2020年02月04日

【小川榮太郎】美の行脚(第四回):小林秀雄『本居宣長』について《前編》






いやあ、これはこたへられない面白さです・・・。
 
 
文章の内側に、ひとりの人といふ、唯一無二の存在が息づいてゐるものこそが、文学であるならば、思想も歴史も、文学でなければならない。
 
  
どんどん零落していく日本の文化力を、水際で押しとどめた仕事として、小林秀雄の『本居宣長』といふ作品があると、感じてゐるわたしにとつて、この小川氏と石村氏の対談は本当に嬉しいものです。
 
 
小林の『本居宣長』一冊、全50章を、一年間かけて高校生などと読むことができたら、どんな豊かな時間が生まれるだらう。
 
 
学ぶとはどういふことか、人として生きるとはどういふことか、民族精神の伝統に則つた学問観と死生観といふ、ふたつの大いなる問ひを抱く機縁を摑むことができる。
 
 
そんな一冊だと信じてゐるのです。




posted by koji at 19:57 | 大阪 ☀ | Comment(0) | 読書ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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