼の問題、そして、つまるところ、自己信頼の問題なのです。


そのことが、もつとも現代的なテーマとして、わたしたち大人が向かひ合つていくべきことだと、あらためてわたしは考へさせられてゐます。


posted by koji at 23:06 | 大阪 ☀ | Comment(0) | アントロポゾフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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