秋の暮れの、和歌の浦の海
令和元年の歳の暮れを迎へました。
お世話になつたすべての皆様、
本当にありがたうございました。
この人生のなかで、
これまでにないことに、
漸く行き当たらせてもらへてゐることに、
本当に奇しきものを感じてゐます。
これを読んで下さつてゐる方々には、
何のことだか分からないものだと思ふのですが、
個人的なつぶやきを詩のやうなものとして、
歳の瀬に記し置かずにはゐられませんでした。
来年も、どうぞ、よろしくお願ひ申し上げます。
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吾(あれ)、父のことよさしのまにまに
このたびこそ
海原(うなはら)しらさむ
大海原とひとつになりて
世を幸(さき)ははせむ
いくたび泣きいさちきか
いくたび青山枯らしきか
いくたび母を求めしか
さはあれ
このたびこそ
海原しらさむ
大海原とひとつになりて
世を幸ははせむ