2020年02月11日

音楽のやうに 『 をとめ と つるぎ 』


 
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音楽を聴くとき、
いろいろな聴き方があります。
 
 
ただ、聞いてゐるだけでは、
音といふ音が、
時間の中を流れて行くばかりです。
 
 
しかし、
熱心に音の流れに耳を澄まし、
ひとつひとつの音を追ひゆくことで、
優れた音楽は、
思ひもよらない深みと繊細さを帯びた、
情と叡智に満ちたものへと、
変貌します。
 
 
まるで、大自然の命の営みに等しく、
あるときは空の風のごとく吹き過ぎ、
あるときは海の波のごとく打ち寄せ、
またあるときは山脈のごとく聳え立ち、
音楽は生まれ、死に、そしてまた甦ります。

 
 
そのやうに「音楽を聴く」には、
聴こゑて来る音を
意味に満ちた「ことば」に、
再構築する精神の能力が要ります。
 
 
そして、そのやうな能力は、
鍛えれば鍛えるほどに、
研ぎ澄まされて来るやうに感じます。
 
 
 

 
 
わたしたち「ことばの家 諏訪」では、
言語を、そのやうに聴きたい人に向けて、
作品を創り上げていきたいと希つてゐます。
 
 
 
 

 
今日も言語造形劇「 をとめ と つるぎ 」のために、
メンバーが集まり、各々、
目一杯の精神力をこの作品に注いでくれました。
 
 
この劇を書かせてもらつたわたしが
作曲者とするならば、
メンバーみんなは演奏家で、
この拙い曲を通して、
愛といふものを一生懸命演奏しようと、
懸命に取り組んでくれてゐます。
 
 
本当に奇跡のやうなことだと
わたしは思つてゐます。
 
 
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posted by koji at 22:20 | 大阪 | Comment(0) | ことばづくり(言語造形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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