2020年09月01日

こころのこよみ(第21週) 〜問ひを立てる力〜



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わたしはこれまでにない稔りの力を感じる。
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その力はしつかりとわたしにわたしみづからを与へてくれる。
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わたしは感覚する、萌しが熟し、
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そして予感が光に満ちて織りなされるのを。
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内において、己れの力として。
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Ich fühle fruchtend fremde Macht      
Sich stärkend mir mich selbst verleihn,    
Den Keim empfind ich reifend        
Und Ahnung lichtvoll weben         
Im Innern an der Selbstheit Macht.     
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「これまでにない稔りの力」とは。
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それは、夏、こころにおいて稼がれた、
新しい感じ方、考へ方、ものの捉へ方を、
その後何度も繰り返し自分自身に引き続き、
問ふて、問ふて、問ひ続けることから生まれる力のことである。
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夏は、
豊かな自然の輝きが
人に語りかけてくるときであつたし、
人と人とが出会ひ、交はる季節だつた。
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しかし、そのやうに外の世が輝いてゐるとき、
人と人とが交はる、そんなときこそ、
みづからが孤独であることに
思はず出くはしてしまふこともあるのではないだらうか。
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みづからが孤独であることに出くはして、
初めて人は孤独であることの意味を
見いださうと葛藤し始める。
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そして葛藤するといふことは、
「わたしは、いつたい、どのやうに生きていきたいのか」
といふ問ひをみづからに問ふといふことでもある。
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みづからに問ひ続ける。
そして答へを探し求める。
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その自問自答の繰り返しが、何を育てるか。
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己れみづからに問ひを立てる力を育てるのだ。
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その「問ひを立てる力」が、
「わたしみづからの力」「己れの力」としての
「稔りの力」をわたしにもたらしてくれる。
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ふさはしく問ひを立てることこそが、
手前勝手な答へを作りだして
満足することへと自分を導くのではなく、
精神といふ高い次元に耳を澄ませる力になりゆくからだ。
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その力は、己れが生まれ変はることへの予感を、
ゆつくりと、こころの内に光に満ちて織りなしていく。
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それは、
秋といふ季節ならではのこころの織りなしである。
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そのやうにして、
秋とは内なる意識が明るんでいく季節だ。
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意識が明るむ、
とは何とありがたく、幸ひなことだらう。
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わたしはこれまでにない稔りの力を感じる。 
その力はしつかりとわたしにわたしみづからを与へてくれる。
わたしは感覚する、萌しが熟し、 
そして予感が光に満ちて織りなされるのを。 
内において、己れの力として。
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posted by koji at 12:55 | 大阪 ☀ | Comment(0) | こころのこよみ(魂の暦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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