2020年04月20日

免疫力のおほもと

 

精神とは何か。
 
 
それは、わたしのわたしたるところ、
〈わたし〉です。
 
 
その〈わたし〉は、
わたしがこの世に生まれる前からありましたし、
わたしがこの世を去つた後もあります。
 
 
この〈わたし〉を確かに知ること、
そのことを古代ギリシャの賢人は、
「汝みづからを知れ」と述べたのでせう。
 
 
このたびのウィルス騒ぎで、
わたしが、もし、
恐怖におののいてゐるとしたら、
外の世からの攻撃に、
内の〈わたし〉が怯んでゐる、
といふことでせう。
 
 
外よりも内が小さくなつてゐる、
といふことでせう。
 
 
精神であるこの〈わたし〉は、
生死を越えてあるものです。
 
 
この〈わたし〉を認めること、
この〈わたし〉を強く保つことこそが、
恐怖を凌いでいく原動力であり、
からだの免疫力のおほもとです。
 
 
〈わたし〉に普段から親しみ、
それを育んでゐますと、
精神ほど自由なものはない、
と実感します。
 
 
しかし、
〈わたし〉といふものを
普段から見損なつてゐますと、
精神といふものが、
逆に自分を不自由にすると感じ、
またなぜだか他者にも不自由を強いてしまひがちです。
 
 
そして、
精神から何かを強制されてゐると感じ、
また精神を自分自身が受け入れられないために、
もっともらしいことを言ひながら、
他者にも何かを強制しまひがちです。
 
 
つまりは、
恐怖の感情に巻き込まれてしまふのです。
 
 
非常時だと思はれてゐる今、
平時の時と変はらずに、
この〈わたし〉の育みを。
 
 
まだやつて来てゐない未来のことや、
自分のテリトリー外のことを
心配することから自由になり、
「いま、ここ」に意識を立ち戻らせることから、
練習を始めることができます。




posted by koji at 22:14 | 大阪 ☀ | Comment(0) | アントロポゾフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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