2020年06月12日

アントロポゾーフの仕事 〜動画・グリム童話『星の銀貨』〜



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(↑クリックしますと、youtubeの動画です)
 

 
アントロポゾフィーといふ精神科学を学ぶほどに、
昔話、童話、メルヒェンといふものに対する、
いのちの通ふ理解が、
こころの深いところで生まれて来るやうに感じます。
 
 
それは、精神科学における考への内容といふよりも、
その考への「かたち」に、
お話のひとつひとつが触れるのを感覚する、
そんな実感です。
 
 
お話の中に、神々しい叡智が息づいてゐるのです。
 
 
昔の人は、
その叡智を感じるところからお話を語つてゐた。
 
 
唯物的世界観の中でその叡智を失つてしまつた、
現代人であるわたしたちは、
もう一度、芸術を通して、
その叡智を活き活きと汲み上げ、
意識的に、
土地から土地へ、
オンラインで(笑)、
旅しつつ、語り歩くことができます。
 
 
精神科学を広めようとしなくてもいい。
 
 
それをこころから求める人が必ずゐて、
その人には、必ず、その学問が届くはずだから。
 
 
ただ、アントロポゾーフの仕事があるとするならば、
精神科学といふ現代の人類に与へられてゐる叡智を、
各々、各自のスタイルにメタモルフォーゼさせ、
すべての人、すべての子どもたちに、
彼らが求めてゐるものとして、
何かを供していくことにあるのではないでせうか。
 
 
いま、精神科学の観点からお話を語るといふ作業は、
中世の聖なる吟遊詩人の仕事の再現です。
 
 
「メルヒェン、伝説とは、
 人がこの世に生まれて来る時に、
 人生の旅路に備へて、
 精神の故郷から授けられる、
 善き天の使ひである。
 それは、人生といふ旅路を通して、
 人にかいがいしく付き添ふ友である。
 その人にその友が付き添ふことによつて、
 人生は、まこと、内において、
 活き活きとしたメルヒェンとなる」
     (ルートヴィッヒ・ライトナー)
 
 
人生がメルヒェン・昔話・神話になるとは、
人生が精神的なものになる、
といふことです。




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