2020年06月29日

外郎売 〜教員養成のための言語造形〜


 
『普遍人間学』。それは、ルドルフ・シュタイナーが、世界で最初のヴァルドルフ(シュタイナー)学校の開校前に行つた教師に向けての14日間連続の講義です。
 
 
その『普遍人間学』のあとの演習の時間に、言語造形のレッスンのための素材を、ほぼ毎日、受講者に授けてゐます。
 
 
それは、意味のあつてないやうな、ことばの群れですが、それらを繰り返し練習することで、言語の器官を体操させ、しなやかにすることができるのです。
 
 
教師が、ひとつひとつの音の響きに全身で入り込んで、意識的に明瞭に話すことができること、子どもへの教育におけるそのことの重要性を彼は語つてゐます。
 
 
そこで与へられてゐる素材は、もちろんドイツ語です。
 
 
たとへば、こんな感じです。
 
 
Lalle Lieder lieblich
Lipplicher Laffe
Lappiger lumpiger
Laichger Lurch

 
わたしたち日本人が、そのやうな素材を探すとするなら、歌舞伎の『外郎売(ういろううり)』といふものがありますよ。
 
 

 
 
子どもたちの前で話すことを仕事にしてゐる方は、ぜひ、暗記して、繰り返し繰り返し、練習してみることをお勧めします。
 
 
言語造形を通して、母音、子音に意を配りながら、息遣ひ豊かに、内的な身振りをもつて、練習していくことができます。
 
 
子どもたちが求めてゐる「ことば」とはどのやうなものか、感じられてくると思ひます。
 
 
 

 
 
 


posted by koji at 23:06 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 言語造形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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