2020年09月03日

接触し浸透し合ふ感覚 〜半木(なからぎ)の神の杜〜



IMGP0169.JPG



半木(なからぎ)の杜に鎮まる半木神社。
(京都府立植物園内にある)


いまだ真夏のやうな暑さをくぐり抜けて、
杜の中に入つてゆくと、
静かさと涼しい風ひとひら・・・


天の岩戸開きのとき、
占ひを司られた神である、
天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀るこの社。
奈良時代からの土地柄から、
絹織物の守護神としても信仰されてゐたと言ふ。


主宰神の御性格やその御名さへ、
庶民の信仰の自然な移り行きからなり変はることにも、
日本ならではのおほらかな信仰のありやうが感じられ、
ありがたい。


わたしは、これからは、
こころと精神の織物を
新しく仲間と協力しながら織り上げていくのだと、
お宮の前で予感し、感謝の念ひを感じてゐると、
物凄い風がわたしを吹き抜けて行つた。


濃密でとても親しい接触。


土、水、風、熱、
そして光のなかに、
そのやうな接触する感覚、
浸透し合ふ感覚があつて、
それを憶えてゐるやうにしてゐる。


IMGP0173.JPG



posted by koji at 07:10 | 大阪 | Comment(0) | 神の社を訪ねて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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