2020年10月04日

秋の花の名



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山上憶良の「秋の七草」として知られている歌二首。
『萬葉集」からの歌です。


 秋の野に 咲きたる花を 指折り(をよびをり)
 かき数ふれば 七種(ななくさ)の花


 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花(をみなえし)
 また藤袴 朝貌(あさがほ)の花


花の名を唱へるだけのこの歌。


しかし、その名を發音するとき、
部屋の空閧ノ、
その花、その花の奥深い内部が開かれ、
各々の植物がその精神を語りだす、
そんな感覺が生まれたのでした。


さうして、秋の野原がこころの目の前に拡がるのです。


すると、不覺にも目に涙が溢れてしまひました。


親しくて、懐かしく、そして悲しい、感情です。




posted by koji at 08:32 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 言語造形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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