2019年12月06日
酌み交はす 盃あれば
酌み交はす 盃あれば 酔ひのまま
こころほぐさむ 晩(をそ)き秋の夜
ものづくりをする人と人とが集まるとき、
そこには様々なドラマが生まれますね。
そこには、苦しみも喜びも織り込まれて、
ひとつの織物が創られていきます。
ものが出来上がつていくプロセスと共に、
人の感情も、その行き場を求めます。
その感情の交錯をほぐすべく、
宴の場が設えられます。
その思ひやりは、
これまでの長い時間があつたからこそ、
さりげなく人から人へと
手渡されます。
わたしは、そんな織物づくりのプロセスに、
ことばの芸術を通して、
ほんのひととき、
ひと息つく時間を皆さんにもたらすべく、
伺はせてもらつてゐます。
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