皆さん、お馴染みの「桃太郎」です。
やはり、川から流れて来るものは、
「栗」でも「柿」でも「すいか」でもなく(笑)、
「もも」でなければなりません。
「桃」は、
人が、死といふものを乗り越えて、
再び命の甦り(黄泉帰り)を果たす際に、
働かれた神であるからです。
(『古事記』より)
また、「もも」といふ音韻の持つやはらかさが、
その命の持つういういしさを表はしてはゐないでせうか。
「桃太郎」といふお話が、
ずつとずつと語り継がれて来たのには、
桃太郎といふ精神の人が、
鬼の住むこころの混沌(鬼が島)から、
お姫様(まことのこころ)を救ひ出す、
そんな死からの甦りを描いてゐるからでせう。
わたしたち日本人はずつと、
このお話を愛してきました。
どうぞ、お楽しみください。
言語造形(Sprachgestaltung)とは、
ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーから生まれた、
ことばの芸術です。
ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、
シュタイナーは、人に想い起こさせようとしたのです。
わたしたち「ことばの家 諏訪」は、
大阪の住吉にて、
その言語造形を学ぶ場を設けています。
「ことばの家 諏訪 言語造形のためのアトリエ」
https://kotobanoie.net/
【動画・ポッドキャスト・語り聴かせ教室 (キッズレーダーより)の最新記事】
- 古事記より「天の岩屋戸の話」(現代語訳)..
- 青森公演から「小さな村で見た」「やさしい..
- メルヘン この世とあの世の架け橋 「おこ..
- 捧げる何か 大阪公演から「おこぶちゃん(..
- 大阪公演から「幼い日」「おこぶちゃん」「..
- 参加者の方々の声 アントロポゾフィークラ..
- インタヴュー「言語造形とは ことばとは ..
- 青森公演から「人形 (小林秀雄作)」
- 大歳の焚き火
- 方言といふもの〜「大阪弁で人生の痛恨を救..
- 詩を朗唱する 「やさしい世界の終はり方」..
- さとりの化けもん 〜精神みづからによる自..
- 小林秀雄「人形」 〜行間に秘められてゐる..
- お聴き逃しなく!言語造形公演「やさしい世..
- 日本昔話「天福地福」
- 動画「天の岩屋戸のはなし」
- 動画 外郎売を通してA 母音の位置取り
- 言語造形・身振りの学び 外郎売を通して@..
- 意味よりもリズムを われらが萬葉集 その..
- 弔ひの声 平家物語