2020年07月05日

話者は和者である



suwa020.jpg

 
 
これもまた、
下手な駄洒落のやうですが、
今朝の眠りの中からいただいた想ひです。
 
 
ことばを話す人は、
人のこころに和やかさをもたらす。
 
 
ことばを話す人は、
人の和を織りなす。
 
 
理想は、
人が実現できるかできないかに関はりなく、
精神としてありありとある。
 
 
振る舞ひの理想主義、
考への理想主義と共に、
ことばの理想主義が、
人には与へられてゐる。
 
 
その理想を裏切つて、
わたしたち人は苦しみ、  
その理想を少しでもものにして、
人は力を得る。
 
 
ことばの理想主義は、
その民族をつかさどる精神の位の方から、
その力をいただいてゐる。
 
 
そして、
己が民族を愛する人は、
その民族をつかさどる精神から愛されるし、
己が国語を愛する人は、
国語をつかさどる精神から愛される。
 
 
己が住む土地を愛する人は、
その土地を護る精神から愛されるし、
己が家を愛する人は、
その家を護る精神から愛される。
 
 
己が発することばを愛する人は、
己が発することばを護る精神から愛される。
 
 
そのやうに、
理想とは、
絵に描いた餅などではなく、
人を護るもの。
人に力を与へるもの。
 
 
そのやうな想ひが、
眠りの世から降りてくるのです。
 
 
 


posted by koji at 07:48 | 大阪 ☁ | Comment(0) | アントロポゾフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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