東京の乃木坂にある乃木神社にお参りをしました。
御祭神に、
乃木希典命、乃木静子命
とあるのを見るだけで、
胸に迫るものを覚える。
この御夫婦の精神は、
当時でさへも理解できないものが数多ゐて、
志賀直哉などは、
この乃木夫妻の殉死を
「浅はかな下女の振る舞ひ」
と決め付け、嘲笑したと云ふ。
夜になつて、
明かりが灯され、
ひとり、ふたりと、
粛然と参拝されては、
帰つて行かれる。
この社を包む夜の静かさと冷気の漲り。
わたしにとつては、
ふさはしい年の瀬のひとときでした。
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