2020年09月12日

お手本となる存在



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わたしのライフワークのひとつとして、
普遍人間学(ルドルフ・シュタイナー)講座があります。


わたしがこのやうな講座をするに当たつて、
懐旧の念ひと共に、
お手本にしてゐる先生がふたりゐます。


おひとりは、
我が言語造形とアントロポゾフィーの師であられる、
鈴木一博さん(「先生」とはお呼びしなかつた)ですが、
もうおひとりは、
北海道伊達市にあるひびきの村で、
十数年前にご一緒したベン・チェリー先生です。


彼はそのとき確か二週間にわたる、
オカルト生理学を担当されてゐました。


彼の授業の進め方は、
一冊の本を深く深く読み込み咀嚼した上で
(その作業はおそらく
 何年もの長い年月が掛けられてゐるだらう)、
その本の記述に捉われることなく、
パワーポイントなど一切使はず、
きはめて自由自在に毎日の授業を繰りなしてをられました。


ベン先生は、
普段はもの静かな立ち居振る舞ひをされる方。
しかし授業になると、
とても表情豊かに、身振り豊かに、
全身全霊で語り、説かれるのでした。


わたしは、授業内容の魅力と共に、
ことばにおける表現に全身全霊を懸けてをられるやうな、
彼のあり方そのものにとても、とても、惹かれたのです。


高い叡智に満ちたことばを、
精神、こころ、からだのまるごとをもつて、語る人。


さういふ存在に出会へたことは、
本当に僥倖だと念ひます。


ベン先生が、いまも、
お元気でゐらつしゃることを乞ひ希みます。


posted by koji at 19:40 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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